自然栽培種採りオクラ【F1種=悪ではない】

自然栽培の美味しくて安全なイチゴを安定供給する自然栽培農家・野中慎吾さんによる連載コラムです。

自然栽培種採りオクラ

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オクラは自然栽培で非常に作りやすい品目になります。私は最初からオクラはある程度無肥料無農薬でも結果が出せました。

しかも種採りも簡単ですし、種による形質のばらつきもさほど気になりません。5年くらい前から耕すこともやめました。

不耕起にしても種を適期にまけば育ってくれるので土が痩せるイメージもなくずっと作り続けられます。

このオクラでの実験結果を根拠にしてイチゴも不耕起栽培に切り替えていきました。

種をとるのも簡単で色や形、茎の太さなどを見て良さそうなオクラの株を選んでそこからは実を収穫しないでおくとオクラはどんどん大きくなります。

ちなみに食べてるオクラは未熟果です。

大きくなった後木のような色に変わって乾いてくるとオクラのさやが割れてきます。

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割れてしまう前にそのさやを収穫して中から種を出して乾かして保管しておけば来年またオクラをその種で作ることができます。

種採りをしていい結果を簡単に出せるものがオクラです。

購入種よりも、自分で採った種は種自体が大きくてそろいもよかったです。

どっちがいいか比べて作ったときこの畑で自分の作り方で良かったものを選抜して種を採っていますので自分で採った種のほうが大きく育って収量も上がりやすかったです。

食味は自然栽培で作れば購入種でも変わらない美味しさを引き出せました。その他の野菜では種を採っていい結果を出せるとは限らないです。

F1種=悪ではない

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オクラは他のものと違って、F1種のほうが優れている場合が多いです。F1種は雑種強勢の自然のルールを活かしています。

決してF1種=悪ではないのでお気を付けください。

簡単に説明すると種を採る場合(固定種、在来種など)食味、量、病気に強いなどの3つの特性のうち1つの特性を得られます。

そしてその特性は子に受け継ぐことができます。固定種では1つしか伸ばせません。もう1つ伸ばそうとするとどれかが下がります。

F1種は親がそれぞれ固定種で病気に強いとか収量が多いなどの特徴を伸ばした親を作ります。

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それを掛け合わせて親の長所を2つ得ることができたのがF1種です。

固定種では超えられない壁を超えられるのですが、子にその特性を引き継げません。その特性を下げて得たものなのです。

世の中の種はその能力の高さからほとんどF1種になります。

自然栽培などの無農薬栽培の作り手としては種の能力が高いF1種のほうが失敗することが少ないですし、F1種のほうが結果としていい結果が出ることが多いと感じています。

種の中の設計図で結果の半分以上が決まってしまいます。

でも種を採り続けて作れると愛着も沸いて、栽培の面白さも倍増します。

どちらかに決めてしまわず種を採りやすく結果が出しやすいものは種を採り種を採りづらいものはF1種などの購入種を使うのが今のところ一番いい選択です。

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最も簡単な種採り作物はお米ですね。収穫物が種ですからね。

主食の種が採りやすくて、いい結果に繋がりやすいのはありがたいことですね。

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農業生産法人「みどりの里」(愛知県豊田市)農場生産責任者 野中慎吾

障害者を農業の担い手として重視する「農福連携」にも力を入れている

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養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。
 

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