安心安全のハートマークがトレードマーク、三河エリアに店舗をかまえるスーパーの「サンヨネ」の三浦和雄社長にお話を伺っています。
「食の問題(グレーゾーン)は、30年前から変わらない」
日本食は安心だと思ってる人が大多数 、食の問題(グレーゾーン)は、30年前から正直変わっていません・・食の問題もやはり危機的状況です。
大企業がやってることは間違いない、国がやってることは国民のことを考えてくれている、それは一部はそうかもしれないけどそうじゃない部分が多すぎます。
もうその辺りから消費者の幻想を外していかなくてはいけません。
なんでこんな問題になってしまったのかっていうことをわからないといけないと思います。
消費者側、売り手側双方に問題があるということです。
「つねにより良い品質で、より安く」提供するため
今年自然食品の方が店に来られて、質問されたことがありました。
「三浦さん、私、この事をお聞きしたいと思ってもなかなか聞けるような状況になかったので、今日初めてお尋ねしますが、なんでサンヨネさんは無添加で安全な商品がこんなに安いのですか?不安なんです・・・。」と言われるんですね。
なるほどなと思いました。世の中の常識から見たら、いいものが高くて当たり前ということが常識ですよね。
よくわかります。普通はそう思うのが当然だと思います。
でも私たちの会社の理念は、「良識ある商品を、出来うる限りお値打ちに提供する」そういう考えでやってます。
そしてもう一つ大事な事があります。
「誰をも踏み台にしてはいけない、みんながハッピーになるように、作る側も経済的にも心の面でも」
これをどうやってやるか。矛盾していますよね。普通はこれは難しいと思うんです。ところがそうじゃないです逆なんですよ。
なぜかと言うと我々は機械じゃない、人間だからです。
人間というのはどういう生き物かというと、「本当にあの人のために」とか「本当に自分がやってることが喜ばれて誇りになる」ということを他人から賞賛されたら、
「よーし、そんなに自分がやってることを認めてくれる人がいるならもっと頑張ろう」となります。仕事でも同じですよ。モチベーションの高い仕組みは生産性が高くなるということです。
弊社の社員が、何でこんなに一生懸命、笑顔で働いてるかと言うと、できるだけ管理という枠を作らず数字で縛られないからです。
仕事とは本来人間として生まれた以上、人類の発展のために、今の世の中では必要なものとして存在しています。
みんなが頭を使って手を使って技術を発展させていかなければ豊かな生活や社会は来ない。
それをどういう形でやるかと言うと、会社という仕組みの中でみんなそれぞれ持ち合わせた特技や持ち味を生かしてその分野を発展させていくということです。
では、その仕事の母体である会社が幸せに働けるところか、苦しんで働くところかによって全然生き方や世の中が変わってしまいます。
そこで楽しんで仕事が出来、喜ばれたりありがとうと言ってもらえたり、そして自分がやったことがしっかりとお金や心の問題で報われるような会社を作っていけば頑張りますよね。
「やれ!やらなかったらクビだ」とか「ボーナス0にする」と脅されていれば、みんな委縮して苦し紛れにやってしまいます。
そんな仕事が普通の人の生産性を100とした場合、脅されたり、圧力を加えられれば、下手したら50、場合によっては反感を買って、いつか仕返ししてやろうとか、悪さをしてやろうとかマイナスになっちゃう場合もありますよね。
ところが本当に人に喜ばれ、そのことが自分と他人のためになるようなことをやれるような仕事場だったら、100やればいいよって言っても、もっとやっちゃうわけですよ。150とか200とか。
それでも疲れないわけです。自分が好きでやってることは、本当にやりたいことだから!
ここなんですよ。生産者もそう、我々もそうです。
本当に人のためと思って一生懸命やったことが報われ、自分も幸せになっていくような仕組みが構築できれば作品はお値打ちに提供でき、しかもお互い儲かる仕組みになります。
でも楽しくて人のためにやってとか自分に返ってくるような仕組みになると、もう常にプラス発想でどうやったらもっと喜んでもらえるかな、どうやったらもっといいものできないかなということばかり考えるようになるから、その方法性で行くと生産性も上がるし、いいものもできる。
そうしたらいいものが、お値打ちに作れて、利益もでるようになる。僕達はこのやり方が世の中の理にあっていると思って活動しています。
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サンヨネ
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養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。