代替療法が有名なのはメキシコだったという事を最近知りました。前に僕らはメキシコに住んでいたんですが、これは知らなかったです。
なぜメキシコかというと、1987年くらいまで代替療法は先進諸国の西洋医学会から追放されてたんですね。認められていなかった。
代替療法で治療していたりしていると、裁判にかけられたりしてアメリカで仕事ができなくなったり、医師免許を剥奪されたりする。
しかも殺されたり、牢屋に15年くらい入れられて出られない、などなど。
だからメキシコに逃げてそこで代替療法をやるようになったみたいです。
これは余談ですが、よく映画とかでもアメリカで何かやらかしたりすると、メキシコに逃げる事が多いです。
これは今では厳しくなっているみたいですが、前までは入国がかなり簡単にほぼ無審査で入れたりしたのと、アメリカと犯罪人の引渡し条約を結んでいないからとも言われていますが。
でも一番大きいのはメキシコの警察(国、政府)の腐敗が一番の原因だと僕は睨んでいます。(実体験の結果)
賄賂でどうにかなれちゃう国がメキシコだと思っています。
発展途上国はそういう傾向が強いかもしれませんね。
それが始まりで、自然治癒力など使う治療法などの医師達が集まるようになり、がん治療のメッカと言われるようになったんです。
特に、米国カリフォルニア州と国境を接しているティファナが何かと便利ということでティファナに集まるようになる。
なので西洋医学などで治らなかったり、見放されたりした人たちがメキシコに行くようになった。(基本的にはお金持ちが多かったみたいです)
ゲルソン療法
米国でマクロビオティックとともに、がん予防や治療の食事療法として知られるゲルソン療法。
ゲルソン療法は、ドイツからアメリカに移住したマックス・ゲルソン医学博士が1930年代に開発した食事療法でゲルソン氏が1959年に亡くなると、娘のシャーロット氏が引き継ぎ、70年代後半にメキシコにゲルソン・インスティテュートを設立、ゲルソン療法の普及に努める。
このゲルソン療法は日本でもガン治療として有名で、この前に取材に行った「いずみの会」も使っていました。
取材の記事はこちらから⇒食の改善や心の改善などでガンを克服「いずみの会」
ゲルソン療法では、体内に毒素が溜まることで、細胞のメタボリズムに障害が生じ、がんが発症するとしている。
解毒を担う肝臓も負担が高まる。そのため、がんの誘発に関わると思われる食品を排除し、栄養素をバランスよく摂って免疫機能を高め、 体内毒素の排泄に努める。
オーガニックな野菜、果物、サプリメントなどをとり毒素を出していくのが基本みたいです。
ゲルソン療法にはコーヒー浣腸?なんてのもあるみたいです。
このコーヒー浣腸はまだ知らない時に、僕らより先にメキシコに行っていた友達がやったと聞いてかなりビックリしたのを覚えています。
友達によると効果はわからなかったみたいです。(2~3回やったみたいです)
浣腸の一種であり、コーヒーを肛門より入れて、直腸と大腸を「清掃する」事を目的とした行為。
ネット上では試して良かったという声が多数挙がっているものの、その反面、コーヒー浣腸のやり過ぎによる電解質異常や、
挿入時の直腸粘膜損傷に起因する敗血症で副作用、すなわち感染、大腸炎、多菌性の胃腸炎、心不全を起こしたとされる海外での死亡例の報告もある
アメリカは1990年くらいを境に変わっていき、代替医療も選択できるようになりガンが少しつず減っていく。
アメリカの米国がん協会の報告によると、1990年代にがんの死亡率が低下しはじめ、2003年にはがんによる死亡者数が1930年以来はじめて減少したと言われています。
そして今でもアメリカのがんによる死亡者数は右肩下がりに減少し続けています。
代替医療の普及も大いにあると思いますがこれには1991年の「毎日5皿以上の野菜と果物をとれば、がん、心臓病、高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクが低減する」
という「1日5皿運動(Five A Day)」運動が官民一体となって始まったのが大きいと言われています。
野菜、果物、豆類の摂取量が大きく増加するとともに、がんの発症率とがんによる死亡率が減少したんです。
これに対して日本は年々野菜、果物、豆類の摂取量が減っていき、がんの発症率とがんによる死亡率は増えていき・・
遂にはアメリカをがんによる死亡率で抜くという結果に。
アメリカの方が不摂生のイメージが強いですが、今からは日本の方がヤバくなってくると思われます。
個人的にはアメリカの方が太っている人が多い気もしますが、最近日本でも規格外の太っている人を見かけるので変わってきているのかもしれません。
ゲルソン療法を作ったマックス・ゲルソン医学博士は
「自然な生活ではがんにならない」
「不自然な食事は、不自然な代謝を招き、それががんをひきおこす。ゲルソン療法は、それをもとに戻すだけにすぎない。」と言っています。
いずみの会にも聞いたんですが、食養でがんが治った人は結構いるんですよね。
そして勿論、食も大事なんですが心の改善の方がもっと大事、つまりストレスをつくらないような「心のあり方」ががんに勝つためには不可欠ということだと言っていました。
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愛知県生まれ。以前メキシコで足つぼマッサージ師、動画(PV)制作などを経験。養生ラボでは、薬に頼らない生き方、体質改善の方法、実体験談を語っていきます。