医者におまかせという人が多い日本の現状【心の問題の大切さ】

『難病といわれてもあきらめない』をモットーに、ホリスティックな医療カウンセリングや断食指導などを取り入れられているみうらクリニック院長 三浦直樹さんにお話を伺っています。

「心の問題の大切さ」

最近のカウンセリングは心のケアをメインに行っています。やはり心の問題がすごく大きいなというのは実感しています。

極端なことを言いますと、「あなたは何のために生きていますか?」という話です。

たとえ、今あるガンが仮に治ったとしても、人間誰しも平等にいつかは死ぬものです。200歳までは生きられませんよね。

病気治し、健康オタクだけを目的に健康法を一生懸命探しても、じゃあ何のために健康になりたいかということなんです。

たとえ最初がんの告知されてしまうと、追い詰められてしまい視野が狭くなってしまい、がん治しが人生の目的になってしまいます、しかしそれではもったいないのではないかと思います。

心情として早く治したいとどうしても焦ってしまう気持ちはもちろんわかります。

しかし何をやるか、どうあるかというのももちろん大事ですが、緊迫や緊張しながらやっていたら何をやっても同じです。

効くものも効かなくなってしまいます。ですからまずはリラックスしてゆったり考えていただきたいです。

食事療法もそうです。病気を治すために、食べたくないものを一生懸命食べないといけないという食事ではもったいないと思います。

例えば、世界中の食べ物を食べてマクロビが一番美味しいと言うのであればいいのですが、正しく生きるためにといって食べるというのは少し違う気がします。

修行するためにやっているわけではないので、皆さん陰とか陽に少しこだわりすぎなんです。

「あなた達の人生の目標は、一生食べたいものを我慢することですか?陰陽は、てきとうでいいん~よ」関西人なんでそんなことばかり言ってます(笑)

しかし羽目を外したらいけない時期というのはもちろんあります。

それこそ体の声を聞きながら、後は断食や望診などセルフケアが大事だよと伝えたいですね。

自分の体を医者任せにしないということ。「先生の言うことを全部します」とおっしゃる方もいますが、それではだめです。

自分の体のことだからこそ自分で考えてくださいと言います。

医者におまかせという人が多い日本の現状

ケリーターナーさんの「ガンが自然に治る生き方」では、「治療は自分の直感に従う」というのが確か2番目にきていましたが、日本ではなかなかそのような考え方は普及していません。

僕にがんの治療のアドバイスをくれた帯津良一先生も、みうら式とか帯津式はいらない。患者さんのときめく治療さしてあげたらいい、よほどおかしなものではない限り、患者さんが安心できる環境を医者が作ってあげるだけでいいんだとおっしゃっていました。

僕も人によって言うことが全然違います、抗がん剤やりたい人にはやってもらっていますし、嫌な人にはやらない方法を考えています。

以前もお話しましたが、例えば腫れているときに抗がん剤は使いたくないという思いがあっても、腫れを抑えるために抗がん剤を少しだけ使ってみる。

依存するわけではないけど、毎月150人くらいがん患者さんを診ていますので、上手に一時的に使いうまくいっている、そういったケースもいっぱいあります。

実際数字が下がってきたり腫瘍が小さくなったりすることもあるので、それを見て患者さんが希望を持たれるんです。

そうすると免疫力が上がってくるということはあります。

ただ副作用があまりにも強かったり効かなくなったらやめたほうがいいよというのは話します。

しかし今の医学では、予防的抗がん剤というのをやります。

これは効果基準というのが全くわからないですから、よく考えた方がいいですよということです。見えないがんなんてみんなありますからね。

しかしそれが今は標準になってきていているため、乳がんだと予防のためのホルモン剤を使います。

再発予防のために、今では10年間の投与が目安となります。

乳腺科の先生からすると10年すれば乳がんは再発しずらくなると言われるかもしれないですが、ただ他に全身の病気が増えていくというのがもちろんあります。

ですからその辺りは、自分の体だからこそトータルで考えないといけないですよねと言う話です。

ドクターが言うようにその通りにやっていると、いい時もあるけれども効かない時もあるからねと私は話します。

西洋医学だと抗がん剤、手術、放射線しかないのですが、自然療法の世界だとできることは他にもいっぱいあるのでそれは相談してくださいということです。

最近ではドクターでも癌になってうちに来られる人は結構おられます。

うちのクリニックでは単純に僕や妻が癌になった時にやる治療を集めています。

以前はがんの人というのは症状が出てから病院に行っていたのが多かったですが、今では検診で早く見つけてしまいます。

例えば昔は犯罪を犯した人だけを捕まえていたのに、今は人相が悪い人を見たらとりあえず捕まえろと言う、人相が悪くてもいい人はいるのに・・・(笑)

いつもここで言うのですが、40歳を超えたら白髪ができたりシミができたりしますよね、体の中でも同じで、当たり前のように様々な変化が起こっています。

それを今の医療技術で調べてしまったら、何か見つかってしまいます。

病気と長生きはコインの裏と表なのでいつか見つかりますよ病院行けば、と思います。

ガン=死みたいなイメージがついてしまっているところがあるため、もう自分が死ぬみたいな感じでクリニックに入ってこられる方もいますが、今のところガンがあなたに何か悪いことしてますか?あるというだけの話じゃないですか?

ガンが喋れるとしたらあなたに何と言うと思いますか?

(がん心の声)「自分で作っといて・・なった途端に悪者かよ!」とか言ってはるかもしれませんよって(笑)といったように、患者さんとそんな会話をよくしています。


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みうらクリニック院長 三浦直樹

医師。1968年大阪生まれ。肉親のガンをきっかけに、西洋医学の限界と矛盾を強く認識。

以来約20年間、鍼灸や整体などの手技療法、マクロビオティックや漢方・薬膳などの食事療法、カウンセリングや催眠療法などの心理療法、

エネルギーヒーリングや気功法などの研究・実践を行い、必要に応じて西洋医学と組み合わせながら自然治癒力を引き出す治療(統合医療)を行っている。

2007年に臨済宗の僧・野口法蔵氏のもとで「坐禅断食」を学び、断食指導も行っている。

健康的生活習慣のアドバイスを行う一方で、『難病といわれてもあきらめない』をモットーに、ホリスティックな医療カウンセリングなども取り入れている。

著書「顔を見れば隠れた病気がわかる (内臓の不調を自分でチェック!)」(マキノ出版)「週1断食で万病が治る (週1日、2食抜くだけ!)」(マキノ出版)「Dr.三浦直樹 新次元の「ガンの学校」」(きれいねっと)がある。

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日々、数多くのガン患者を診察している医師の目線から、それらにまつわる多くの情報を整理し、ガンに対する考え方や病院との付き合い方など、より具体的な内容をお話させていただきます。

詳しくはこちらから⇒ Dr.三浦直樹のガンの学校

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