株式会社K&P代表 空気パンツ考案者の長屋万由充さんにお話を伺ってきました。
ーーー空気パンツとはどういったものですか?
「本来の自分の力を取り戻してあげるための一つのアイテム」
本当の自分の身体と心の力を取り戻すことを目的にしているのが「空気パンツ&空気ブラ」です。
下半身の締めつけを取り除くことで身体の機能が十分に働くようになります。
①一番危険なのは、ウエスト部分のゴム
②ゴムはゆるくてもダメ。体にストレスを与えます。ヒモは指圧の効果で〇。
③腹巻のような伸縮のある生地も体にストレスを与えるので、ダメです!
この空気パンツを履いた人は「履いてないみたいだね」と言ってくれたので、「空気パンツ」と名付けました。
下着の締めつけは、卵巣のバランスが崩れてしまい、女性系の病の元を作り、内臓の動きも悪くなり20倍も免疫力を下げてしまうといわれています。
ウエストや腹部やそけい部の締めつけを解放してあげる事が大事なのです。
空気パンツにすると、オリモノ過多・生理痛・生理不順・冷え症・尿漏れ・かゆみ・湿疹・便秘・不妊・気持ちの落ち込み・膀胱炎・膣(ちつ)炎・水虫・疲れ・低血圧・腰痛・肩こり・頭痛・花粉症・不眠・むくみなどに変化が現れたという体験談も沢山頂いています。
ーーー空気パンツのきっかけはお嬢さんのためだったそうですね?
そうなんです。元々は私が体調を崩してしまい、ストレスで動けなくなってしまったんです。
母子家庭で娘を育てるために一生懸命働いていた私は、当時ストレスがものすごくあり我慢していました。
いつも疲れていてキレる人だったんです。
疲れているから一触即発ぐらいの感じで何かあったらすぐキーっとなってしまうくらいでした。外で当たれないから家で娘にあたってしまう。
やめたくても瞬間的に自分がキレるから、全然やめれなくて。かなり我慢していました。
我慢してるときは我慢してるという意識はないのですが、ある日朝起きたら「あっ、もう起きれない」と突然そうなってしまい、精神的にも肉体的にも一気にダブルでがくんときてしまい身も心も限界です、と糸が切れた感じでした。
「もうこれ以上頑張れない。」その後布団からも出れず、子供が学校に行った後泣けて泣けてしかたがなくどうして泣けるのか理由もわからないぐらい自分が壊れていました。
そんな日が何日も続き、とにかく心身ともにドン底で自分がどうしていいかわからずじまいでした。
何かして生きていかなければいけない、自分ひとりだったらいいけど、娘を養っていかなければいけない、でも自分を殺してまで働きたくはないと思っていても今まで我慢してきていたので、自分が本当になにがしたいのかさっぱりわかりませんでした。
とりあえずそのときの自分は窮地に落ちていたので、ここから脱出できるのであれば何でもする!という感じでした。
知人に誘われて話を聞きに行った中の一つに「ゴムの入ったパンツを履いていると20倍免疫力が下がる」という話がありました。
自分が心身ともにボロボロだったので、藁にもすがる気持ちでそこに売っていた褌(ふんどし)を握りしめ、履いてみたんです。というより履くしかなかったというのが正しいかも知れません。
2週間くらいたった時にふと肩に手をやったら、肩が柔らかくなっていて、それがすごい衝撃でした。
気がつくとずっと取れなかった肩コリや疲れがなくなっていました。
これは褌のせい??と気になり、普通のパンツを履くのを一切やめてみたんです。
すると生理も楽になったり、冷え性も改善しました。さらに怒らない様になっていたのです。
体が緩んだ時にふと気がついたら怒ってない自分がいて、それが劇的にびっくりしました。
自分自身で「私キレてない、よかった」といった具合です。
ーーー空気パンツを作り始めたのは2009年ころなんですか?
そうですね、褌で効果があったので娘にも褌を履かせようとしたら「ダサいからいや」と言われてしまい・・
ーーー褌って本当にふつうによくある褌のことなんですよね?
そうなんです、なので生理の時は使えないんです。緩んでくるので、落ちてきてしまったり。不便だなと思っていたんです。
それで娘にいやと言われたときに、「しまった、私また我慢してた」我慢癖はもうやめようと思っていたのに、不便でもしょうがないと思って、我慢して履いてたんですね。
やっぱり我慢はよくないと思い、じゃあ自分で作ろう!と思いたちました。
若い子ほど女性系の悩みだとかを抱えてる子が多くて、「生理がまともに来ない」「生理痛が当たり前」など、不妊治療してる方も本当にたくさんいます。
でも健康パンツというとダサいものしか売っていないというのが現状でした。
そのときは、娘に履いて欲しいという思い一心で作っていました。
「見た目にも可愛く、さらには空気パンツを履いているだけで勝手に体が変わってくれたらおもしろい」というのは後づけにはなりますが、今の私の思いです。
もともと娘のために作っていたということもあり、1年が経ちやっと娘が「これなら履いてもいいよ」と、ついに言ってくれ「やったー!」と喜んでいたところに、噂を聞いた知り合いなども空気パンツを是非履きたいと言っていただき、
わけていたら「気持ちがいい」とか「身体が変わる」と喜んでもらい、欲しい人が徐々に増えてきて不思議なことにいろんな人から「待っている人がいっぱいいるから絶対に売った方がいいよ!」と何度も言われるようになり、
倒れてから仕事が決まっていなかったので「そんなに言ってもらえるなら、実験してみよう!」ということになり販売することなったのがいきさつです。
空気パンツの大事な要素
ーーー空気パンツの特徴を教えてもらえますか?
空気パンツのメインは「ウエストをゴムで締め付けない」ということです。
最近では色々マネして作られた商品などがたくさんありますが、分かってない人は、ウエストの部分にゴムを入れてしまいます。
何が一番の要素として大事なのか分からないで作ってしまうと、便利さを優先してしまいゴムを入れてしまう事が多いです。
研究してないんだなって思います。
ウエストの部分は赤ちゃんのときから絞めているから麻痺しているんです。使い捨ておむつからゴムは入っていますからね。
でも手首なんかに輪ゴムをするとすぐ赤くなったり、かゆくなったりしますよね?
確かに手首は普段してない部位だから敏感に分かりますが、ウエストは赤ちゃんの時から常に締めているので、麻痺してる感覚があり、見逃しがちなんです。
でも木で例えれば幹ですので、幹が常に絞められている状態です。なのでそこの幹を解放させる事が大事になってきます。
分からない人は、そけい部の方が敏感だから「ここを絞めないのが大事なんです」と言ってウエストにはゴムが入っていたりすることが多々ありますが、そうすると女性の問題、卵巣のバランスが崩れてしまうので女性系の悩みは解消しなくなってしまいます。
ーーーそけい部にゴムを入れないという事も大事なんですか?
ウエストを絞めることから考えるとそんなに大したことはないです。
なぜかというと、そけい部から下は足しかないですから。
でもウエスト部分には内臓もあるし、本当に大事な部分なんです。
でも、それがなかなか分からないんです。先程も言った様に感覚が麻痺していますからね。
だからちゃんと分かって取り除いてあげないと体は変わらない、ゴムをゆるくすればいいってことではないとフランスの医学者、レイリー博士も昔から言っています。
キツイ、ゆるいに関係なくゴムによる持続的な刺激が様々な病気を招く。
このことをフランスの医学者レイリーが「レイリー現象」と名づけて提唱しました。
中枢であれ、抹消であれ、自律神経のどこかに、強い弱いにかかわらず、持続的な刺激を与え続けると、病的な自律神経反射を起こし、血管や内臓の働きなどに変化が生じて様々な病気を招きます。
ーーーゆるくてもだめなんですか?
そうなんです、ゴムはゆるくてもだめなんです。ゆるくても常に内側に内側にストレスがかかります。
体はすごく敏感なので、微量のストレスにもすごく反応します。
それだけ繊細なんです。
よく質問受けるのが「ゆるい大きいパンツはいてるからいいですよね?」って聞かれるんですけど・・
「じゃあおりものが変わりましたか?」
「尿もれ変わった?」
「生理変わりましたか?」
「お尻上がった?」と聞くと「全然変化は無いです」と言われます。
ということは、体に対してストレスがかかっていて根本的に解決できていないということなんです。
ゴムの場合はいつも勝手に一方向にずっと圧がかかるから体にとってはそれがストレスになってしまうのです。
パンツなどの下着でウエストを締め付けると骨盤内臓器の血液循環が悪くなってしまいます。
足を含めた下半身全体の血流もうまく循環しなくなってしまいます。
下半身にうっ血が起こってくると、その影響が卵巣に及び卵巣の働きが鈍くなってくるので、生理痛、生理不順という自覚症状が現れてきます。
精神状態もはっきりせず、体は健康時のように十分な元気を持てないし、足がだるくて歩くのもおっくうになる。
これが連鎖反応を起こすと、精神的な落ち込みが激しくなって、ホルモンの分泌が悪くなってきます。
そうするとますます生理機能が衰えるという、まさに悪循環となってしまうのだ。
引用:パンツを脱ぐとなぜ体の不調が治るのか (サラブレッド・ブックス) 医学博士 川村一男(著)
素材にこだわるオーガニックという名のトリック
ーーー生地にもこだわっているのですか?
勿論こだわっています。しかしあまり知られてはいないと思いますが、生地はすごくたくさんの加工が入るんです。
だから素材にこだわると最初に言うと、「なに使ったって一緒だよ」って工場の人が半笑いになるくらいで、「これだけ化学物質を使った複数回の加工の過程があるんだから・・」と。
工場の人たちは自分達が加工してるから身にしみるほどわかっているんです。
「もう元のものがいくらよくてもこれだけ加工してたらもう素材は関係ないよ」と言っています。
最終的に風合いも加工で出すから、素材が持ってる風合いとかではなくて、化学的に加工して風合いを出すんです。
有名な今治タオルとかでも、風合いの加工はしています。
なので素材というのは、名前だけな感じがして関係ないように思います。
手紬ぎでだとか、機械も通さず、人力の機織り機みたいなものだったらすごくいいと思いますけどね。
例えばうちがオーガニックにこだわっていない理由は、始めはオーガニックにしようと思って生地から作るために工場とかに相談に行くと、今の生地を織る機械のシャトルは横糸のものが、目に見えないような速度で「シュンシュンシュンシュン」って動くんですね。
糸が本当にオーガニックであるとスピードについていけないから切れてしまうんです。
だから糊を糸に入れている。
だからいまどきの機械で織っているオーガニックというのは、食品などと同じように言っているだけで、本当に100%じゃないよっていうのを工場の人から教えてもらいました。
作ってる人達が言ってるんですから、そういうことですよね。
ーーーよくオーガニックの服ってありますよね?
ありますよね、日本は規約がゆるいそうで、海外に持っていったらオーガニックと通用しないようなものでも、日本ではオーガニックといって売られているというのもあります。
海外でオーガニックと認証受ける機関で通そうとすれば、すごく厳しいそうです。
日本でオリジナルで本当に体にいい布っていう風にやっているところは、工程が一つ一つ全部違うので、すごくお金はかかります。
もちろん出来上がったものの値段は高いです。
私たちは体が変わるために一番重要なのは形状だと思っていますので、素材は汗を吸って乾かしてくれるものを使用することにしました。
皆さん素材は、何かとこだわりますが、そもそも私達が今着ている衣類も既に加工がたくさんされていることに気が付いて欲しいです。
ーーー食品業界でも聞きますが、こういった服などの素材でもオーガニックといえども違うんですね。
そうなんですね、言葉でみんな騙されている、洗脳されている部分があります。
だからポイントがズレてしまうと、いくらやっても自分の力は戻ってこないと思います。
逆にポイントがわかっていれば何をやっても変わってくるはずなんです。
一番の目的は体を変えてもらうことが大事なので、生地にこだわり手織りにしてなど生地を高くしてしまえば、買える人は限られてしまいます。
先ほども話していた様に、体が変わるために一番重要なのは形状なので空気パンツは形状にこだわり、生地は「肌触りがよく使い心地がよく、汗も吸い取ってくれる、下着に適した天然繊維」というところに着目して選んでいます。
「空気パンツ」を履くことで身体も心も緩み、人生が楽しくなる事を知ってもらえれば幸いです。
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パンツなどの下着でウエストを締め付けると骨盤内臓器の血液循環が悪くなる
株式会社K&P代表 空気パンツ考案者 長屋万由充
下着を変えることで誰でも本当の自分の体と心の力を取り戻してゆくことができます。
「自分の素晴らしさに気が付き、自分にしか生きられない輝く人生を送って頂きたい。」と願って空気パンツ&空気ブラの製造、販売及び身体と心が変わるコツや、人生を取り戻して幸せに生きる方法などを ホームページ、ブログ、facebook等にて発信中。
自分自身の身体と心の力の可能性に気付いてもらい、自分の中に新しい風が吹きますように!という思いで「ゲリラピクニック」と称したイベントを全国から依頼を受けて出張しています。
“身体を締め付けから解放することで心も緩み(解放され)、自分の素晴らしさがわかり、自然に自分を大切に出来るようになると、人生も変化します。共に楽しい人生を歩みましょう。”と語る。
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養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。