体質・健康状態がわかり大きな病気になる前のセルフケア望診法【顔と器官の相関関係】

『難病といわれてもあきらめない』をモットーに、ホリスティックな医療カウンセリングや断食指導などを取り入れられているみうらクリニック院長 三浦直樹さんにお話を伺っています。

2018年の春に待望の「望診法」の著書を出版!!

今回はそんな三浦先生に望診のお話をお伺いしました。

「望診法を学ぶと・・・」

・自分や家族の体質・健康状態がわかる

・大きな病気になる前にセルフケアができるようになる

・基本的な人相や手相などの見方が学べるため、コミュニケーションツールとして使える

などなど。

「人気の望診法のセミナー」

セミナーは、以前に比べたら規模は縮小しました。

以前は多いとき1日130人(65人のクラスを2コマやっていたりした)ほどやらせてもらっていましたが、今はクリニックの下の階に、セミナールームを作り、定員30名程度でやっています。

私が望診法をやるようになったきっかけは、2000年くらいからマクロビオティックの団体に関わることになって、そのカリキュラムの一つに「望診」というのがありました。

そこで望診をして、体質判断をしてからその人に合った食事を療法するというようなカリキュラムがそのマクロビオティックのセミナーのなかにあり、そこから学びだしたというのがきっかけです。

最初は違う先生のセミナーをプロデュースする立場だったんですが、面白いなと思い自分なりにそれからさらにいろいろ勉強していきました。

私の望診法のセミナーは5年くらい前に、食事の時に知り合いに望診の話をしていたら、「それセミナーでやってくださいよ」という話になり、それで「じゃあやろうか」とはじめました。

30人集まればいいかなと思っていたら、初回でいきなり60人くらい集まっていただきました。

嬉しいことにその後地方でもやりたいという声が上がり、今では卒業生が600人くらいいます。

「望診法総論」とは・・・

東洋医学はもともと四診というのがあります。

四診とは・・・「問診」「聞診」「触診」「望診」

・問診というのは、カウンセリング。

「何食べましたか?」「体調どうですか?」など話してもらうことです。

・聞診というのは、声のトーンだとか、話すスピードとか、あとは匂い(口臭、体臭など)も入ってきます。

・触診は脈をとったり、顔触ったりなどです。

実際の診察で病名を付けるときは、全部トータルで考えます。

望診法講座を受けていただいても、国家資格のある治療家以外は、問診、脈診などに関しても、診断行為になりますので、できませんし、病名は付けられません。

セルフケアの望診は、毎日自分の顔とか舌とかを見てれば、変化がわかってきます。その変化を見ていくという感じです。

今の体調と生まれ持った体質を知るということです。

望診はどのくらい当たるのかとよく聞かれたりしますが、もちろん100%ということはないです、しかし前兆としては結構当てはまります。

うちのクリニックに来られる方は、ほかの病院で病名を診断されてから「○○病です」といってうちにこられることが多いですが、病名を聞いてそういう目で見ても、ちゃんと望診として表れています。

なのでやっぱり当てはまってることが多いと思います。

以前も某有名人をテレビで見た時に、肝臓が気になるなと話していました、その前日に入院されていたと聞いて驚きました。

実は3年ほど前からずっと気になっていたのですが、最近その方のしわが突然深くなったのと、色がさらに黒ずんできていました。

それを見て、やはりこれは肝臓が悪いなと思っていた矢先のことでした。

顔、器官の相関関係

顔、器官の相関関係も様々ありますが、例えば肝臓に何か問題があれば、眉間にしわが入っていたりします。

しかし太っている人だと、もともと入っている場合もありますし、生まれつき入っている人もいます、大事なのはもともと入っていたのが突然濃くなった、しわの色が濃くなったとかです、そういう変化をみていくことです。

生まれ持った体質というのは、変わりませんのでそれが急に変化していった時は気を付ける必要があります。

例えば急に今まで無かったほくろができた、特定の肌の皮膚が荒れてきた、体毛が突然濃くなった、唇が荒れてる、切れてるなどです。

「唇の指標」

唇で言えば、上唇は胃の状態、下唇が腸の状態を表します。

胃というのは、左側から右に流れるので、口角の左側が切れている場合は、胃の上の方が、調子が悪いということです。

そして口角の右側が切れているときは、胃の出口、十二指腸側の調子が悪いということです。

冬に切れたりすることが多いと思いますが、それはやはり冷えたり消化が悪くなりますし、乾燥という要素もあるので荒れることはあります。

それが極端になる場合は、ちょっと気を付けましょうね、ということですね。

軽症の場合は食事で治せばいいですが、ずっと続くようなら1回検査をしてみたらという話になってきます。

「顎」と生殖系との関係【ホルモンバランスの注意】

顎は生殖系と関係があります。

いわゆるほうれい線に囲まれているところがホルモン系で、思春期の方はあまり当てはまらないのですが、年配の方であごに横線が太く入ってる人の場合「昔生殖系の手術しましたか?」と聞くと「何でわかるんですか、そうなんです。」とよく言われます。

思春期の方でも急に深く線が入ってきたり、あごが黒ずんできたり、その他女性でも男性ホルモンが多くなると髭が生えてきてしまいます。

そのように急にあごの辺りにほくろができたり、シミができたり、横線が入ってきたりしたら、ホルモンバランスが崩れているサインですので、注意したほうがいいです。

セミナーでお話しするときは、陰陽五行に沿ってお話をします。

まず東洋医学の陰陽五行論とはというところからです。

「陰陽五行」とは・・・古代中国に発生した陰陽論と五行論が結びついてできた思想です。

それからマクロビオティックや薬膳などの基本的な食事に対する考え方や食事療法についてなどに順を追ってお話します。

例えば私は医者ですので肝臓のセミナーの回ですと、肝臓の働きや、西洋医学的な望診、それから東洋医学的な望診、肝臓と関係する目の見方、爪の見方などそんなことをやらせてもらっています。

それぞれグループに分かれてもらい、お互いに見合ったりしながら私がスライドで症状の分かりやすい人の写真を出して、解説をしていきます。

あとは、東洋医学観で臓器と感情の関係について、肝臓だったらストレスが絡んでますよ、などです。

ただの望診だけになってしまうと、なんだか占い教室みたいになってしまうので、そうではなく心理学的に治していくこと、西洋医学的に治していくこと、そしてセルフケアとして治していくということを時間の許す限りお伝えしています。

望診と一言で言っても、西洋医学的な望診の仕方もあれば、占星術とか占いのような東洋医学的なものもあります。

またインドの伝統的な見方もあるし、ヒポクラテスだとかの時代、紀元前の西洋の時代にもいろいろあります。

西洋医学的な望診というのは、医学的な観点から例えば中性脂肪が高かったら黄色い黄色腫が出来ますよ、爪が反てきたら貧血の症状ですよなどという西洋医学の診断学です。

東洋医学の望診の見方とは、同じような部分もありますが、やはり違いますよね。

私の場合は個人的な趣味で東洋医学だけではなく西洋医学的な望診もそうですし、結構いろんな所の望診をミックスしています。

代替医療的なケアの仕方や食事療法、薬膳などのお手当法

「みうら流望診法」

代替医療的なケアの仕方、食事療法や薬膳、あと今回※映画でも出させてもらったエドガーケイシー療法やその他にもいろんな代替医療のお手当法も織り交ぜています。

診察で細かいモードに入った時には望診として歩き方や姿勢を見ることも大切なので見ています。

その他に顔色、目、声のトーンを聞きながらカウンセリングの仕方を変えていくという感じです。

ここで一つ気を付けてほしいなと思うことは、望診法を勉強するとどうしても他の人に言いたくなってしまう方もおられます。

あなたどこどこ悪いわよといきなり言われてうれしい人はいないですよね。

逆に不安になったり気分が悪くなったりすることだってあります。

余計なお世話だって思うこともあります。

ですので聞かれたり、相談されたら言うというのが一番いいと思います。

望診法は、自分や家族のためのあくまで健康法であって、診断ではありません。

診断ということであれば、医師の僕たちも血液検査やいろんな事を踏まえたうえでしか病名はつけれません、望診だけでどこが悪いだとか、○○病だということはわからないですよとお伝えしています。


三浦先生もご出演された (2月23日から映画「リーディング」劇場公開)

映画『THE READINGS リーディング〜エドガー・ケイシーが遺した人類の道筋〜』ー白鳥哲監督


セミナーや、イベントの情報などはこちらから→http://blog.goo.ne.jp/miura_cl

このブログでは、当院の治療に関する考え方やさまざまな治療方法、生活習慣改善のご提案などをご紹介させていただきます。 また、私個人のセミナーや、イベントの情報、推薦図書なども併せて紹介しています。

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みうらクリニック院長 三浦直樹

医師。1968年大阪生まれ。肉親のガンをきっかけに、西洋医学の限界と矛盾を強く認識。

以来約20年間、鍼灸や整体などの手技療法、マクロビオティックや漢方・薬膳などの食事療法、カウンセリングや催眠療法などの心理療法、

エネルギーヒーリングや気功法などの研究・実践を行い、必要に応じて西洋医学と組み合わせながら自然治癒力を引き出す治療(統合医療)を行っている。

2007年に臨済宗の僧・野口法蔵氏のもとで「坐禅断食」を学び、断食指導も行っている。

健康的生活習慣のアドバイスを行う一方で、『難病といわれてもあきらめない』をモットーに、ホリスティックな医療カウンセリングなども取り入れている。

著書「顔を見れば隠れた病気がわかる (内臓の不調を自分でチェック!)」(マキノ出版)「週1断食で万病が治る (週1日、2食抜くだけ!)」(マキノ出版)「Dr.三浦直樹 新次元の「ガンの学校」」(きれいねっと)がある。

クリニックのHPはこちらから⇒ みうらクリニック

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日々、数多くのガン患者を診察している医師の目線から、それらにまつわる多くの情報を整理し、ガンに対する考え方や病院との付き合い方など、より具体的な内容をお話させていただきます。

詳しくはこちらから⇒ Dr.三浦直樹のガンの学校

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