そしゃくに秘められた7つの効果
そしゃくするとき、ほほのやや後ろにある「咬筋」(こうきん)という筋肉を使います。
このとき、咬筋から感覚信号が送られ、大脳が刺激を受けるそうです。そのおかげで脳循環が活性化し、長いときをかけて脳が大きく発達する結果となったと言われています。
多く噛む事によって唾液がよりでてきます。唾液は消化も助けてくれますし、抗菌作用があるので虫歯や口臭、歯周病の予防にもなります。
それによく噛む事により満腹中枢が刺激されて、食べ過ぎを防いでくれます。
以前、私自身噛むだけで、なんだかんだ楽に3キロは痩せてしまいました。今までの頑張りは何だったんだ、、、と拍子抜けしてしまうくらいでした。
みうらクリニック院長の三浦直樹さんは断食・小食に入る前にまずよく噛む事から始めて体の調子がよくなったと仰っていました。
「あれ食べちゃだめ、これ食べちゃだめというところから入るとストレスが多いと思うんですが、とにかく噛むってことだけを意識してやって思考が変わったのがきっかけで体調がよくなりました」
確かにこれはそうなんです、制限しすぎてしまうと最初はいいんですがストレスで疲れてきてしまいます。なのでとりあえず噛むのを多くすることで体も変わっていくと思います。
私は昔から人間歯が大事だと思っていました、これはなんとなく今までの経験で思っていた事なので偏見がありますが、歯がなかったり少なかったりすると短命のイメージだったんです。
私の知り合いは、若くして(50代)ほぼ入れ歯になってしまったんですが、残念なことに60代前半で亡くなってしまいました。他に周りの知り合いの方でも何人かいました。
これはただの個人的推測なのでエビデンスとは言えません。
歯が減ってしまったり、大部分入れ歯になってしまうと、しっかり噛むことができなくなってしまうからなのかなとも思います。
よく噛めば、体温があがる→体温上がれば代謝もよくなる→体温上がれば免疫力もあがる。
この流れから考えても歯の噛み合わせや背骨や骨盤も大事とよくわかります。
そしてダイエットはもちろん、
①美肌、若返り効果
②脳の活性化
③虫歯、歯周病予防
④ガンなどの病気の予防
⑤胃腸も健康に
⑥アレルギー性の病気の予防
⑦便秘も改善「食事が血となり、肉となる」
食がからだを作ります。
そしゃくのルールは簡単
噛む! 一口最低30回
とにかく噛む。短くても20分は時間かけて食べます。
片方だけで噛むと良くないので、できれば両方で均等に噛む。
玄米食の方は、一口100、200回噛んで食べる方もいるみたいですが、がんなど病気の方は更にしっかり噛んだほうがいいと言われています。
私は噛む癖をつけてから食材の味がどんどん美味しく感じるようになり、食事の時間を楽しんでいます。
噛みすぎてそれがストレスになってもしょうがないので「いい加減」がベストです。
食事は舌で味わい、目で楽しみ、匂いをかぎ、かつ歯ごたえを感じながらゆっくりと豊かな食生活を満喫し、そしゃく力を鍛えていきましょう。
そして基礎体温をあげて免疫力を上げ病気知らずの体を作っていきましょう。
【関連記事】
養生ラボ(YOUJOーLabo)創設者。
愛知県生まれ。たまに美容師。断食でアレルギーも完治、脱ステロイド、断薬達成。
楽しく生きるをモットーに、断食や養生法も取り入れシンプルライフスタイルを目指す。