私たちはシャンプー剤などを使わない「湯シャン」を実践しています。
ここ最近徐々に日本でも流行の兆しを見せている「湯シャン」。日本ではタモリさんや福山雅治、ローラまで湯シャン派だそうです。
欧米では「ノー・プー」と呼ばれているそうで、ハリウッドスターやセレブも実践しているそうです。
これは結局 良いのか、それとも悪いのでしょうか?
今回は、養生ラボに寄せていただいた貴重な体験談を載せていきたいと思います。
「市販のシャンプーでシラミ撃退!?」
長女がまだ小学1年の頃、初めてのプールでアタマジラミを伝染されました。
痒がるのと、髪の毛の根元に着く卵で気付いたのですが、どう考えても頭に殺虫剤(DDT)は振りかけたくなくて思案したのです。
実はもう当時から子どもにはせっけんしか使っていなかったので、ふと思いました。
ゴキブリにかけても死ぬと言われるくらいだから、合成のシャンプーで試してみようと。
その日の内に、ふけ、かゆみの改善を謳ってた某シャンプーを買ってきて、しっかり泡立て(地肌まで届くように)5分放置。
しっかり洗い流して、乾かして、枕カバーなども新品に交換し、翌朝を迎えたところ…。
全く痒みもなく、その後、二度とアタマジラミが復活することもありませんでした。
すご~い!という話ではありません…。あの感染力も繁殖力も強いアタマジラミが、合成シャンプーの一撃で一網打尽になる恐怖。
未だに忘れられません。
だから、せめて小さな子どもさんや、アトピーの方、言葉を伝えられないペットには合成シャンプーは使わない方がいいかもしれないと思っています。
当時、皮膚科に連れて行こうか悩みましたが、DDT(戦時中でもあるまいし!)を振りかけると言う話を聞き冗談じゃないぞ?と思って、考え抜いた末の行動でした。
うまく行ったと言えばそれまでですが、家庭内で普通に使用するものがDDTに匹敵する殺虫能力があろうとは…。
その方が衝撃的でした。
ちなみにこの時に使用されたという当時のメリットには、毒性の高いジンクピリチオンが有効成分として入っていたそうです。
メリットに関しては2006年以降は配合されていません。
「ジンクピリチオン」とは
極低濃度で強力な殺菌作用を示す成分で、フケや雑菌の繁殖を抑える働きがある。
抗菌・抗カビ効果、フケ・痒み防止目的で配合されていたが、毒性と環境ホルモンへの疑いがある事が報告された事から、シャンプーに配合される事は少なくなったが、現在も配合されている製品も存在する。
(過去に花王のメリット、現在はP&GのH&Sに配合されているとのこと)
~追記~
コメントを頂いたのですが、合成洗剤だけでなく、安全な石鹸やサラダ油をかけても(例)ゴキブリは死ぬそうです。
理由は、 体表面にある気門(呼吸器)に流れ込んでしまうため、呼吸器を塞がれ息ができないので死んでしまう、 窒息死のようらしいです。
合成洗剤でゴキブリなどが死ぬのは、合成洗剤の毒性のためだと説明されることがありますが、そういうわけではないとのことです。
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商品を購入する際は、裏面の原材料などをご自身でもチェックしてより安全なものを使うことがベストだと思います。
そして徐々に使う頻度を減らしていき、最終的には「ノー・プー」(湯シャン)を目指してみるのもいいと思います。
養生ラボ(YOUJOーLabo)創設者。
愛知県生まれ。たまに美容師。断食でアレルギーも完治、脱ステロイド、断薬達成。
楽しく生きるをモットーに、断食や養生法も取り入れシンプルライフスタイルを目指す。