玄米の効能、栄養、メリット

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今日は「玄米」についてです。

私も初めは 浅はかな考えで「玄米」=健康 みたいな そんな軽いノリで 食べ始めました。メキシコにも日本食のスーパーにお米は売っていて、カリフォルニア産のお米はかなり安く購入できますが、質も普通においしいです。

玄米はブラウンライスとして売られていました。メキシコでは、電気圧力鍋で玄米をいつもの白米の感覚で同じように炊いてました。

一口食べた感想

「美味しくない…」。

水を多めに入れてもダメ、なんだかパサパサだし、とにかく味も美味しくないという事で結局白米と玄米 6:4 になり、しばらくして 8:2になり。10:0となった…。勝者 白米。

メキシコでの玄米生活は呆気なく終わりました。そして 日本に帰国後、

再び「玄米」に興味を持つ。

そもそも玄米とは…

玄米 (Brown rice)

玄米 (Brown rice) とは、精白されていない状態のお米の事で、稲の果実である籾(もみ)から籾殻(もみがら)を除去した状態の事を言います。

精白とは、玄米から表面の薄皮である糠(ぬか)を取り除くことを言い、一般には精米とも言われています。

もみ殻を除いたものが玄米。糠層に包まれた胚乳があり、胚芽がしっかり残る。白米は、精米するときに糠を削って胚芽をとってしまうので、胚乳しか残っていない。

胚芽を残したままで糠を削って精米されたものを「分搗(ぶづき)米」といい、糠層の削る割合により、「七分搗」(ヌカを7割削った状態)や「五分搗」(ヌカを5割削った状態)などと言う。

引用  玄米とは

絵で見るとこんな感じ

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「玄米のプラスの部分」メリット

① yーオリザノール……自律神経を調節し、シミ・小じわの予防
②アラビノキシラン……NK細胞の活性化、抗酸化作用
③イノシトール……肝機能改善、動脈硬化予防、高脂血症改善
④ ip6(フィチン酸)……抗酸化作用、抗がん作用、老化遅延効果、排毒排泄作用
⑤ GABA(yーアミノ酪酸)……精神安定作用、血圧安定作用
⑥ フェルラ酸… …認知症予防効果

引用 医師たちが認めた 玄米のエビデンス (veggy Books)

その他にも玄米のメリットは、体が軽くなり、疲れなくなった、便秘の改善、夏バテ、母乳の出の悪い人、勢力減退気味の人にも効果的、腸の働きをよくして、公害物質の吸収を阻止、排出してくれると自然医学の第一人者の森下敬一医学博士も仰ってます。

玄米は、白米よりも、ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含んでるから、人間が健康を保つために必要とされる栄養素をほとんど摂取できるため、完全栄養食と言われてます。

凄いでしょ  やるしかないでしょって思いますよね。

でも stopです。

これだけで始めるのは 逆に危険。玄米の事を知らずに食べるのなら逆に体に悪い事をすることになりかねないので、普通に雑穀米や白米を食べた方がいいと思います。

そして玄米として頂くなら無農薬が大前提です。

理由は、籾(もみ)米糠(こめぬか)に農薬は特に溜まりやすいと言われています。

玄米は農薬の影響を直で受けてしまうんですね。

化学過敏の方だと白米にしても残留農薬の問題はあると思いますが、籾はもちろん玄米でも取り除きますが、米糠の部分は玄米にとって栄養素が最も詰まっている大事な部分となります。

なので玄米として食べるなら農薬や化学肥料の影響をもろに受けやすいため、無農薬、無肥料のものを食べるのをおすすめします。

渡辺昌さん監修の書籍「玄米のエビデンス」によると、米糠に含まれるフェルラ酸は、抗酸化活性や乳がんや肝臓がんに対する抗腫瘍活性、コレステロール低下作用、抗炎症活性など様々な活性を有していることが報告されていると書かれています。

面白いことに、玄米は発酵させると更に効果があがるようで、

玄米の発酵過程で、不溶性の結合型フェルラ酸類が麹により加水分解され、遊離型フェルラ酸類の含有量が増加することが明らかとなりました

発酵によってビタミンB2は21.3倍、ビオチンは8.8倍、ビタミンB6は5.8倍、パントテン酸は2.5倍、ナイアシンは2.2倍に増加することが明らかにされました。

引用 医師たちが認めた 玄米のエビデンス (veggy Books)

玄米にはフィチンという物質が含まれており、そのフィチンが体内に入ると、化学結合が取れてフィチン酸になります。

フィチン酸は、農薬や化学肥料や食品添加物などの化学物質、または水銀、鉛などの有害重金属などの「体内に存在するあらゆる毒物」と結合して体外に排出する働きがあります。

これを「キレート作用」と言います。

食物繊維も「体の掃除屋さん」と呼ばれるように体内の老廃物を排出する働きがありますが、フィチンはその比ではありません。

食物繊維の強力版と考えたほうがいいでしょう。

特に水銀や鉛のような「骨や内臓にまで浸み込んでしまってなかなか排出されない毒物」も効果があることが分かっていて、フィチン酸を用いた治療法(キレート療法)が確立されています。

それくらいフィチン酸には強力な解毒作用があるということですね。(参考 → IP-6 & Inositol (IP-6イノセル)ナチュラルキラー細胞を活性化し、がん細胞の増殖を阻止するサプリメント)

引用 そろそろ玄米が「健康食」か「不健康食」かに決着をつけようと思う

玄米には強力な解毒作用がすごくあるということで、有名な話では、長崎原爆のときたくさんの患者さんを救ったことで有名な秋月医師の話もありますね。

その他にも昭和36年三重県名張で起きた毒ブドウ酒事件という事件がありました。

昭和三十六年に三重県名張に毒ブドウ酒事件

この事件はある男性が三角関係になり、奥さんに愛人のいる事がバレてどうにもしめしがつかなくなり、面倒くさくなって妻も愛人も二人共殺そうと思いました。

そこで自分が役員をしていた婦人会の集まりに、農薬のテップ剤を乾杯ブドウ酒の中に入れて皆に飲ませました。

そして飲んだ人の中で五人がその場で亡くなり、七人が病院に運ばれてやっとの思いで助かり、一人だけ何でもなく難をのがれた方がおられました。

その方は浜田能子さんという農家の主婦で、毒ブドウ酒を飲んだけれども二度に分けて吐き出してしまって何でもなく、次の日から普通に農作業ができたというのです。

何故一人だけ何事もなく助かったかというと、たったーつ違っていた事は、彼女は二年前から、自然農法を実践して生活して、玄米自然食を実行していました。

他の人と違っているところといえば,それだけしかなかった。その事が難を逃れる事となったのでした。

しかも、その時妊賑中で三ヶ月の身重でした。

そのお腹の子がこの事件のためにショックをうけてどんな子が生まれてくるか、御両親は心配しました。

しかし丈夫な玉のような進士君が誕生しました。

引用 家庭で出来る自然療法 東城百合子(著)

東城さんの書籍にこの事件の話が書いてあったのですが、はじめは玄米はそんなにすごいのかと感動しました。

しかし先日私自身が似たような体験したのですが、もちろん毒の摂取ではありません。

私と夫そして知り合いの3人で朝食をしているとき、知り合いの方が市販されている甘夏を低速ジューサーで絞りたてのジュースを出してくれました。

その甘夏は、洗わず皮ごと切ってそのままジューサーに入れていたので、農薬が原因ではないかと推測していますが。

3人ともその甘夏ジュースを飲み、私は口に含んだ瞬間飲み込めず、トイレに駆け込みました。その後も2回ほど吐きました。

あとの2人はそのまま飲んでいましたが、しばらくすると2人ともまず気持ち悪くなり、夫もすぐトイレに行き、吐きはしなかったみたいですが大便をしたそうです。

その後2人ともフラフラすると言っていました。

私はそのまま吐いていたので、2回吐いた後は、フラフラなどの症状はありませんでした。

そのとき私は8週目の妊娠3ヶ月でした。

この事件の話をみると、他の方とたった一つ違ったのが、玄米自然食をしていたこととありますが、私が思うに玄米を食べていたからというより、妊娠3ヶ月だったからではないかと思います。

実際私と夫は1日2食基本雑食、この当時は毎日1食は玄米を食べていました。もう一人の方は、1日1食の玄米菜食を長らく実行している人でした。

私だけ口に含んですぐ体の中に入れなかったのは、お腹の赤ちゃんを守ろうとする人間の本能なんではないかと思います。

特に妊娠3ヶ月あたりは、まだ妊娠初期なので赤ちゃん自身も大きさは約13~18mm、重さは1~3gほどで、エコー写真で見ても、まだ豆粒のようにしか見えない時期です。

※ちょうどこの時期から「胎芽(たいが)」ではなく「胎児(たいじ)」と呼ばれるようになる。

私の母もちょうどこの妊娠3ヶ月の時、家族みんなで生牡蠣を食べ、母だけ吐き出したそうで食中毒を間逃れたそうです。

玄米の力というより、生命の危機管理能力が勝ったものではないかと私は推測しています

しかし、解毒作用が強いと言われているのも事実です。これらが玄米のメリットとして言われていることですが、しかし玄米はデメリットもあります。

詳しくはこちらから↓

玄米を無毒化する為にする方法(改訂版)

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