【保存版】ファスティング、断食の効能、効果のまとめ①

そもそも何で断食をするのか?断食の最大の目的とは・・・。

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※「断食」=「拒食」とは違います。

まずはじめに食を断つというと、中には拒食症(摂食障害)を思い浮かべる方もいるかもしれませんが。

断食と拒食では根本的に違います。まず食べることの本来の目的は、生命を維持することですよね。

拒食は例え生命を脅かすことになっても、食べないことをやめることができなくなってしまう。

食べても全て吐いてしまったり、食べられなくなってしまったりなど食自体を拒んでしまうことです。

拒食症はストレスやダイエットがきっかけで、「食べられなくなる」病気です。

正しくは「神経性食欲不振症」という病気で、無理な食事制限や絶食をくり返した結果、自分の意思とは関係なくカラダが食べ物を受けつけなくなるのが「拒食症」です。

引用  食べることを拒否する、拒食症とは?

断食の目的は、内臓を休ませてあげ、体の中の毒素など溜まっている汚れを排泄し、クリアにする。そして最終的には「正しく適正に食べる」ことだと思います。

正しく食べる体制を作るために、まず食べずに体の中から正常にしてあげるのが目的なので拒食とは全く異なります。

【断食の10の効果効能】

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断食は、宿便が排泄されるばかりではなく、次のような様々な効能が明らかにされています。

1:体質を変える
2:快感をもたらす
3:エネルギー利用法が変わる
4:宿便を排泄する
5:環境毒素を排泄する
6:自己融解を起こす
7:遺伝子を活性化する
8:スタミナがつく
9:免疫力を上げる
10:活性酸素を減らす

引用  奇跡が起こる半日断食 甲田光雄(著)

(プラスα)
11:美しくなり、肌もきれいになる

(1)体質を変える

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断食の最大の目的は、先ほども言ったように、内臓を休ませてあげ、体の中の毒素など溜まっている汚れを排泄し、クリアにする。そして最終的には「正しく適正に食べる」ことだと思います。

普段の食べ過ぎによって溜まってしまった体内の余分な栄養を取り除く、体の大掃除をし、人間が本来持っている能力を最大限に引き出してあげようということです。

断食は食べ物を断つので、体は飢餓状態となり大きなストレスが生じます。いわゆるショック状態です。

体からしたらいきなり断食されたら、かなり迷惑で危機的状況となってしまいます。

このまま放置したらやばいと、体は察知し体の中に今まではあんまり機能しなくてもよかった器官たちへも「やばいぞー」と警報を出し、目覚めさせていくといった状況なんだと思います。

このようにからだのしくみを大きく変動させる力が、さまざまな病気を治す力(治癒力)として現れてくるそうです。

これが「火事場の馬鹿力」といったところではないでしょうか。

なので断食をすると自己治癒力が高まるということです。

例えば、腸の未発達な子どもたちは、本能でその違いを見分けている。

本能って本当すごいなって思いますよね。ヨガ講師をしている友達が、最近こんな面白いことを教えてくれました。

元々彼女は実家が玄米食で肉も食べない環境で育ち(肉嫌い)、肌が弱かったため、石鹸なども使わないという生活をしていたそうで

そんな彼女の娘さんも自然と肉は欲せず薬膳系の酵素などを自ら欲しがるようになったそうです。

そんな彼女が言っていたのが、

「子供ってめっちゃわかりやすくてたとえば薬膳の酵素ドリンクを美味しいって言う子って、家で食に気を使ってるとこの子ばっかりで。

普段、添加物とりまくってる子はこの薬膳の酵素の臭いをまず嫌がる。

自然なものを食べさせてもらってる子はマックが美味しいとかゆー感覚はないしファミレス行っても食べない。

そのわりに、普通の大人でも苦手なものが多いよーなビーガン料理や薬膳料理をガツガツ食べたりする。子供の舌はすごいなーって思うわ~」

これこそ 本能の感覚なんだなと、、

人間の味覚は3歳までにほぼ決まり、8歳頃までには確定すると言われているそうです。

このことからも分かるように、断食後の腸はクリアになっているため、回復食やその後の食生活も大事になってきますが、基本的に舌が敏感になったり、体質が変わるため自然に求めるものが変わってくる傾向があります。

もちろんたまには無性にジャンクなものも食べたくなったりもしますが、前まではおいしいと感じていたものでも、人工的に作られた味のものだと1口2口食べてもういらないかなと思うようになったりなど体が変化します。

断食や少食、半日断食などを繰り返していけばその変化をご自身の体でも感じられることでしょう。

(2)快感をもたらすとは…

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朝食抜きこそ体にいい。そこらじゅうのテレビ番組で「朝食抜きは体によくない」と言われてますが…

*朝食抜くと 頭が回らない
*朝食抜いたら フラフラする

ほとんどの人はこう思ってると思います。私も前までは思ってました。

「朝食抜きなんてパワー出ないから絶対食べなきゃダメ」と。

実際朝食抜きをしてみて、お腹が減ってフラフラするのは、始めはなると思います。やはり毎日食べてたのを辞めるのでしばらく慣れるまでは しょーがないことだと思います。

思い込みもある場合もあると思いますが、ちょっとフラフラしたら「やっぱり朝食べてないからだと決めてしまうことありますよね。

でも一週間もすれば慣れます。食いしん坊の私でも慣れたくらいですからね。

しかも実は「空腹時のほうが、むしろ記憶力がアップする」と甲田先生の著書でも書かれています。

ただ1日2食(朝食抜き)などは肉体労働の人は無理だという声をよく聞きます。肉体労働だと食べてないとやっていけないなど。

確かにその気持ちはわかりますし、そのような人がいるのも事実だと思います。

でも甲田先生の本に書いてありますが朝食抜きの甲田さんと3食食べている甲田さんのお兄さんが体力勝負をしたら甲田さんが勝ったという話や、力道山は試合前に1日食べなかったとも言われています。

それだけで、じゃあ朝食抜きがいいとは言えませんが、基本的に朝食を食べないと力がでない、頭が回らないなど昔からテレビ、マスコミで言われているのでそのように思い込んでいるだけなのかもしれません。

その思い込みを一回取り払ってやってほしいですね。それでもだめなら合わなかったということになります。

そして朝食を抜くと36%も脳出血が増えたというデータもあります。

これもホリスティックな医療カウンセリングや断食指導などを取り入れられているみうらクリニック院長 三浦直樹さんに話を聞くと人間でデータをとるのはほぼ不可能だろうとのことでした。

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なぜならこのデータは確かに

・80000人以上のガンや心臓病の既往がない人を対象として研

・1995年から2010年の間に上記の男女(45から74歳)をフォローアップ

その結果として朝食を週二回以下の人は脳出血のリスクが36パーセント高くなったことがわかりました。

その大きな原因はお腹が空くとストレスから血圧が上昇して、その結果「脳出血」が引き起こされる、と解釈されています。

しかしこれは同じ生活環境ではないですし、その人それぞれ色んな問題を抱えていたりするので同じにするのはほぼ不可能なんです。

そして大きな原因はお腹が空くとストレスから血圧が上昇して、その結果「脳出血」になるとのことですが、朝食をとることがストレスになる場合は同じことですよね。

なのでどっちがいいのかはわからないので、目安程度になってしまいます。

だから朝食を抜くことで良くなるメリットはあるので試してみて良ければ続けるのがいいと思います。

その他にも、私が特に顕著に感じるのは、朝食抜きの半日断食に慣れると何しろ朝の空腹時の爽快感が気持ちいいです。

そして何より朝の浮腫みは一切なくなりました。それが一番わかりやすくうれしいことです。

朝一番胃が軽く、浮腫みもないので動きが軽やかになり気分も自然と上がり前向きになれます。

もちろんたまには付き合いで朝食を食べたりもします。思いつめてこうでなければいけないと思ってまで守ろうとしなくて大丈夫です

自分の体と向き合い、軽やかさ、体調をご自身の中で比べてみられるのが一番わかりやすいと思います。

(3)エネルギー利用法が変わる…

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断食中は体も脂肪をケトン体に換えてエネルギー源にするため脂肪をどんどん燃やしてくれます。

それがダイエットや減量につながるのです。

断食をすることによって、体内の糖分が尽きるので脳は体内に蓄えた脂肪をエネルギー源として使うと言われています。

動物のお肉などでもそうですが、脂肪の部分に有害物質、毒や老廃物などが溜まると言われていますので、脂肪を流してくれるということは断食の大きなメリットです。

そのメリット以外にもケトン体は空腹をやわらげる効果があります

ケトン体をエネルギー源とした脳は、α波と脳下垂体からはβ‐エンドルフィンの分泌量が増えていくそうです。

α波=リラックス、β‐エンドルフィン=快感物質

これらが増えることによって爽やかな気分になり、心もリラックスした状態になるということです。

ケトン体には、脳を鎮静化する効果があることも知られています。

さらには、ケトン休は脳下垂体から出るβ-エンドルフィンという快感物質の量を増やすことがわかっています。

そのためでしょうか、断食中に穏やかな幸福感を経験する人は多くいます。

β-エンドルフィンには、集中力や思考力、記憶力、創造力といった脳の機能をアップさせる働きもあります。

ケトン体は、体にも変化をもたらします。

アメリカのグラッドストーン研究所は、断食などを通じて血液中に発生する低濃度のケトン体が、酸化ストレスから細胞を保護することを発見しました。

断食で脳と体を変えるカギは、ケトン体が握っているのです。

引用:【図解】脳がよみがえる断食力 山田豊文(著)

なので宗教では、心身の浄化のために断食を行ったりするのでしょう。朝食だけを抜く「半日断食」でも体脂肪がしだいに自然に減っていきます。

私自身はじめ「半日断食」をスタートしたとき18日間で体重は-2.4kg 体脂肪は -5.6%減りました。

(プチ豆知識)

日本語で朝食、 英語ではbreakfast

breakfastは 「断食」の状態を「破る」という意味なんです。

ブレイク=壊す、破る
ファスト=ファスティング(断食)

せっかくの断食も破ってしまうのが朝食です。少し空腹を楽しんでみることをオススメします。

もちろん朝が無理なら、昼でも夜でもご自身が出来るときにやればいいと思います。

朝だと一番食べない時間が長いからベストはベストだと思いますが人それぞれなので無理なく挑戦してください。

【人間の体のリズム】

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朝は、排泄の時間(AM4:00~正午まで)体の悪いものを外に出す時間。

そして睡眠中に体の疲れを癒し、新しい細胞を作り…と大作業をした後に出た悪いものを排泄してあげるという流れです。

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