乳幼児期は、風邪を引くと中耳炎になりやすいと言われている理由は、子どもは、耳の管が太く短く、鼻との距離も近いため、ウイルスや細菌が侵入しやすい構造になっているからだそうです。
そのウィルスや細菌が中耳の粘膜に炎症を起こしてしまうので、中耳炎などになってしまいます。
なかなかうまく痛みを伝えられない小さなお子さんの場合は中耳炎を起こしていることが分かりにくいこともあるかもしれませんが、
【見極める判断として】
風邪をひいて、ひどく泣いている、耳を触っているなど。
赤ちゃんが耳をしきりにさわる、頭を振る、機嫌が悪いといった様子が見られたら中耳炎の可能性があります。
膿がたまっているので、耳の穴から臭いにおいがするので嗅いでチェックしてあげてください。
乳幼児や子どもの場合一番注意してあげたほうがいいのは、中耳炎、外耳炎は風邪からなることも多いので、鼻水はこまめにふき取ったり、吸い取ってあげる、取り除いてあげることが何より大事です。
耳とは・・・・
耳は腎臓や腸の関連が深いところです。
たとえば、動物性たんぱく質のとりすぎたりなどで、塩分の排出がされず、老廃物もうまく排出できなくなってしまうと腎臓に負担がかかります。
そうなると、キーンという金属音やボーっというような耳なり、中耳炎などのトラブルが引き起こされてしまう原因にもなりえます。
中耳炎や外耳炎など耳にトラブルがあった場合は、腎臓や肝臓、腸などを温めたり(こんにゃく湿布がおすすめ)
動物性たんぱく質を体外に排出する助けになる第一大根湯や切り干し大根茶などを服用するのも手当法の1つとして大事だと言われています。
【参考文献】
からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て 新訂版 大森 一慧 (著)
ユキノシタの効果・効能
今回使うのは、「ユキノシタ」です。
“ユキノシタ”は「耳垂れ草」とも呼ばれているそうで、耳の病気に昔からよく使われていたそうです。
中耳炎だけでなく、外耳炎にも効果あるとのこと。
外耳炎の手当て法としてユキノシタ以外でもビワの葉のしぼり汁を脱脂綿にしめらせて、耳の中に栓をしておくと大抵化膿せずに治ると言われています。
中国では虎耳草と呼ばれています。
ユキノシタ(雪ノ下)、学名で「Saxifraga stolonifera」と言われていて、ラテン語では石を砕くという意味があり
①尿の結石を溶かす作用がある、とか
②岩石の割れ目に生える、とかの諸説ある。
※利尿作用の硝酸カリウム、塩化カリウム、解毒作用のあるべりゲニンなどを含んでいます。
「ユキノシタ」は、葉っぱを天ぷらにしたり、サラダ、おひたしにして食べてもかなり美味しいとのことなので是非皆さんも試してみてください。
耳以外にも、重宝されている「ユキノシタ」
①虫刺されやうるしかぶれ、腫れ物、しもやけ、ひびなどの時には:葉っぱを火にかざし、軟らかくなったら揉んで幹部にあて、汁を塗ってあげる。
②小児のひきつけには:塩で揉んで青汁を飲ませる。
③心臓病、肝臓病などの軽いむくみ:乾燥させたものを煎じて服用する
④その他:歯痛、痔痛、授乳時の乳腺痛、尿結石などにもいろいろ効果はある。
⑤あと紫外線によって変異したDNAを元に戻すなんて効果もあるそうで、ユキノシタで化粧水など作ったりなどすると紫外線を浴びた後のケアにも最適です。
夏はもちろん、秋冬も紫外線ケアにどうぞ。
乾燥して寒くなる季節には、しもやけあかぎれなどのお手当としてもいいです。
【参考サイト】ユキノシタの健康効果
ユキノシタの自生している場所
裏庭や木下など日陰の湿地に生えている雑草です。
散歩しながら探していたんですが、中々見つけられず、近所のギャラリーを運営するおばあちゃんのところに「ユキノシタ」がどこにあるか聞いてみることに。
そうしたら何とラッキーなことに、うちに生えてるから持って来てくれると!そしてありがたい事に株を分けてもらいました。
ちなみに私たちが探していた場所は日陰でも坂道が多く少し崖っぽいところを探していたんですが、
ユキノシタは平坦な場所の日陰げや、物陰に生息しています。
※後日平坦な日陰を注意深く見ながら歩いていたら、自生しているユキノシタ発見できました。人の庭先の玄関でしたが・・。
今回分けていただいたので、しっかり庭に植えて自生させたいと思ってます。
皆さんも是非いざと言うときに使えるように、探しておくといいと思います。
実際に試してみました→【自然療法】中耳炎などに効果的な手当て法(野草ユキノシタ編)
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養生ラボ(YOUJOーLabo)創設者。
愛知県生まれ。たまに美容師。断食でアレルギーも完治、脱ステロイド、断薬達成。
楽しく生きるをモットーに、断食や養生法も取り入れシンプルライフスタイルを目指す。