【手作り酵素ドリンク】玄米でつくるリジュベラック

学習面だけでなく、食事や生活面からも提案、自然派学習塾講師の本土佳代さんによる連載コラムです。

リジュベラックhttps://en.wikipedia.org/wiki/Rejuvelacより、ざっくり訳すと

リジュベラックとは、全粒小麦、オート麦、ライ麦、キノア、大麦、キビ、ソバ、米などの穀物を「発芽」させ、その発芽水を発酵させた活きた酵素がいっぱいの酵素水のことです。

発芽した穀物を水に漬けておくことで、水が発酵し、その発酵水(リジュベラック)はビタミンB、ビタミンK、ビタミンE、タンパク質、デキストリン、炭水化物、アミロースなどを含み、発酵する段階で豊富な酵素、乳酸菌を含むようになります。

つまり、植物性の乳酸菌飲料なのです。

酵素の重要性を説いたのは、エドワードハウエル博士が最初だそうです。

1985年に「酵素栄養学」を発表し、酵素には限りがあること。

また、できるだけ生の食べ物から酵素を摂取することで、消化・代謝がスムーズに行われ、体の酵素を温存することで臓器に負担をかけず病気になりにくい健康法がアメリカで生まれました。

その後、ローフードの母と呼ばれるアンウィグモア博士が酵素を中心としたレシピ本を出しました。

このアンウィグモア博士が飲んでいたのが、小麦リジュベラックという手作り酵素ドリンクだったそうです。

当時、博士は80歳だったそうなのですが、これを毎日飲み続け、真っ白だった髪が黒く戻ったんだそうです!

博士は、小麦を発酵させて作っていましたが、キャベツや他の穀物などでも同じような効果があるそうです。

我が家では、一番手に入りやすく、しかも発芽したあとも使える玄米でよくリジュベラックをつくります。

つくりはじめたきっかけ

お店に発芽玄米は売っていますが、普通の玄米に比べるとぐーんとお値段があがります。

健康にはいいけれど、家計を圧迫されるのはイタイ。。。。ならば、発芽玄米を家で作ろうではないか!と思ったのがきっかけでした(笑)

そして、発芽玄米を作るときに何気なく捨てていた水。これが、リジュベラックだったんです。

発芽玄米がつくれて、その副産物としてリジュベラックまでできちゃう、一石二鳥ですよね!

しばらく、発芽玄米とリジュベラックを同時進行で作っていたのですが、ちょっと上手くいかなくなってきました。

発芽玄米をおいしくいただくタイミングとリジュベラックを作るタイミングが合わないんです。

発芽玄米は、胚芽の部分が膨らんで芽の出る部分が今にも芽生えそうな状態がお米に栄養素が凝縮された最良の栄養状態です。

でも、リジュベラックは発芽してしまうまで作れるのでこの状態をとおりこして作ってしまうと、発芽がどんどん進みせっかくの栄養素がもやしのような芽の部分に吸い取られてしまい、玄米の味も落ちてしまうのです。

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↑玄米について、発芽玄米にするメリットなど書かれています。

また、発芽玄米を作るときにできるリジュベラックは玄米の量が多く、発芽が進むにつれて乳酸菌も活発になるのでどんどん味が変わっていきます。

ぬかの風味が強くなりすっぱくなってくるんですよね。好みはあるとは思いますが、ちょっと飲みにくくなってきます。

そこで、最近は発芽玄米とリジュベラックは別々に作るようにしています。

実は、リジュベラックは飲む以外にも掃除や洗顔、クレイパックの水代わりなどにも使えるので発芽玄米で作った飲みにくいリジュベラックは、そちらで使用しています。

リジュベラックの栄養素はさることながら、水素水と同じような働きもあるそうです。普通の水が、玄米を漬けておくだけで若返りの水になっちゃうのです。

一般的な水道水の酸化還元電位は+500~800mv位といわれていますが、リジュベラックは-500mv位になるそうです。

酸化還元電位とは?

酸化還元電位とは、他の物質を酸化しやすい状態にあるのか、還元しやすい状態にあるのかを示す指標で、 この値が高ければ酸化力が強く、低ければ還元力が強いことを示しています。

水に水素を多く含む水素水はこの酸化還元電位が低くなり、低ければ低い程還元しやすい状態の水になります。

人体の臓器の酸化還元電位を正確に測定するのは難しいのですが、大体各臓器はマイナス(-100mv程)に調整されるように働いているとされており、水道水(酸化還元電位は+600mV~+900mV程)などのような酸化還元電位の高い水を飲めば必然的に必然的に酸化状態になると言えます。

水素水の酸化還元電位は?

酸化還元電位は水に溶けている物質によって値が変化し、例えば水道水などは塩素が含まれている為、塩素が酸化剤として働くために高い値を示しますし、抗酸化作用のあるビタミン類を少量混ぜるだけで、簡単にマイナス電位の水を作ることも出来ます。

高濃度水素水は通常よりも多くの水素を含ませることで、酸化還元電位を-400mV~-600mV程に高めています。

http://www.h2h2o.net/redox.html (水素水ガイドより)

我が家では、水がわりにリジュベラックを飲んでいますが、みんな大好きです。

息子もあるのを知っているときは「リジュちょうーだい」と言ってきます。

これを飲みだして、白髪が黒髪になるところまではまだいっていませんが(笑)、便通がよくなりおならが臭くなくなったと夫が言っており腸内環境が整っているのを感じています。

では、作り方です。

準備するもの

・玄米(無農薬のもの) 大さじ1
・水道水(できれば浄水)
・瓶やペットボトル

作り方

1.まず玄米大さじ1を軽く水あらいし、清潔なビンに入れます。そこに500mlほど水を入れて2日間常温で寝かせます。

ビンを振ると玄米から小さな気泡が上がってくると思います。そうすればリジュベラックの完成です。

2.2日寝かせた水のみを保存用のペットボトルに移し変え、ビンに再び水を500ml入れて今度は1日常温で寝かせます。

初回は2日寝かせますが、その後は1日でリジュベラックが完成しますので、これを数日繰り返します。

3.ペットボトルに移した水(リジュベラック)は、冷蔵庫保存してできるだけ1日で飲みきってください。

4.夏場は2~3日、冬場は4~5日で玄米からニョキニョキと芽が出てきます。このまま、繰り返し使用しても良いですが、わたしはお米に混ぜて食べて、また新たに新しい玄米で作っています。

繰り返し作ることで酵素や乳酸菌が豊富になり臭いは初めのころよりきつくなり味も少しすっぱくなってきます。私は、少し飲みにくいと感じたらまた、1から作り直します。

5.「飲みにくいな」と思ったリジュベラックは、捨てずにぜひ洗顔やお掃除に使用してみてください。

酵素のチカラで汚れを落としてくれます。

特に、夏場は水が腐らないよう注意してください。変な臭いや水の表面に変な膜が張っていたりしたときは、作りかえるようにしましょう。

玄米の量を調節することで手軽につくれるようになった玄米リジュベラック、是非お試しください。

※腐敗した食品は、当然食中毒にかかるリスクは高まります。一方、食中毒菌が食品についていたとしても、臭いや見た目、味も変わらない場合が多いので、注意が必要です。

【参考記事】発酵と腐敗の違い

http://www.mac.or.jp/mail/100701/02.shtml

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本土佳代

レッチワース本土教室(学習塾)講師 元ICU看護師。

現在は、夫の経営する学習塾の小中学生講師。

レッチワース本土教室は、講師が子どもに教え込むような塾ではありません。

子どもたちの個々の能力を引き出すために対話を大切にしています。子どもを引っ張るのではなく「ファシリテーター」役として子どもが主体的に学習できるように促進、導くのが講師の役割。

その中で、学習面だけでなく、食事や生活面からも親や子どもたちが健やかに成長できるような提案もしています。

子どもの妊娠・出産を機に、古民家に移住し、できるだけシンプルでナチュラルなライフスタイルを目指して、家庭で実践できる自然療法やアロマ、クレイテラピー、ヨガなどを楽しんでいます。

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