アラビカ種のティピカは世界のコーヒーの原種【ウガンダ自然栽培】

ウガンダの無農薬・無肥料【自然栽培】のコーヒー豆を売っているクリスタルさんにお話を伺っています。

前回の記事はこちらから⇒250項目の残留農薬検査を実地【ウガンダ自然栽培のコーヒー豆】

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ーーー水とかもかけたりはしないんですか?

ウガンダは、コーヒー豆を育てるのには最高の環境が整っております。

アラビカ種コーヒー豆を育てるのに適した環境は、年平均気温18~22℃、降水量1100~1200㎜、標高1500m以上となりますが、ウガンダはそのすべての環境が整っています。

上記の内容から、お水をかけることは“基本”必要ありません。

ただ、最近は異常気象によって雨不足となることが増えてきました。その場合には、山から湧き出る地下水や近くの川の水を散水することがあります。

だからある意味本当に手間がかからない自然栽培の真髄といいますでしょうか(笑)

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ーーーウガンダ以外でも自然栽培のコーヒー豆はあるんですか?

そうですね、コーヒー豆を育てるのに適した環境があればそのほかの国にもあると思います。

人間が無理やり薬をあげたりだとか、手をかけなくてもできるのが自然栽培の面白さと言いますか、奥深さですね。

ただ他ではあまり見た事はないですね。

なので日本の路地では作れないのです、ビニールハウスでは可能ですが、コストの面で難しいと思います。

標高が1800m~2000mくらいの高さがあり、降水量が年間で1100m~1200m、年間の気温がだいたい18℃~22℃くらいの環境で赤道直下から北緯25℃、南緯25℃の範囲でしかコーヒー豆はならないのです。

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ーーーコーヒー豆は一年に何回とれるのですか?

それも国々によって違うのですが、ウガンダでは年2回収穫されています。

セカンドクロップが5月6月でファーストクロップが10月11月ですね。

ファーストクロップが最初に収穫される実で、セカンドクロップがその後に収穫される実です。

僕らは自然栽培されたファーストクロップのコーヒー豆を輸入しております。

また、ウガンダ共和国で収穫される最高規格(等級)のAAのコーヒー豆となります。

だから品質もいいですし、香りも、甘味も強いです。それを僕らは指定して買っています。

自然栽培へのこだわりはものすごく強いのですが、僕たちは珈琲屋さんなので、自然栽培だけではなくて当然ながら風味にもこだわる必要があります。

風味が良くなければ自然栽培でも僕らは意味がないと思っています。

アラビカ種のティピカは世界のコーヒーの原種

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ーーー自然栽培だと味は変わるんですか?

僕たちは変わると思います! やはり、薬品を散布したコーヒー豆に比べると雑味が少なく飲みやすいと僕らやお客様の会社の中では、他のものより雑味が少ないかなと感じています。

うちの父もよく言うんですが、やっぱり飲みやすくてサラッとしている。

それが自然栽培だからなのか、ウガンダだからなのかは真相はわかりません(笑)

アラビカ種のティピカは世界のコーヒーの原種です。

アラビカ種コーヒー豆は6世紀にエチオピアからイエメンに伝わり世界に広がりました。

世界に広がったコーヒー豆がその土地で品種改良されて色んなコーヒーができたんです。例えばタンザニアのキリマンジャロとか、ブルーマウンテンもそうですね。

このティピカという品種が船に乗って、色んなところに渡って、ブラジル、コロンビアなどなどのコーヒーができたんです。品種改良されてハイブリットされてできたものなんです。

アラビカ種コーヒー豆の起源は、歴史的にはエチオピアであることになりますが、ウガンダの生産者に聞くと、同じ中央アフリカなのでエチオピアが全面的にでただけで、ウガンダはすごく小さな国で宣伝が下手といいますか・・とのことでした。

アラビカ種の原種は2種類ありまして、ゲイシャとティピカとあるんですがそのうちの一つの原種です。

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ティピカは病害虫に弱く育てるのが大変な品種です。そのため、世界に広がった際にその土地で病気に強くするために品種改良がおこなわれました。

ただ、ウガンダ共和国では品種改良などは行わず、先祖代々このティピカを栽培しています。

ーーー自然栽培のコーヒーの土は硬かったりするんですか?

比較的に硬いですね。

元々固くて、その上にバナナも葉っぱや色んな自然になっているものが枯れたりして落ちて、そしてそれがそのまま腐葉土みたいな感じで絨毯のようになっています。

この腐葉土が、土壌で暮らす微生物や細菌類などを元気(活性化)にして、コーヒーの実に栄養を与えてくれるのです。

僕たちの契約農園では、本当に薬品に頼らず大自然の恵みだけでコーヒー豆が育てられています。

機会があれば、是非とも手つかずの大自然が広がる【アフリカの真珠】ウガンダ共和国へ行っていただければと思います。(笑)

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株式会社クリスタル 代表取締役社長 木下正義

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