薬は石油から合成されているものが多いという事実

「薬を使わない薬剤師」として有名な宇多川久美子さんにお話を伺ってきました。

ーーー薬は石油でできているって言うのは本当なんですか?

そうですね。西洋薬はほぼ石油でできています。

元々、20世紀最大の発見といわれた抗生物質ペニシリンはカビから発見されたものですが、今は合成ペニシリンと言いその構造式を同じように科学的に作ったものなので、

漢方とかでなければ私達が口にしている薬はほぼ石油から作られている化学合成品です。

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ーーーワクチンも一緒なんですか?

ワクチンは普通に考えたら、菌を培養させるわけですから試験管ではなくて何かしらの生物を使って増殖させます。

人間で、菌やワクチンを増殖させる事はできませんから、カエルや動物細胞の培養で生じた細菌や野生のウィルスを使うわけです。

ワクチンに残留している水銀は、神経毒として知られていますし、アルミニウムは骨髄、脳の変性を起こす可能性が指摘されていますし、防腐のためのホルムアルデヒドは発ガン性がいわれています。

違う種で培養して、活性を上げるためだったり、安定して長く保つために添加物を加えて・・・

それを人間に入れているということです・・・

ーーーロキソニンは強いイメージがありますがバファリンなどに比べるとかなり違ってくるんですか?

解熱鎮痛剤は人によって効き方もすごく違いますね。ロキソニンは効きもいいし、最近では一番カジュアルな感じででているものかなと思います。

きれいなピルケースに市販薬を入れて持ち歩く女性が増え、薬がファッションの一部にもなってきているのです。

こうした薬の飲み方を「カジュアル飲み」というそうです。

でも世界中で一番副作用が、でているのがバファリン(アスピリン)ですね。

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副作用で一番多いのは胃腸障害から始まって、喘息を起こすこともあるし、血管を収縮させてしまうので、習慣的に長く使っていると体温低下にもつながっていきます。

これはよく聞く話なんですが、薬をやめたら体温が1℃上がったなどありますね。

「先生、嘘だと思っていたら、やめたら35℃だったのが36℃になりました」って本当に体が証明しているんです。

アスピリンが主成分のバファリンはプロドラッグといって、胃では守られているように作られていますが、でもそれはそうしないといけないくらい胃を荒らすってことですよね。

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バファリンもロキソニンもNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)という薬ですが、炎症を引き起こすプロスタグランジンという物質の生成を抑えて痛みや熱が出ないようにしているんです。

でも、このプロスタグランジンは、実は胃腸の粘膜を保護する働きもしているので、プロスタグランジンの生成を抑えてしまうと胃腸のバリア機能も弱くなって、粘膜が荒れやすくなってしまうんです。

ロキソニンはこの3月には、腸閉塞が起きたことが報告されましたが、でもそれがロキソニンと結びつかないかもしれない。

だから見逃されている副作用もかなりあると思いますよ。

薬は合成品

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薬は合成品だし、何が起こるかわからないと思って飲んでもらいたいのですが、みなさんの意識はまだそうではないですよね?

薬に副作用があることを考えずに飲まれる方が大半だと思います。

いつもよく言ってるんですが、薬ってイチかバチかこれを飲まなかったら死ぬ!というときに飲むものだって。

薬が悪いのはわかっているけれども、今飲まなかったら死ぬよねってわかっていたら飲むくらいのもの。

交通事故で血がダラダラ流れている、でも止血剤ってどこかに血栓作るかもしれないから使わないでくださいなんて言ってたら出血多量で死んじゃいますよね。

薬は緊急の生死を争うときに使うものだと思ってます。

救急医療は本当にすごいと思います。

でも、誤解してほしくないのですが、私は全て(薬、医療)を否定しているわけではなくて救急医療は本当にすごいと思っています。

救急救命はなくてはならないものです。

絶対に薬はダメというのではなくて、薬も使うべき時を見極めるということですね。

ーーー宇多川さんもメディアなどから叩かれたりはするんですか?

そりゃしますね。

製薬会社からの直接の圧力はないとは思います。でもどこかで潰されていたりされているのかもしれませんが(笑)

週刊誌などの紙媒体はある程度ゆるいと思いますが、テレビのオファーが来た時に、スポンサーが製薬会社だったりすると、でにくいってのはありますね。

「なんでも言っちゃってください」って言ってくれるところはいいですけど、スポンサーが製薬会社ってことが多くて、オファーがきてもプロデューサーはOKで取材を終えても、最終的にごめんなさいって言われることはよくあります。

薬剤師だからこそ、薬のすばらしさ・大切さを知っています。

その反面、薬の怖さ・無駄使いも知っています。

食べ方や歩き方を少し変えるだけでも、薬を飲まない身体を作ることが可能です。

楽しみながらワクワクしながら健康を手に入れましょう!

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宇多川久美子(うだがわくみこ)

一般社団法人国際感食協会理事長
ハッピーウォーク主宰

1959 年千葉県生まれ。明治薬科大学卒業。

薬剤師として医療の現場に身を置く中で、薬漬けの医療に疑問を感じ、「薬を使わない薬剤師」を目指す。

感謝して五感で食べる「感食」、楽しく歩く「ハッピー☆ウォーク」、オリジナルエクササイズ「ベジタサイズ」を中心に、薬に頼らない健康法を多方面に渡り発信している。

主な著書に「その「1錠」が脳をダメにする 薬剤師が教える 薬の害がわかる本 」「薬で病気は治らない (PHP文庫)」「薬剤師は薬を飲まない」など多数。

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