断食で無月経、無排卵を克服(体験談)

前回の記事はこちらより☟

クスリによる無月経、不妊の治療方法の経過(実体験)

クスリによる無月経、不妊治療の経過(私の場合)

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ホルモンバランスを崩し、生理が来なくなってしまった。

↓ (※これ以前は28周期くらいで毎月生理あり。)

生理が来ないことが発覚してからちょうど60日後 妊娠か?生理不順か?病院に行く

結果 生理不順だった為、その日にプラノバール14日分処方される。

薬を飲み終わって14日後+3日後に、2ヵ月17日間ぶりにクスリのおかげで生理が来た。

※いつもより少なめの出血量だった。(5日で生理終わる)

生理がきてから1週間後 病院に受診

その後8日後に 病院に受診、エコーで排卵しそうかどうかをチェックした。

生理がきてからちょうど14日後あたりでタイミングとってみてと言われ、チャレンジ。

それから25日後 病院に受診、結果「無排卵」と診断される。

次の日も 連日病院に受診

①プラノバール14日分 処方された。

そしてその後新たなクスリも処方される

②クロミッド 5日分(生理5日目から飲む)

不妊治療 第一ステージ「クロミッド」とはどんなクスリ?

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排卵誘発剤でもっとも使用される頻度の高い飲み薬といえば、クロミッドがあげられるそうです。

比較的軽度~中度の排卵障害の患者に対して処方されることが多く、排卵誘発効果も高いと言われてます。

ですが、そのクロミッドで思わぬ副作用が起こることも有名だそうです。

排卵誘発剤・クロミッドの弊害とは一体どんなもの?

【クロミッド(クロミフェン)の効果】

クロミフェンとは、経口の排卵誘発薬の総称です。クロミッド、セロフェンなどの薬があります。

エストロゲンの働きを抑えることで、脳下垂体からホルモンを出させ、卵胞発育を促す効用があり、不妊の初期治療薬として最もよく用いられてます。

また、同時に、卵巣予備能が低く調節卵巣刺激法が不適当な場合や、多嚢胞性卵巣症候群で排卵誘発によって卵巣過剰刺激症候群になりやすいケースにも、卵巣や卵への刺激が穏やかな排卵誘発剤として適応されます。

引用 浅田レディースクリニック

私自身そうでしたが、排卵障害がある場合、たいていこのクロミッドの服用から不妊治療がスタートするといっても過言ではないそうです。

【クロミッドの副作用】

しかし、このクロミッドという薬には副作用もあります。

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注意1

クロミッドを一定周期以上服用し続けると、頚管粘液が減少してしまうといわれています。

頚管粘液とは、排卵期になると分泌が増え、精子を子宮まで到達させるために大切な役割を果たすもの。

それが少なくなってしまうと、タイミングを取る大切な時期に本来の役割を果たすことが難しくなり、妊娠が遠ざかってしまうとのことです。

注意2

また、子宮内膜が薄くなるという副作用も!?

受精卵が着床するためのフカフカな大事なベットとなってくれる子宮内膜が薄くなってしまうと、それだけ妊娠の確率が低下してしまうとのこと。

私自身クスリは心配でしたが、その時は医者に言われた「早く治さないと妊娠できにくい体になっちゃうよ」の言葉が本当に怖かったので先生に

「このクスリは大丈夫ですか?このクスリをずっと飲まなきゃ逆に排卵できなくなったり、生理が来なくなったりはしないんですか?」と疑問をぶつけてみましたが、

先生は「そんなことはないから大丈夫」と言われたので、それじゃあ大丈夫なら、クスリ飲みたくないけどまずは無月経、無排卵をとりあえず早急に治してから、クスリをやめて徐々に軌道修正していけばいいのかなと考えました

不妊治療 第2ステージ突入

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クロミッド 5日分飲み終わり、それから5日後 初めてhMG注射という注射を打つことに。【hMG注射1回目】

この注射について先生からの説明はそんなになく、「クロミッドで卵子がせっかく成長してきてるから、もったいないからここで試しに注射打って妊娠するように持っていきましょう。」

そんな風に話してもらいました。

「今日帰りに打ってく?せっかくだから」という感じだった。

もうこれ以上クスリは使いたくない、ましてや注射は・・・と心では思っていたが、

人間やっぱり「せっかくだから」とか「勿体無いから」と言われるとそうなのか「今ここでやっておかないと後悔するかも」と思い、その場で注射を打っていくか悩む私を尻目に「どーする?打ってく?」と急かす先生。

今思うとあの病室の狭い空間の中で医師の立場から「せっかく」や「勿体無い」と言われたら、特に強い意思と知識を持っていなければ誰でも為すがままになってしまうのではないかと思う。

思い出すと私も本当に為すがままだった。

これも経験。

やむなく私は注射を打つことを決断した。

この注射は毎日打たなければ効果が無いと言われ次の日にも打ちにいく。 【hMG注射2回目】

3日連続で注射を打ちにいく。 【hMG注射3回目】

↓毎日病院に注射だけ打ちに行く事に疲れてきた。正直嫌だった。でもせっかく続けているのに、ここでやめるわけには行かなくなったのが現状。

そして4日目連続で注射を打ちにいく 【hCG注射4回目】

この日排卵チェックをしたら 私の卵胞は16mmだった。

(※成熟した卵胞は、月経周期12日頃で、18mmくらいまで成長します。)

やがて排卵されるのですが、排卵時の大きさは約20mmになるそうです。

すごく順調だと褒められ、4日連続で注射を打った4日後または6日後にタイミングを持てば赤ちゃんができる確率があると言われる

タイミングを持った日から2日後 無事排卵してるか病院にチェックをしに行った。していてもおかしくないだろうと告げられる・・・・。

はっきりしないことなため、わからないからモヤモヤするが、着床するか待つしかないので待つ。

無事排卵してるか病院にチェックをしに行った6日後

生理が来てしまった・・・・。がっかりした。クスリのおかげではあるが、生理が来たことも嬉しいのは嬉しいんだけど、この抜け殻みたいな気分正直ドッと疲れた。振り出しに戻る。

生理が来てしまったので。本当だったら生理5日目には再度クロミッドを処方してもらい、またhMG注射、hCG注射を打ってタイミングをみてをしないといけない流れなのだが。

私はもう病院に行くのが嫌だった、クスリ、注射を打ちに行くのが本当に苦痛だった。

今までに使った診察代(クスリ、注射代込み)は、約3ヶ月、計11回の受診で合計約20000円でした。

注射1本約1000円ちょっとはかかります。

治療金額自体はそこまで大したことはないかもしれませんが、精神的ストレス、病院まで通う労力、時間(車が無いので歩きか自転車)=片道徒歩約1時間かかります。

運動と考えれば徒歩1時間はOKかもしれませんが、毎日通う時はかなり大変でした。病院通っている間仕事も全然回らない状態になってしまうのが厳しかったです。

そしてこの頃は、既に断薬などをしていたのでクスリを使うのにかなり抵抗があったんですが、無月経、無排卵や不妊は別ものだと思い、やむなく従っていました。

短期で治す方法はそれしかないのだとその時は思っていたので必死でした。

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hMG注射、hCG注射の説明

HMG注射【添付文書情報】

http://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00055636#effect.and.usage

hMG注射は排卵しづらい人や自力での排卵が困難な人に対して、卵胞を育てて排卵させることを目的に使用する排卵誘発剤の一種だそうです。

クロミッドなどの飲み薬による排卵誘発剤が効かない場合などの、次のステップ、第2ステージの突入として用いられることが多い排卵誘発剤になるとのこと。

筋肉注射のような感じで打ってもらうとき多少痛みを感じます。

注射を打つと毎日打ちに行かないと行けないというのが本当に大変ですし、私は苦痛でした。

でもここで辞めたらせっかく卵は成長してきてくれたのに無駄になってしまうという怖さが増すので毎日行かなければならないという強迫観念、自分自身の中のプレッシャーに支配されていました。

ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)とは・・・

ゴナドトロピンは下垂体から分泌される黄体化ホルモン(LH, Luteinizing Hormone)と卵胞刺激ホルモン(FSH, Follicle-stimulating Hormone)のことをいいます。

視床下部にはじまる月経周期コントロールは下垂体からこれらのゴナドトロピンが放出されることによって卵巣に伝搬されています。

ゴナドトロピンは卵巣を刺激することになります。

排卵がうまくいかない場合にゴナドトロピンを投与することで卵巣を刺激して排卵を促す方法をゴナドトロピン療法といいます。

引用 http://www.san-kiso.com/gona.html

それぞれ打つタイミングが異なるみたいで、(もちろん治療方法、人によって違うと思います)

私の場合は、

1. 月経周期3~6日目にhMG注射を1日に1本を打ち

2. 毎日1本の注射を5日間毎日連続で続けました

3. 卵胞の大きさが16~18mm程度に成長したらhCG注射を打ち

4. hCG注射後、約36~48時間以内に排卵が起こると言われました。

hMG注射やhCG注射の副作用は危険!?

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hMG注射やhCG注射のように体内に直接薬を投与すると効果がすぐに強く現れてくれます。ただ、作用が強いということは、副作用も強くなることを意味しているということです。

どんなクスリでもそうですよね。

hMG注射を使用した場合の副作用として重要なものは・・

【重大な副作用】

・患者の自覚症状(下腹部痛、下腹部緊迫感、悪心、腰痛等)の有無

・急激な体重増加の有無

・卵巣腫大の有無(内診、超音波検査等の実施)

卵巣過剰刺激症候群を引き起こすことがある。

多胎妊娠

本療法による卵巣過剰刺激の結果として多胎妊娠が起こることがあるので、使用に際しては、その旨をあらかじめ患者に説明すること。

(全国36病院における本療法による多胎妊娠についての調査で、双胎以上の多胎妊娠は、妊娠総数454例中93例(20.48%)で、そのうち、双胎59例(13.00%)、3胎20例(4.41%)、4胎8例(1.76%)、5胎5例(1.10%)、6胎1例(0.22%)であったとの報告がある。

引用 医薬品情報

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)について

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)はhMG注射薬が効きすぎるために起こる副作用の症状で10~20%と比較的高い確率で起きるといわれています。

※卵巣過剰刺激症候群(OHSS)とは、不妊治療による排卵誘発剤によって卵胞が過剰に刺激されることによって起こる副作用リスクで、卵巣がふくれ上がり、お腹や胸に水がたまるなどの症状がでるそうです。

多胎妊娠について

たくさんの排卵が起こるため場合によっては、双子や三つ子などの多胎妊娠になる可能性も高まるそうです。

まず医師に勧められたら、そんなに深く考えずすぐに注射をするという選択肢になりやすいと思います。私ももちろんそうでした。

しかも効果がすぐに強く現れると言われれば、ホルモンバランスが崩れ、無月経、無排卵、不妊症で困っていれば誰でも飛びついてしまうと思いまいます。

しかし、こういった注射やクスリにはリスクがあるということをしっかり理解して医師の判断だけに任せず、自分でしっかり調べ判断することを強くオススメします。

hCG注射を使用した場合の副作用として重要なものは・・

【重大な副作用】

本剤の投与に引き続き、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤を用いた場合又は併用した場合、卵巣腫大、下腹部痛、下腹部緊迫感、腹水・胸水を伴う卵巣過剰刺激症候群があらわれることがある。

これに伴い血液濃縮、血液凝固能の亢進、呼吸困難等を併発することがあるので、直ちに投与を中止し、循環血液量の改善につとめるなど適切な処置を行うこと。
血栓症、脳梗塞、卵巣破裂、卵巣茎捻転、呼吸困難、肺水腫(頻度不明)卵巣過剰刺激症候群に伴い、血栓症、脳梗塞、卵巣破裂、卵巣茎捻転、呼吸困難、肺水腫を引き起こすことがある。

【その他の副作用】

・発赤、発疹、ほてり
・疼痛
・悪心、頻尿、しびれ感、頭痛、浮腫、尿量増加

注)発現した場合には投与を中止すること。

引用 医薬品情報

(※文中の本剤というのは、HMG注射のことです。)

私も医師から注射の副作用などの説明は聞いていなかったので、調べて初めて知りました。

確かに注射を打ってもらった日は、だるさやほてりがあったときもありました。でも実際ホルモンバランスが崩れてしまい生理や排卵が来なくなってしまっているため、その症状が注射の副作用でなっているかはその当時私は気がつきませんでした。

なかなかその判断は難しいと思いますので、自身の体調を注意深く様子を伺って敏感に察知するなるしかないのだと思います。

~追記2017/3月現在~

自身の体調に敏感になるなんて難しいだろうと思っていましたが、

クスリなどをほぼ使わない生活になり、風邪をひきそうになったり、花粉が強い日など症状が現れることに自分の体のレーダーがかなり敏感になったように思います。

まれに風邪を引いた感じになったとしてもクスリを使わず自然療法などで様子をみると、まる1日で復活できたり、寝込むということがほとんど無くなりました。

昔のようにクスリをやたら飲んでいたときは治るのにも時間はかかりますし、体も症状などの気づきに対してかなり鈍感になっていたと思います

クスリなどを使わなくなり、体などの感受性は研ぎ澄まされたように思います。

クスリを辞める決意をする

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私は、2クール半ほど、不妊治療を体験し、クスリに頼るのはもう嫌だと心から思い、お金もかかるし、クスリで今おさめても将来ずっと頼らないといけなくなるんじゃないかという不安が強かったことが大きいです。

私は不妊治療の病院に行くのをやめました。

そしてやめる前の治療の結果も妊娠、着床せず生理が来てしまいました。

それから病院を行くことを辞め、クスリも辞め、次の月に正常に元通り生理は無事来てくれるのか?それだけが心配でした。

今生理が来たのもクスリを飲んでいるからなので。

結果・・・・

生理予定日を待ちわび、2日経ち、3日経ち、1週間待ったけど生理は来てくれませんでした。

案の定クスリを辞めたら、また生理は来なくなってしまったのでした・・・・。

正直やっぱり病院行ったほうがいいかな?と、ものすごく不安でした。そこからが私の本当の意味での挑戦、戦いでした。病院に頼らず、クスリに頼らず、本当に私は大丈夫なのか?

まずは無月経を克服することはできるのだろうか・・・。と不安でいっぱいでした。

その後私は導かれたかのようにある療法と出会いました。そして見事無月経、生理不順、無排卵も克服することができました。

その療法とは【断食】でした。

そうです、私は無月経、生理不順、無排卵など断食で治りました。

しかしもちろん断食も万能ではないので、人や体調によって合う合わないはあります。

断食で病気でも治せるが体質・体調による 
『難病といわれてもあきらめない』をモットーに、ホリスティックな医療カウンセリングや断食指導などを取り入れられているみうらクリニック院長 三浦...

諸刃の剣は否めない部分もあるかもしれませんが、私はそれでも断食はおすすめします。

自分自身が断食で救われたので特にそう思うのですが、何といっても断食はお金もかかるわけではありません。

(断食によっては、専門の施設に行ったほうがいい場合や酵素ドリンクなどで断食をされる方の場合はもちろんお金はかかります。)

私が治したときは「本断食、3日断食」を水で行うかなり無茶な断食をしました。

絶対に皆さんはマネしないでください。水断食は昔死者が出たことがあるというくらい危険ですので、やめてくださいね。

やる場合は絶対に専門の施設や専門家にご相談をしてください。

今は私自身も水断食は一切していません。3日断食も1年に1、2回くらいできたらいいかなと思うくらいですね。

普段は「半日断食」、たまに「1日断食」をするのを一番おすすめします。

それをしていたら3日断食をしなくてもいいんじゃないかなと思えるようになってきます。

1日断食をするときも一切何も口にしないというよりも私は、りんごを食べたり、寒天などを食べたりなどしながらするスタイルにしています。

そのほうがストレスもなく、回復食もそこまで気にせず無理なく戻れるので体に対する負担も軽減できると思っています。

私自身がもし何か病気になったときは、また3日断食をすると思います。3日断食はやはり即効性はあるんじゃないかなと体感的に思いました。

もちろん病気によるのは前提ですので、あくまでも私の場合とさせて頂きます。

生活習慣の改善(半日断食)、食の見直し、適度な運動、骨盤や背骨の大事さ、実用的な筋肉、そして困ったときは断食といったように、いろいろ組み合わせて重ね業でバランスをとることが大事だと感じています。

無月経、無排卵、生理不順、不妊などで困っている方は実はたくさんいらっしゃいます。

もちろん東洋医学やアロマ、温めなど他にもたくさん方法はあります。

ひとつの選択肢として「断食」という方法もあるよということを是非知って、挑戦してみて欲しいと思います。

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