がんに苦しむ人やその家族に生き抜く勇気と気力を与え続けている名古屋にあるいずみの会の代表と副代表にお話を伺ってきました。
我が国の一般社会では、未だに「ガンは治らない」「ガンは死病」と思い込まされています。
国立がん研究センターでは、2015年のガン罹患者数は98万人、ガン死亡者数は37万人と予測されています。
このような時代だからこそ、本会の「エビデンス(科学的な証明、立証)は十分でなくても、現実に生き抜いている先輩の体験から学び、ガンがあっても、とにかく生き抜く」という活動の意義は益々大きくなっています。
「自分で作ったがんはお医者さんの力も借りながら自分で治す」
「仕事も含め生活習慣を変える」「適度な運動をする」「日本人に合った食事をする」
「体を冷やさないようにする」「生存率や余命宣告は信じない」
まだほかにもたくさんあるのですが、こういう理念を掲げて日常的にやっています。
ーーーいずみの会とは?
いずみの会とは26年前に初代の小松さん(現 代表)の奥様が胃がんになったんです。
そして手術をしないといけなくて、そのあとの抗がん剤も打たなくちゃいけないということでご主人の方が大変ナーバスになられてしまい、自分の悩みや辛さを一緒に話せる仲間が欲しいと思って新聞にそういう会はないんですか?と聞きに行ったら・・
乳がんだけとか、個別のはあったんですが全般のがんの会はなかったんです。
それだったら小松さんが作ったらどうですか?僕らも協力しますのでと言われて、作って新聞で呼びかけたんです。
そしたら50人くらい集まったんですね。その中に故中山武さんもいたんです。
1年くらい経った時に、その時小松さんは30代で仕事も忙しいってこともあり、その会の前からよく勉強していた中山武さんが2代目の会長になられたんです。
それから中山さんが本も4冊だされて、それがきっかけで全国で名前が知られるようになってきたんです。
ーーー今は全国に会員はいらっしゃるんですか?
そうですね。今は570人くらいの会員が全国にいます。ほとんどの方ががん患者さんです。
北は北海道から南は九州までいるんですが、やはり本部が名古屋なので東海地方の方が割合は多いです。
いずみの会に入会される方が中山さんの書いた本、例えばいずみの式玄米菜食などを読んで入ってくるといずみの会は玄米菜食だと思ってる人が多いんですが、実際にはいずみの会の中で長生きしている人が全員、玄米菜食かというとちがくて一人一人みんな違うんです。
みんなそれぞれの要因でがんになるので、治り方もみんなそれぞれなんです。
僕らが決めるわけではなくて、こういう方法があるよって紹介したり、体験の交流ですね。
講演会の後に、ガンの部位別、地域別などで交流会をやるんです。
そこで5~10人でサークルを組んでもらって自分の体験をしゃべったり、ほかの人の体験談を聞きながら勉強していくんです。
でも全国に会員がいるのでさすがに遠い場所に住んでいると名古屋まで来るのが難しいと思うんです。
そうすると例えば九州だったら青葉の会がありますよとか、関東だったらここまで来るのは大変だからこういうのはどうですか?とおすすめもしています。
がんになるといろんな療法を勧められます
お金に余裕があれば何でもやってみればいいのですが、迷われるときは、中山氏が言われたようにお金をかけずに治すという方法でやっていけばいいと思います。
先輩も、玄米菜食を徹底的にやっている人、玄米菜食は合わないからといってやらない人、断食をやっている人、整膚をやっている人、イメージ療法をやっている人と本当にいろいろです。
ですから、この会で大いに勉強して、自分に合った療法を見つけていただければと思います。
※(写真)元 代表 中尾守正さん
がんがあっても、自分がこの人生で為すべきことをやり遂げるために何が何でも生き抜いてやる!と決意しているすべてのがん患者が座右の銘とする価値のあるスローガンだと考えます。
① 「ガンの常識を捨てる。②ガンになった原因に気づく。③心の絶大な治癒力を知る。
④ガン性格を変える。⑤玄米菜食を徹底する。⑥自分に合ったメニューにする。
⑦体を冷やさない。⑧よく眠り、規則正しく暮らす。⑨お金をかけずに治癒をめざす。
⑩散歩をする。⑪あせらずに続ける。⑫家族は全面的に協力する。
⑬三大療法にすがらない。⑭最先端治療もあてにしない。
⑮五年生存率も余命宣告も信じない。⑯ひきこもらない。
⑰先輩の話を素直に聞く。
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がん克服・支援活動 NPO法人
代表 小松 康弘
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