感染症の予防、回復を助けてくれるローズマリー精油(コロナ後の後遺症、嗅覚異常が治った体験談)

家庭でドイツ自然療法や手作りの暮らしを実践しながら、自然からの癒しを探求されている森 Wenzel 明華(さやか)さんによる連載コラムです。

ローズマリー精油でコロナ後遺症の味覚が戻った体験談

ードイツ 夏への扉と冬の妖怪ー

みなさま、お元気ですか?ドイツの自然の様子は萌黄色の世界から、新緑の若草色の世界に包まれてきています。とはいえ、5月なのにまだまだ寒くて、午前中は5度とか。泣

先日は20度ありましたが、相変わらず寒い毎日が続いています。

5月1日はメーデーでしたね。そして前日の4月30日には、魔女祭りがありました。

「冬を魔女にみたてて、松明や焚き火をして冬を追い払う」というお祭りや伝統行事があります。

5月1日から「夏への扉」が開くと言われているんです。しかしまぁ、寒いです。。。薄いダウンジャケットは必須です。

そんな時ドイツの人たちは「まだ冬の妖怪がいたずしてるんだよ・・・」とか笑っていますが、冬が半年以上ありますので、もう、ヤメテーって心から思います。ほんと、さっさと退散してほしいものです。

しかし自然たちは春がきて夏に向かっているのを知らせてくれています。薬草たちが花を咲かせ始め、どんどんと伸びていっています。

1日の太陽の光は強く、そしてどんどん日照時間ものびていて、8時半くらいまでは明るいです。

さてドイツはハードロックダウンが続き、感染者もすこーーし減ってきました。もともとコロナは風邪ウイルスの一種なので、暖かくなったらすこし鈍化するのでしょう。あとはワクチン接種も進んできています。

しかしまだまだコロちゃんは、世界中で健在ですよね。どんどん形をかえて・・・

人類もですが、生き残りをかけているんですから、ウイルスも必死です。

おかげさまで我が家はみんな元気ですが、先のことは誰にもわかりませんよね。ただやはり自然療法のある暮らしが免疫力には貢献してると実感しています。

日本では親戚や友人のパートナーが感染、ドイツでも知人が感染していたりしています。

ありがたいことに医療のおかげもあって回復していますし、無症状の友人もいて、隔離してそのまま回復。発症はしなかっケースもありました。どんどん身近に迫ってきている感覚はあります。みなさまもご自愛くださいませ。

自然療法レッスンでセルフケアできるようにしておく。。。ことをお勧めします。

コロナ後の後遺症 嗅覚異常が治った体験談

さて、現在、様々な自然療法でセルフケアできるようになるために、緑の薬箱レッスンを通信しています。

その際に、コロナに感染した生徒さんから興味深い体験談をいただきましたので、ご紹介いたします。

コロナに感染した後、後遺症として大きな問題のひとつとなっているのが、嗅覚異常です。わたしたち人間には5感覚があるといわれています。

シュタイナー教育では12感覚といわれているんですが。こちらも講座でご案内しております。

さて「嗅覚」というのは、実は視覚よりも大切な感覚なんです。嗅覚を事故などで失ったことで、鬱になったり命を絶ってしまうひともいるほどなのです。

それはなぜか、というと嗅覚は動物が一番に発達させていった感覚だからなのです。

昔・・・むかしは、(この食べ物は安全であるか?)(この匂いは仲間のにおいだ)など、生き延びるために嗅ぎ取っていた。生命維持に関わっていたのが嗅覚だったのです。

そしてその香りや匂いは、わたしたちの記憶とも結びついているのです。

表現でも「あのひとは胡散臭い」とか。「なにかキナ臭い」とか「香り立つような美しさ」とか香りとともに目に見えないなにか、を表現する・・・そういう部分に嗅覚は関わっていますよね。

さてコロナの後遺症のひとつは嗅覚異常です。

そういう症例は保健所でもかなり報告されており、まだまだ悩んでおられる方が多くいるそうです。(保健所が症状の確認などをしているため)

その嗅覚異常がローズマリーの精油で治ったというご報告を受けたのでシェアします。

受講生のJさんは、コロナに感染し、症状自体は薬などで回復されました。その際、嗅覚がもどらず、食べ物を食べても美味しいと思えない。上質な食べ物だけど、味がしない。そんな不思議な感覚だったそうです。

【経験談1】

(方法)

お湯を張ったカップ、もしくは洗面器にローズマリー精油を3〜4滴垂らして、その蒸気を吸入します。

タオルで頭をカバーして蒸気吸入してもいいですし、鼻にカップを近づけて深呼吸でもいいです。2,3日くらいで香りはしてきて、しっかり治ったのが1週間後だったそうです。(Jさん 40代 女性)

その後・・・

その後、Jさんの知人のお嬢さんで、コロナ感染後、嗅覚異常で困っているかたがおられたので、ローズマリー精油のお話をしたら、朝・夜、ローズマリー精油の蒸気吸入をして一週間後には嗅覚が戻ってきたそうです。(20代 女性)

遠方の息子さんもコロナに感染、嗅覚異常があったのでローズマリー精油をためしたところ
一週間ほど朝・夜の二回の蒸気吸引回復されたそうです。(10代男性)

まだ3名だけの体験談なのですが、ローズマリー精油は気軽に手に入るものですし、誰でも試せる方法です。

彼女がわたしに体験談を話してくださったのには理由があります。

嗅覚が戻らなくて、本当に悩んでいて、その方法を試したら治った!ことから苦しんでいる人、困っている方が多くいるはず。1つの方法として試したらいいのではないかというご提案です。

また地方在住で、風評被害などが日本ではかなりあることから彼女自身がSNSなどで拡散できない。。。ということでお話くださいました。

「息子に関してはやっても意味がないと言ってましたが、結局結果が出てます。私もそのくらいでした。個人差はあると思いますので必ず治るとと言う事はないかもしれませんが、困っている方が試して見る価値はあるのかな⁈とおもいます。困っている方のお役に立てると嬉しいです。」とのご報告です。

感謝します。ということで、こちらの養生ラボさんに掲載していただくことにいたしました。
ありがとうございます!

ドイツでは・・

ドイツでは病気には誰でもなることがあるから。という考えなので、身近にコロナの人がいても、それが元での風評被害にはなっていません。このコロナ、政治家でも富裕層でも、王様でも・・・どんなひとにも平等でかかっていますよね。その対応ができていないのは「人類側」に問題があります。すでにインドなどでは貧困層は満足に医療を受けられず、亡くなってしまうことが報告されています。

なので、医療体制が整っているドイツでは(いまのところ)近所の方でもコロナに娘がかかって、とか普通に話します。

そう考えると、ほんとうに医療がちゃんと保険で受けられるということの素晴らしさも感じますよね。そして衛生学の発達によって様々な病気も予防できるようになりました。

ドイツはですから、厳しいハードロックダウン・・・(各地で反対のデモもおこっています)

しかし隔離、検査は徹底して行われていますので、安心感はあります。

こどもたちの学校も毎回、検査。そして夫の会社でも定期的に検査がおこなわれています。
また希望者は無料でいつでも検査をうけられる体制が整っているので、風評にはつながらないのだと感じます。

ローズマリー精油について

ローズマリー精油はアルツハイマー予防にも良いとされています。

コロナ後の嗅覚異常は脳を刺激して、嗅覚を戻す・・・・正しく働きかけてくれるのかもしれません。

薬草としてローズマリーはドイツ、ヨーロッパでも広く使われています。我が家のお庭にも咲いていますよ。薬草の方はティやお料理、飾りにも使っています。

抗菌作用があって、すっきりした香りは眠い時にしゃきっと目覚めさせてくれます。お料理にもよく合います。幅広い働きのある薬草。そして精油なのです。

ラテン語で「海のしずく」という意味の青色の花を咲かせます。14世紀のハンガリーのエリザベート1世はローズマリーの化粧水をつかっておりその美貌と若さから「若返りの水」「ハンガリアンウォーター」と言われたエピソードが残っています。

わたしも超・眠い!!やる気が・・・というときに、ローズマリー精油をくんくん。。。と嗅いで仕事するのに使っています。

お昼ご飯の後、たとえば生徒さんたちもわたしもだるい〜〜〜なんて気持ちの時も、ルームスプレーにするとしゃきっとした気分になれます。薬草としても、ハーブとしてもとても使い道がたくさんあるので、オススメです。

フケや頭皮が木になる方は、無香料のシャンプーに3、4滴いれて香りづけをすれば、ローズマリーシャンプーになります。

【ローズマリー精油】

・シソ科

<有効成分> CTシネオール、CTカンファー、CTベルベノン

<効能>
・抗菌作用・抗カタル作用・抗真菌作用・抗感染作用・抗リウマチ作用
・鎮經作用・血流促進作用
・健脳作用・催胆作用・肝臓強壮作用
・血圧上昇作用・結石溶解作用
・神経強壮作用・鎮痛作用(頭痛等)
・神経への刺激作用・消化促進作用

<体への働き>
風邪やインフルエンザなどの感染症の予防、その後の回復を助けてくれます。筋肉痛や肩こり、頭いたにも。免疫活性作用があります。

<心への働き>
シャープで力強い爽やかな香りは、眠気さましや、やる気の出ない時に活力を与えてくれます。

<肌への働き>
ハンガリーのエリザベート女王のエピソードにもあるように、収斂作用がありますので、美肌にも。

精油は人工香料の偽物も出回っています。自然由来のもの、きちんとしたメーカーのものを手に入れて、お試しください。

ローズマリー精油で嗅覚異常が治る・・・という体験談でした。ほんと、ダメ元で試してみてくださいね!


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6月からはじまる夏の自然療法でのお手当てのレッスンを開催します。

ご自身でセルフケアができるようになる講座です。

セラピストさんや、もちろん初心者のかたでもおすすめです。ぜひ、みっちりと3ヶ月間かけて学べます。そして実習材料もついています。

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ドイツに息づく家庭でできる自然療法

森 Wenzel 明華(もり ウェンツェル さやか)

ドイツ在住 自然療法家 ホメオパス、ライター、

自然療法の学びの場:Hildegard Familie主催、

ホメオパシー・フラワーエッセンス・薬草などが専門。

こどもの病気がきっかけで、本当の健康について考えるようになり、自然療法のホメオパシーと出会いセラピストに。

2012年より神戸から自然豊かなドイツに移住。ドイツ人の夫と元気な男子2人の国際結婚家庭で自然とともに生きる毎日の暮らしを送っている。

イギリス・ドイツなどヨーロッパをはじめ世界40カ国以上を旅し、出会った様々な自然療法や心地よい生き方の知恵を家庭で実践している。

国内外で「家庭でできる自然療法」をテーマにセミナーなどを開催。

学生時代にイギリス家庭でホームステイした経験から、著書の家庭に滞在しながら、自然療法を学べるホームステイの受け入れも行っている。

著書に、「ドイツ薬草療法の知恵 聖ヒルデガルトのヒーリングレシピ 」(veggy Books)(Kiragenne)「ハーブ療法の母ヒルデガルトの家庭でできるドイツ自然療法」(BABジャパン)「ホメオパシーってなぁに?」(ホメオパシー出版 )(共著)などがある。

あまね庵https://hildegardfamilie.wixsite.com/villa-amane

メールマガジン「ドイツの森から。自然の癒しと生きる暮らし」BIOtie通信:https://resast.jp/subscribe/66675

サイトhttps://www.hildegardfamilie.com/

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