「ヒルデガルトの食からの健康」ヨーロッパ修道院医学のアプローチ【食養生】

家庭でドイツ自然療法や手作りの暮らしを実践しながら、自然からの癒しを探求されている森 Wenzel 明華(さやか)さんによる連載コラムです。

食から自分自身を識り、癒すには?ヨーロッパ修道院医学のアプローチ

みなさま、おひさしぶりです。ドイツはすっかり春爛漫。4月は芽吹きの季節になりました。


もうすぐ日本はゴールエンウィークですね。

さくらんぼやリンゴの花が咲き、木々は一斉に若葉を出していて、うっとりする光景が窓の外にも広がっています。

日本は新しいスタートの季節ですね。

春の新学年や、新社会人・・・入学式。ドイツに暮らしていると懐かしいなぁと感じます。

憂鬱になっているひとや、気が重くなる季節であったり、ウキウキしたり期待に胸をふくらませていたりする季節でもあるのかもしれませんね。

こちらは4月22日はイースターマンデー。キリスト教の復活祭の日でした。

4月のはじめての満月のあとが、復活祭の日と定められています。

カーニバル(肉よ、さらばの古典ラテン語)が終わると、復活祭のこの日をもって断食期間が終わります。

こういった宗教的な風習も、紐解くと理にかなっていると思いませんか?

断食ときくと、難しいようなものに感じますが、体と心の調子を春にむけて整える季節なのです。

そのためには、体も精神も、冬の間にすっきり解毒、排出させておこうという先人の知恵なのでしょう。

春は「芽吹き」のエネルギーの動き出す季節です。

大地も、そして人間の体もです。

それは冬の間の養生に鍵があるといえるでしょう。

時々、朝にジョギングをしているのですが、小さな町の中の、集落と集落をつなぐ農道の畑の中の一本道があります。

ほんの数キロなんですが、冬もときどき・・・走っていましたが、冬はほんとうに大地の中に、内なる世界に入っている、眠っている感覚がありました。

それが、この季節には、走っていると、大地からは草木が元気に芽吹き、わぁっと、天に伸びていくような、そんなエネルギーを体感できます。

走るというのは歩くのとまた違って、肌で感じることができるんだなと感じました。

そうとらえると、様々な症状が体、心にでてくるのも春だから、と考えると自然なことだと思います。

そんなときは、今までご紹介しているホメオパシーや生命組織塩、薬草など、ぜひ「家庭でできるドイツ自然療法」でお手当てしてみてくださいね。

日本の春と桜

今年、5年ぶりに、日本の春に一時帰国しました。(春が5年ぶりってことです)

桜が見たいなぁとずっと郷愁の念にかられていたのですが、ようやく念願の東京をはじめとして、神戸、尾道、大阪でも、ゆったり お花見できたこともすごく嬉しいひと時でした。

日本の桜は本当に美しく、日本人って本当に自然を心から愛している民族なんだなぁと・・桜の下で幸せいっぱいに微笑んでいるひとびとをみて、感じました。

ひとと自然が心から繋がっている瞬間だなと感じました。

さて、わたくしごとですが4月12日に「聖ヒルデガルトのヒーリングレシピ」という本を出版させていただきました。


ドイツ薬草療法の知恵 聖ヒルデガルトのヒーリングレシピ (veggy Books)

日本での一時帰国では、東京、神戸、尾道でささやかな出版イベントをさせていただきました。ありがとうございました。

今回出版させていただいたのは、ヒルデガルトの食養生についての本です。

聖ヒルデガルトは約1000年前の修道女のこと。

女性の人権が認められていない時代にヨーローッパ最大の賢女と言われ、2013年にカトリック史上初めて女性で聖人と認められ、ヨーロッパの自然療法の礎を築いた人です。

そんなヒルデガルトのこと、ドイツの風景、日常のシーンから、ヒルデガルトの故郷まで、たくさんの美しい写真でページをめくっているだけでドイツを旅しているような。

6月のドイツの光が溢れるお庭でお料理をいただいているような。

そんな幸せな気持ちになれる。本だといいなという願いをこめてつくりました。

ヒルデガルトが述べているのは、「わたしは地球である」ということです。

「小さな宇宙、大きな宇宙」というヒルデガルト療法の概念があるのですが、それは私自身がこの地球そのものであるということ。

その感覚を中世にもって地球と共に、呼応しながら生きたのがヒルデガルトなのです。

彼女は42歳の時に、神からの啓示を受けて、スキヴィアス「道を知れ」や薬草や万物に宿る癒しの力を「自然学」という本に書き記しました。

そして、カソリック史上、女性ではじめて正式に執筆が認められたのです。

ヒルデガルトの時代や、現代でもドイツに暮らしていると、自然と共に生きるということが、ほんとうに自然なことなんだなと感じずにはいられません。

日本に帰ると、なんでも楽なのですが、「不自然さ」を感じずにはいられません。

特に都会ではそうですし、都会に暮らしていると自然な感覚を持っていると、反対に苦しくなるのを感じます。

だから感覚を閉じて生きているのでしょう。

自然と共にある感覚を取り戻す

かつて・・・・わたしたち人間は、星の動きや植物の成長や香り、自然、地球、宇宙と調和しながら、昔から暮らしを営んできました。

でも現代社会では、あまりにも「不自然」な環境がしぜんになってしまっています。

では、どうすれば「自然の感覚」をとりもどせるのか?

わたしたちの自然と共にある感覚を取り戻すには、様々な方法があります。

一番のベストは自然の中で暮らしたり、生きた大地に近い暮らしをすることではないかと思います。

でも都会では?そんなときは自然療法という方法があります。

ホメオパシーやフラワーエッセンス・・・薬草療法などなど。

その中でも、一番簡単なのが「食事」ではないでしょうか?

わたしたちは一生のうちで何万回という食事をとります。

食べることで、わたしたちの細胞のひとつひとつができていきます。

今回の本は、ヒルデガルトも述べていた食からの健康というアプローチで様々なレシピをご紹介しています。

4元素別の調理法や注意点、スパイスやハーブの種類を載せています。

ヒルデガルトの「4体液質」とは、この世界は、土、水、火、空気でなりたっており、その地球の一部である人間の体の中には、それに対応する体液の種類があると考えます。

そのバランスがとれていることこそ「健康」だというとらえかたです。

という古代ギリシャ医学からの考えをベースに修道院医学に発展していったものなのです。

自分のタイプを知る。

そして他者をも理解する。

そのうえで、簡単で、シンプル、だけど滋味あふれる色とりどりのお料理たちを美しい写真と共に、ご紹介しています。

深いけれど、美しい写真と共に、楽しめる内容になっています。

ほかにもヒルデガルトの薬草辞典、ドイツでの暮らしなど、薬草療法、ハーブ、お料理、健康に興味のあるかたに手に取っていただける本だと思います。

春・・・芽吹きの季節、ぜひ、ヒーリングレシピを作って心身ともに健康になってみませんか?

それではいつもドイツから読者のみなさまの幸せと健康を心から祈っています。


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ドイツに息づく家庭でできる自然療法

森 Wenzel 明華(もり ウェンツェル さやか)

著書「ハーブ療法の母ヒルデガルトの家庭でできるドイツ自然療法」(BABジャパン)「ホメオパシーってなぁに?」(ホメオパシー出版 )

「誰でも家庭でできる自然療法」がテーマです。持ち前の好奇心と行動力でドイツでは、自然と共に生きています。家庭で自然療法や手作りの暮らしを実践しながら、自然からの癒しを探求しています。

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