株式会社K&P代表 空気パンツ考案者の長屋万由充さんにお話を伺ってきました。
前回の記事はこちらから→本当の自分の身体と心の力を取り戻す【空気パンツ&空気ブラ】
ーーー長屋さん自身はじめ褌(ふんどし)を使ってから体に変化を感じられたとの事ですが、褌だけではなく他に食の影響などもあったりしたのですか?
元々健康産業の仕事をしていたので、食はある程度は気をつけていました。
経皮毒のことなどを伝える仕事を10年前くらいからしていたんです。
その影響で日用品も安全なものに変えた事により、娘がアトピーだったのも良くなりました。
食は勿論大事なもので、大切にしないといけないと思っていますが、これは何にでも通じる事で「縛りすぎる」と良くない方に行ってしまう事があります。
私の娘が4歳くらいのときにアトピーになって食事療法で治そうと思い、やり始めたところ成長が止まってしまって大きくならなくなってしまったのです。
私が通っていたのは玄米菜食だったのですが、教えている先生が自分は忙しいから幕の内弁当を食べていたくらいで、その人自身が食を気をつけていなかった人だったんです。
例えば、季節のもので秋刀魚焼いて食べさせたというと、「こんな脂ののったもの食べさせちゃいけません。」って言われるから食べるものがどんどん無くなってしまって、それでどんどん成長が止まってしまいました。
いつも子どもが食べ物を食べる夢を見ていたり、幼稚園に行けば食べるものの絵がはみ出るくらい大きく書いてあったり、親としては本当にそれが辛かったです。
そのころがちょうど12月のクリスマスの時、一口でいいからこの子にケーキを食べさせたいと言ったら・・
「その一口が問題なんですよ」と言われてしまい、そのときそれでもう無理だ!と思いました。
ふと周りを見ればそこに来る人達は、みんな暗くて顔が下向いてて誰も治ってなかったんです。
それで我に返り、「もういいです、もう辞めます」と言って帰ってから、何でもいいから好きなもの食べていいよといって食べさせました。
それでその後、症状が緩和していきました。結局、縛り過ぎのストレスが悪化させていたのです。
そのときに、こだわり過ぎてもだめなんだと思って、ほどほどが一番いいんだと。いい加減っていうのは「いいかげん」なんだなと思いました。
食に関してはこだわりすぎず、縛りすぎず、でも気をつけることも必要になってきますが、こと下着の締めつけに関しては、知らず知らずの間に締め付けているのでまずは解放してあげて欲しいです。
下着の締め付けから解放されると体が勝手に変わる
ーーー空気パンツに変わるとどう体が変わりますか?
「生理痛が無くなって楽になった」「生理期間が毎月定期的にくるようになった、経血の出が短期間に終わるようになった」などという体験談はよくいただきますし、おりものや経血などトイレで排出することが出来るようになる体験をする方が多いですね。
そのほか、ヒップアップしたり、体が自然に引き締まったり、足のむくみが取れるなどボディラインにも変化があったという体験も多数あります。
不妊で悩んでいた方々は、体温が上がって体が温かくなって、気持ちが明るくなって毎日が楽しめるようになり、気が付いたら妊娠していました!という体験も沢山お聞きしました。
↑前回の記事でも触れていますが大事なのは「ウエストをゴムで締め付けない」になります。
冬場などたくさん服を着込んでそのときに衣類のウエスト部分にゴムなど入ってるとやはり変わりにくい事が分かっています。
はじめは分からなかったのですが、お客さんに聞いたりしてみると、「すごく体が変わった」という人と「あんまり変わらない」という人がいたんです。
何が違うんだろう?と思い、さらに聞き取り調査を実行しました。
そうしたら普通のパンツと併用していたりだとか、衣類にゴムがはいってたりだとか、腹巻きをしているなど、やはりゴムが入っているものを使っている人の場合あまり体が変わっていないというのが分かってきました。
それ以降、「体を変えたかったら空気パンツかノーパンで過ごしてください」、「衣類のゴムを紐に変えてあげてください」と伝えています。
私自身、昔あれだけ変わりたいと思っていて、頭で考えて努力しても変われなかったのに下着の締め付けから解放されると、体が勝手に変わり同時に心も勝手に変わるんだと身をもってわかったのですが、正直言うと下着を変えて何で体や心が変わるのかわからなかったんです。
それでいろんな本を読み漁り、そのときに出会った考えが、ゴムが自律神経を圧迫しているのが原因でうつ傾向になったり、悩みがちになってしまうということがわかりました。
腹部や腰部を締め付けるパンツのゴムにより、皮膚圧反射(皮膚に分散している神経の端末の刺激により自律神経の中の交感神経が興奮すること)、皮膚内臓反射(皮膚に存在している神経は脊髄内に入り各内臓の機能をコントロールしているが、そのコントロールが乱れること)が生じ、
その結果、異常な消化管運動をおこし、腹痛、嘔吐、下痢、便秘などの症状をもたらし、はたまた胃潰瘍や潰瘍性大腸炎を引き起こすことがわかってきました。
また、消化器官のみならず、背腰部痛、脊柱変形、抹消循環障害(毛細血管の血流の流れを阻害する)、狭心症などの心臓疾患、更には膀胱炎、痔、男性にみられる前立腺疾患などの原因になることも考えられています。
そのほか、精神的な影響としてうつ状態に陥らせ、自閉症、手足のしびれ、めまい、耳鳴りなどを引き起こしていることもわかってきました。
このような症状は、それまでは原因不明とされることが多く、いくら治療を施してもよくならないものでした。
ところが、パンツのゴムを伸縮性のない紐に変えただけで、たちどころに完治したという例を多くの内科医が報告しています。
「きつい」ゴムのストレスは、体性神経に影響し、血行障害、血液内の酸素不足を引き起こして筋肉の収縮を悪くします。
とくに骨格筋に悪影響を与えるので、腰痛を招きます。
また、伸縮性の強いブラジャーをつけることで背痛を引き起こすことになります。
パンツのゴムにより自律神経がストレスを受けて変調すると内臓に影響が出ます、自律神経の変調が自律神経の中枢部がある間脳に影響を与えるためです。
間脳には、心臓、胃腸、血管、膀胱、子宮、内分泌腺などの内臓をコントロールし、その働きを調節する自律神経の中枢部があるからです。
引用: 「脱パンツ睡眠」がなぜ健康にいいのか? 医学博士 丸山淳士(著)
自律神経を圧迫してしまってるというのが原因ということが分かったんです。だから私自身も変われたんだと納得しました。
だから男の人が褌を履くと楽しくなった、とか気持ちが明るくなった、という感想の人も多くいます。
女性は女性系の悩みがたくさんあり、オリモノが多い、尿漏れ、生理痛、生理不順、などそっちの方に視点がいくんですが、男の人は基本的にそういうのはないので「なんか楽しくなったんですよ」といわれる方、あと前立腺の状況も変わります。
夜トイレに行く回数が減ったなど夜尿症が治った、朝の男性自身の状況が依然とは違う、などもあります。
戦前からお医者さんをしていた人の本などを読むと、自分自身が体験した話の中で戦前は紐の生活で、戦後になってゴムが入ってきて、
パッチだったり、ももひきだったり、靴下などいろんなものにゴムが入るようになって、そうしたら自分の力が入らなくなったそうで、これはおかしいと思ってそのゴムをやめたらまた力が入るようになった。
その先生はそれでゴムがおかしいと気がついたようで、自分でいろいろ調べ始めたときに、ゴムがいかに体に影響があるかということがわかって、それで来る患者さんたちに不定愁訴(ちょっと頭痛がするとか肩こりがある)などの病気のちょっと手前の症状の人みんなに衣類のゴムを切るように指導しました。
そうしたらほとんどの人たちが、症状が改善したと書いてあるんです。
私はそのころ、軍隊生活以降も愛用していたふんどしを、ゴム紐のついたパンツに変えたことがあったのです。
ところが、便通異常、不眠、不安、イライラ、疲労感、心悸亢進(しんきこうしん・・心臓が強く激しく打つ症状)などが起こり、びっくりしてしまいました。
あわてて元のふんどしに戻し、靴下も上部のゴムの部分を切って使用したところ、それらの諸症状は二週間くらいで消えてしまいました。
そうした経験から、ゴム紐を使った衣類が人間の体に悪影響を及ぼすという結論に達したのです。
患者さんに、ゴム紐の衣類を着用しないよう指導し、数年間実行してもらった結果、その効果を確信するに至りました。
引用: パンツを脱いで寝る即効療法―腰痛・高血圧から不眠・冷え・イビキまで治った (ビタミン文庫) 見元良平さん(高知見元病院院長)
腹巻のような伸縮のある生地、ストッキングやタイツ、スパッツのようなウエストにゴムがあるものは私自身も自分で試したり、お客さんの声を聞くとやはり使わない方がいいと実感しています。
腹巻のような伸縮のある生地も体にストレスを与える
ーーー腹巻はいいと言われることが多いですが。
それが違うんですね、腹巻をやるってことは寒いからやりますよね?
本当に体の芯から暖かくなったら腹巻は使わなくなるはずです。
腹巻を使っているのになぜ体自体は冷えが解消されないのかというとやはりゴムと一緒で血流が悪くなって、内臓の動きが悪くなると産熱といって体の中から熱がつくられなくなってしまいます。
それなので、どーしても芯から冷えてしまいます。
だから着ても着ても冷える。
私がよく言ってるのは、さらしで保温してあげてその上から空気パンツを履けばトイレに行くときはパンツを脱ぐだけでいいので、そうやって使うといいですよと伝えています。
空気パンツに変えて自力が戻ってくると実際要らなくなるものがいっぱい出てきます。
機能が戻ってくれば、ほとんど自力で出来るようになるからやっぱり買うものも減ってくるし、思考回路も変わってくるので、すごく生活がシンプルになります。
変な頑張りもしなくなるから、ストレスで買い物もしなくなるし、自分がやりたいことをちゃんとやっていくし、やりたくないことはやらないなど判断もできるようになれば、余分な時間もお金もかからない。
いいまわり方をしてくれるようになると思います。
ーーー基本的に何も履かない方が一番いいってことですか?
そうです、24時間ノーパンができればノーパンで大丈夫です。
「すごくいいと思うんですけど、お金ないから買えないです」と言われる場合は、24時間ノーパンでいいんだよと言ってます。
そうすると勝手に体が変わってくれるから、あとはウエストのゴムも紐に変えてあげてねと。
ーーー靴下なんかもやめたほうがいいんですよね?
そうですね、やめたほうがいいです。
でも体の代謝が良くなってくると、子どもって靴下すぐ脱ぎたがるじゃないですか、あんな感じで自然と履いてる時間も少なくなってくると思います。
圧迫してるというのをリアルに感じるとあまり履きたいという思いもなくなってきます。
日本の衣料はすごい良く出来てるなと思うのが「足袋」です。圧迫がないけど、足を包んでくれますからね。
視点が変わるから、自分が選ぶものも必然的に変わってくると思います。
自分の体と心の力を取り戻すことで、自分の中にちゃんと答えがあることもわかるようになる。そして自分を信じることができるようになります。
そして、自分のことが好きになって、生きる喜びが生まれてくる。それが私が一番したいことなんです。
それを見て周りがまた変わっていく。そのためのアイテムが空気パンツだと思ってます。
何も履かないのもいいんですが、空気パンツだと紐の指圧の効果もあるのでよりいいと思っています。まだの方は是非試してみてくださいね。
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株式会社K&P代表 空気パンツ考案者 長屋万由充
下着を変えることで誰でも本当の自分の体と心の力を取り戻してゆくことができます。
「自分の素晴らしさに気が付き、自分にしか生きられない輝く人生を送って頂きたい。」と願って空気パンツ&空気ブラの製造、販売及び身体と心が変わるコツや、人生を取り戻して幸せに生きる方法などを ホームページ、ブログ、facebook等にて発信中。
自分自身の身体と心の力の可能性に気付いてもらい、自分の中に新しい風が吹きますように!という思いで「ゲリラピクニック」と称したイベントを全国から依頼を受けて出張しています。
“身体を締め付けから解放することで心も緩み(解放され)、自分の素晴らしさがわかり、自然に自分を大切に出来るようになると、人生も変化します。共に楽しい人生を歩みましょう。”と語る。
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養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。