日本とヨーロッパの自然医療の違い まずは民間療法から

homeopathy-1079808_640

予防医学の重要性を説き続ける医学博士・脳神経外科専門医「田中佳先生」にお話を伺っています。

前回のワクチンについてはこちらから⇒予防接種受ける受けない?まずはこれを読みましょう

ヨーロッパの医療

ーーー海外でも講演されたりもしているんですよね?

はい、そうですね。お呼ばれしました^^

これはドイツに行って思ったんですが、ドイツはホメオパシーの発祥の地なんですね。

本当に小さい薬局に行ってみても、レメディ(ホメオパシーで使う薬みたいなの)ありますか?って聞くと・・・

普通に「ありますよー」って引き出しを開けて見せてくれたんです。

こーんな小さな薬局にもあるんだ!って驚きました。

売って貰えますか?ときいてみたら、処方箋がないと売れませんって断られました。

フランスは弱いのは買えるんですけど、ドイツは全く買えないんですよ。現地物が欲しかったのに残念。

ドイツはもとより、イギリスやフランスでもホメオパシーは保険適用されてるんです。

現代医学がすごいってのはドイツはあると思うんですが、それと自然医療が共存しているんです。

自然医療の考え方が民間レベルに浸透しているんですね。まあ、元々そういう国なんです。

12903823_1264818970199685_91135417_o

日本はドイツから医学を輸入したようですが、蘭学からドイツ医学へ移行するときに、どうやら現代医学だけ持ってきてしまったんです。

自然医学だとかいっぱいある中で、現代医学だけ持ってきた。その人らが、実は日本の医療をダメにした張本人かもしれない(笑)

まあそれだけじゃないんですが、戦争に負けたのが大きいんでしょうけどね。

昔からの伝統医療を捨てさせてしまったんです。

おばあちゃんの知恵袋

traditional-1165736_640

昔の日本には東洋医学とかおばあちゃんの知恵袋的な医療があったんです。風邪をひいたら生姜汁を飲めとかね。

呪術師とか、赤ひげ先生も当然いて、そこに近代医療がどんどん入ってきて、どんどん大きくなってきて、戦争が終わってみたら現代医学だけになってしまった。

生き残りを賭けて宗教法人にならざるおえなくなってしまった医療もあるみたいですね。

エネルギー療法とかですよね。

このままでは医療と認められなくなるので、続けるためには医療以外でやるしかないって。

苦肉の策でやったところもあるんですよね。

そう、あとドイツでスーパーマーケットへ行った時もね、ハーブティーの棚が本当にすごいあるんです。

10mくらい、ズラーっと上から下までハーブティーだらけ。

そのまま乾燥した草花が詰めこまれたものもあったりして面白いです。

日本では専門店でちょっと高額な感じですけど、向こうでは日常の光景。

病気になったらまず民間療法からやるってのが生活に根付いてるんです。

tee-1252420_640

西洋医学も選択肢の一つ

西洋医学を否定する訳ではなくて、単に選択肢の一つになるんです。

ドイツのベルリンで開業医のサイトを探したら鍼灸とかヒーリングの項目があって、自己紹介で私は自然医療と補完代替医療をする医者ですって書いてあるんです。

「ベルリン 開業医」で何気なくみつけたサイトがそうなんですからね。

日本は必死に探してやっと見つかる感じですよね。

あとね、ドイツは家庭医って言う資格をとらないと開業してはいけないんです。

要するに赤ひげの免許を持たないと開業できない。それが日本と大きく違うところですよね。

日本はいつでも何処でも誰でも何科でも開業できるし。

あと、単位人口当たりの開業人数が定められているので、医院が密集することがないんですよね。

日本ではクリニックモールなんかがあるけれど、ドイツではあり得ない光景です。

だって、1つのクリニックが総合病院みたいなところですからね。

でも、最近は自然療法にも現代医学が力を増して来ているそうなんです。

現地の方々のお話を伺ってみますとね、現代医学が自然医療を駆逐しようとする動きが出てきているそうです。

日本と現代医学と自然医療の比率が逆ですけどね。

代替医療はデータがないから非科学的だとか、データ取ったら代替医療は無効だったってのをテレビで放送するようになってきているんだ! と現地の人(自然医療派)が怒っていましたね。

自然療法が盛り上がってくると報道を使ってたたきつぶして失速させるってのを繰り返しているそうです。

まあ、日本も同じですね。

日本は出てくる前に芽を摘んでしまう感じですけど。

現地の医療事情とか生活事情を聞いてみると、日本ではこうなんだけどこちらは違いますよねって言うと・・・

「同じだーっ」てなるんですよね。なんだか不思議です。

両方見ないと分からないことがたくさんあります。

burgers-1215348_640

ヨーロッパにもやっぱり大手資本のファストフードや砂糖と添加物漬けの飲み物が入ってきて、に若者はそちらへ走り、添加物の認可量のレベルの違いはありますが、構図は日本と似ているみたいです。

日本は大半の若者がそうであるけども向こうはそういうのが入りつつあるという事、向こうは自然医療が減りつつあるんです。

日本は全く逆で、今は少数ですが自然医療が力を伸ばしてきているんです。

【関連記事】

赤ちゃんの予防接種について知っておきたい事

抗がん剤は使うな!?医師に聞く抗がん剤の真実

薬は石油から合成されているものが多いという事実

tanaka2-e1425370882174-300x236

田中佳(たなか よしみ)医学博士・脳神経外科専門医

東海大学医学部を卒業後、同大学付属病院脳神経外科助手を経て市中病院にて急性期医療に長年携わる。大学在任中に悪性脳腫瘍に関する研究にと医学博士を取得。

日本脳神経外科学会認定専門医・日本抗加齢医学会認定専門医。現在は脳神経外科診療(保健医療)を行いつつ、予防医学の教育講演活動に取り組んでいる。

田中先生のサイトはこちらからどうぞ→ 田中佳先生のホームページ

主な著書に「健康自立力」「続・健康自立力 ‐後悔しない治療の受け方‐」「健康の原点は食と腸にある!」などがある。

youjo-labo編集部
養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。
 

※【LINE公式限定】情報盛りだくさん!友達追加よろしくです。

友だち追加数

日本とヨーロッパの自然医療の違い まずは民間療法から
この記事をお届けした
養生ラボの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
トップへ戻る