薬はどれも副作用がある

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予防医学の重要性を説き続ける医学博士・脳神経外科専門医「田中佳先生」にお話を伺っています。

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医学以外の方法で癌を消している人もいる
予防医学の重要性を説き続ける医学博士・脳神経外科専門医「田中佳先生」にお話を伺っています。 前回の記事はこちらから☟ 医者が教え...

ーーー抗がん剤の事なんですが、船瀬俊介さんの書籍にも書いてあるんですが医者にインタビューをしたところ、ほとんどが自分はがんになっても抗がん剤は使わないって答えてるのがあるんですが。。

それはどの医者を選別したかによりますね。がん患者さんの多い外科医にインタビューしたらそうかもしれません。全科の医者へ均等にやったらそうはならないと思います。

半分以上が使うでしょうねえ。

ーーー外科医はなぜですか?

それは自分が使っているからです。何が起こるか見ているからです。私もそうなんです。わたしもずっと使ってきた人ですから。

本当にこれでいいのか?って思っていましたよ。でも、やりました。 やったそばから目の前でのたうち回る・・・

例えばですね、病気を治すからと犬に薬入りの餌をあげてですよ、その犬が転げまわって、ゲロゲロ吐いたらどう思いますか?

でも良いと信じているから「頑張れ!」って励ますんです。

単にね、マニュアルに書いてあるから、ガイドラインにこうしろってあるからやるんです。 だから本当のことに気づいたときにはね、もう、すごい罪悪感を感じましたよ。

抗がん剤を改めて勉強してみたら、これは死ぬぞって思ったんです。

全身の細胞の分裂を阻止

ふつうに客観的に見てですよ、抗癌剤の基本って、がん細胞の分裂を阻止する薬理作用ですよ! 癌細胞に特化してませんので、全身の細胞の分裂を阻止するんですよ?

それって、生きることを阻止するってことじゃないですか。

抗癌剤の勉強はしてたんですが、医療目線だけですとね、人の人生と知識が繋がらないんですよ。

例えば、副作用対策本には、点滴漏れて皮膚が壊死して溶ける写真が載ってますからね。素人目線だと「とんでもない!」でしょうけど、医者目線だと「気をつけよう!」って思うんです。

患者さんが大変なことになるっていうのと、抗がん剤の仕組みは日常業務の中ではリンクしていないんです。

それがリンクした時に、実は医者は人を殺してたんじゃないのか!? ってことに気づいちゃうんですよ。

わたしも、これらがリンクしてしまったんです。

視野が広がったことによってリンクしてしまったんです。衝撃でしたよ、もう。真剣に助けようと思っての行為ですからね、全部が全部。

それが逆だったなんてことに気づいたら、想像できます? この心情をどうやって収めますか? どうしてくれます? この気持ち!

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罪悪感の海で溺れましたよ。 医者はですね、ガイドラインに書いてあることをやらないと首が飛ぶって思うんですね、きっと。

嘘か本当ではなくて、そういう状況だと思ってください。疑問を持たないとしたら、完全に洗脳されているということです。

罪悪感の海

そうなったらやりますよね。そこで医者は「仕方がないっていうんです」だって医学のガイドラインにそう書いてあるんだから。ガイドラインを司法も支持するんですから。

抗がん剤をやった結果こうなったんだから、これが医学での最善だってことなんです。やらなかったらもっと早く死んだはずだって言えばいいんです。

嘘か本当かなんて誰も分かりませんからね。 だから、そこは何とでも言えるんです。医学はどんな状況でもすぐに言い訳ができるんです。

やってダメなら「最善を尽くしたが及ばない」、やって上手くいけば「やっぱり医学は素晴らしい」、やらずにダメなら「仕方がない」、やらずに上手くいったら「奇跡だ!」みたいな感じです。

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そして医者は、どうやって訴訟を免れるかってことをいつも考えてるんです。外科医は特にね。成功して当たり前の世界ですからね。

ーーー薬はどれも副作用があるんですよね?

どの薬にも副作用が書いてありますからね。あと、医者は薬のことはなにも知りませんから。そもそも薬学部は出てませんから。薬学の知識はゼロですから。

だから薬の知識ゼロで処方してるんです。製薬会社の人ががこう説明したから、その通りだって言ってるだけです。

薬って、製薬会社へ利益をもたらす為の存在ですからね、きっと本当のことは言わないはずですよ。「これは最高です」って言ってきますから。特に新薬はね。

医者も新薬が好きだし、出したがる。 これを理解するのは降圧剤の説明を各社から聞くと分かります。

それでわたしも疑問を持ちましたから。 説明会で効能を聞きますとね、どの会社も自分の薬が一番と言うんです。これは冷静に見るとおかしでしょ?

どういう比較をして一番になったかを見ると、巧妙なんですよね、実に(笑)。

ともかく自分の会社の薬剤の効果が一番高いですよっていうグラフを出すんです。

まあ、どうやって自分の会社の製品が一番に見せるかがプレゼンの腕の見せ所なんでしょうが、またね、それを医者は鵜呑みにするんです。

そこには何の疑問も持ちません。

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田中佳(たなか よしみ)医学博士・脳神経外科専門医

東海大学医学部を卒業後、同大学付属病院脳神経外科助手を経て市中病院にて急性期医療に長年携わる。

大学在任中に悪性脳腫瘍に関する研究にと医学博士を取得。

日本脳神経外科学会認定専門医・日本抗加齢医学会認定専門医。

現在は脳神経外科診療(保健医療)を行いつつ、予防医学の教育講演活動に取り組んでいる。

田中先生のサイトはこちらからどうぞ→ 田中佳先生のホームページ

主な著書に「あなたが信じてきた医療は本当ですか?」「発想の転換で元気に長生き 健康自立力」「続・健康自立力 ‐後悔しない治療の受け方‐」「健康の原点は食と腸にある!」などがある。

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