前回の記事に引き続き、愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園の代表の河合浩樹さんに話を伺っています。
極端に生活のギャップ
ーーーレモンは毎日食べられるんですか?
そりゃ大好きですよ、毎日食べます。朝フルーツをやっていて、果物、生野菜を年間400kg食べるんです。
最近では極端に生活のギャップを作るのがいいと思っているんです。
例えば塩分をとるのを少ない生活をしていたら、たまに塩分を多くとってみる。たまに絶食するのと同じ感覚です。
ただ断食でもやりすぎると、胃が小ちゃくなりすぎてしまうので、食が細くなってしまうんで、胃を大きくしてあげることも大事だと思うんです。
物事には必ず裏と表があるので生活のリズムの振幅を大きくすることがある種の健康法ではないかと思っています。
こんな事がわかってきたのは50歳を過ぎてからですが、それは自分の体で実験をしているからこそです。
よくよく考えるとレモン作りも一緒なんですね。生育をよくするために、窒素とりん酸を交互に与えるとよいというのは経験上知られています。
だから考えると人間の体もそうで極端に変えてやると細胞が活性化するんだと思うんです。レモンでも極限まで乾燥させて、水分をやったりすると急激に生育が良くなったりするんです。
ほんとに人間も植物も一緒だな~と思えてきました。腸内細菌でもそうなんですが、レモンでも土の中に善玉菌が多いとやはり良いんです。
ーーー人間は排毒とか排便ができるんですが、植物はどうやって出すんですか?
打ち合わせがあったような質問ですね(笑)そこが一つ無農薬のポイントで、例えば植物の場合過剰に吸収するとどうなるかというと・・・
新しい芽を出したり、葉っぱから人間でいうと汗(匂いであったり)メタボの人は体臭がするともいわれていると思うんですが、あれはやはり食べ物なんですね。
同じことが植物でもおきていて、肥料を過剰に吸うと葉から消化できない物質を出しています。それを害虫が好むのです。
だからそのメタボにならないように管理をしてあげたら、害虫がよってくる確率が低くなるんです。
そうやって大事に育てたレモンを嫁がせるのですが、ただ単に品揃えだとか価格のことばかりが前面に出ているオファーはお断りしています。
絶対大事には売ってくれないですからね。それはお話をさせてもらうとよくわかります。
販売する方がジャンクフードばかり食べていたりすると、レモンのポテンシャルは確実に落ちるので、ゆだねる方は作り手と価値観が同じであったほうがいいと感じるのです。
今回、取材協力していただいた河合果樹園さんどうもありがとうございました。
前回の記事はこちらから☟
河合果樹園 代表 河合浩樹
〒441-3105 愛知県豊橋市中原町字南37-1
TEL 0532-41-2033
FAX 0532-41-2072
9月下旬~12月 無農薬グリーンレモン ¥2300(税込み、送料別)
1月~4月上旬 無農薬フルーツレモン ¥2600(税込み、送料別)
お送り先とケース数を明記の上メールまたはFAXでお申し込みください。
売り切れや季節限定の場合もありますのでお電話でご確認の上お出かけください。
豊橋、浜松方面の方は フードオアシスあつみ
豊田、岡崎方面の方は スーパーやまのぶ
河合果樹園ネットショップはこちらから⇒河合果樹園
河合果樹園のホームページはこちらから⇒河合果樹園
「虫たちと作った世界に一つだけのレモン」 朝日新聞出版 河合浩樹著
養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。