市販のシャンプーも経皮毒になる?薄毛対策方法「シャンプーのやり方、整髪料などについて」

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市販の合成シャンプーや洗剤に多用される石油系合成界面活性剤とは。

経皮毒で有名な稲津教久先生の著書「経費毒データブック」にも書いてありましたが、シャンプー、リンスは経皮毒の影響をもっともうけやすい日用品だと書かれていました。

確かに毎日使う人は使うと思うので、経皮吸収もあるのかもしれません。

一応元美容師として美容師目線の私の見解では、シャンプーの経皮吸収というより、皆さんしっかりシャンプーをすすげていないのが大きな理由でもあると思います。

経皮毒、経皮吸収云々も大事ですが、それより私が警鐘したいのは、薄毛です。シャンプーやリンスのすすぎ残しは薄毛に影響ありってことです。

日本で勤めていたときもメキシコでサロンしていたときも、お客さんで薄毛を若い方で気にされてる方、悩んでいる方が本当に増えたというのが印象的です。

20代前半でかなり気にされてる人もいたし、30代前半は結構いました。私が思う薄毛の原因はもちろんシャンプー以外にもあります。(ワックス、ジェル、整髪料など)

私が提案するシャンプーの正しい使い方

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泡は手のひらで泡立てずにそのまま原液を頭皮につけていませんか

②泡の量は多すぎませんか?

③シャンプーで洗ってる時間より、すすいでる時間の方が圧倒的に短くありませんか?

④ただ目に見えてる泡を流してるだけではないでしょうか?

私がお客さんにいつも言っていた言葉は、まずシャンプー(洗い)の3倍はすすいでください。ということです。

シャンプー剤もごく少量でいいんです。泡立ちがいいほうがすっきり洗えてる、汚れが落ちてるって気になるのはよく分かります。

その分しっかりすすげるのであればいいと思いますが、極力シャンプー剤の量は少ないほうが洗い流すのが自分が楽だと思うので私はそうすすめます。

そしてしっかり手のひらで泡立ててください。原液でそのまま頭につけて髪の毛で泡立てるなんてやめたほうがいいですよ。髪の毛も傷むし、原液を頭皮に染み込ませる必要もないです。

少量を手のひらで泡立たせたら、やっと頭皮を洗うわけですが、そんなに力任せにごしごし洗わなくて大丈夫です。指のはらでマッサージするように洗って下さい。

そして重要なポイント 「すすぎ」です。

すすぎ(洗い流す)は、本当にしっかりやってください。

例えば食器を洗うときスポンジにたくさん泡をつけて泡立たせて食器を洗うかもしれませんが、洗い流すときしっかり洗い流さないとちょっと皿がぬるっと洗剤が残っていたりしませんか?

その少し残った洗剤が日々の積み重ねで徐々に重なっていくと考えてください。それがシャンプー剤だと置き換えると頭皮に蓄積し、毛穴に詰まってしまってますよね?

もうひとつ例に挙げると、昔小学校などで歯科検診の一環かなんかで歯磨きをした後に錠剤を噛み、歯が赤くなるものがありましたよね。

カラーテスター、歯垢染色剤と言うそうですが、しっかり磨けているようで結果真っ赤になってしまいますよね。

それと同じ感覚で、洗い流せてるようで全然洗い流せてないものなんです。美容院でもご存知の通り、シャンプーの後のすすぎは2度流します。

プロのすすぎはシャンプーをするときと同じようにすすぎもしっかり丁寧に頭皮を意識して流すので、シャンプー剤が多少多めでも問題ないのですが、

一般的にお風呂で自分でシャンプーしたときに、美容院でしてもらうほど丁寧に自分の頭をしっかりすすぐ人なんているでしょうか?しかもシャンプーの時間の約2~3倍の時間をかけて洗い流す人はいるのでしょうか?

それほどしっかり洗い流すのが大事なので、シャンプー剤は少なめにしておく方が楽なんです。シャンプーの減りも少なくなるので経済的にも助かりますし。

毛穴にすすぎきれていないシャンプー剤も溜まることもないので、薄毛予防にも効果的だと思います。

石けんは良いが合成界面活性剤は良くない。というような考えを持たれている方は少なくないはずです。

たとえばシャンプーなら石けんシャンプー以外の合成シャンプー(合成界面活性剤配合)は全て悪者(有害なもの)になるのか?

もちろんシャンプー自体の全成分内容にもよりますが、一概にそうとはいえないと思います。

ドラッグやスーパーに売っているような合成シャンプーには、非常に好ましくない成分内容のシャンプーが多すぎる。

だからひとくくりで「合成シャンプーは良くない」と言われている実態があるのかもしれませんね。

ひとことで合成界面活性剤といっても、1万種類もあると言われていますので、その安心レベルもピンキリです。

原材料によって雲泥の差があります。まずは、合成界面活性剤のレベルにも相当な差があるということを認識して頂きたいと思います。

また、石けんも合成も含めた『界面活性剤』が良くない、と思われている方も意外と多いですが、それは間違った認識だと思います。

界面活性剤とは、それ自体が悪いというものではなく、由来の原料による部分がありますので、それにより良し悪しを判断すべきものなのです。

上述した卵の黄身の例のように、食べられる安全性の高い界面活性剤は自然界に数多く存在します。

自然水分と油分の両方を原料とするシャンプー、洗剤、化粧品などに必ず使用されるもの、それが界面活性剤なのです。

整髪量(ワックス、ジェルなどの使い方)

シャンプーのすすぎ残しの他に私がお客さんを観察していてものすごく思ったことが、ワックスのつけ方が間違っていることです。
私が担当した男性のお客さんの中で薄毛を気にされている方で、ほとんどといっていいくらいワックスなどの整髪量のつけ方を間違えていました。
薄いことを気にしてるがあまり、逆に根元からたっぷりワックスをつけている方が多かったのです。

・ヘアワックスの主成分は基本油性(クリーム状のものなど)になります。

今はいろいろ種類があるので、一概には言えませんが。基本主成分は油です。油なので、洗い残しがあるとどうしてもどんどん毛穴につまって蓄積されてしまいますよね。

しかも、シャンプーの仕方も詳しく聞いてみると全然しっかりやっていませんでした。
完全に頭皮にも髪の毛にもダメージある典型的です。

ワックスを使うのであれば、ごく少量を手の温度で多少温め、伸ばしてあげてから毛先にポイントとしてつけてあげるならいいと思いますが、根元からつけたところでワックスの重みが出るので、立たせることやボリュームを持たせることはプロで無い限り難しいと思います。

たくさんつければいいという問題ではありません。

私自身薄毛などで気にされてる男性には、ワックスはいつもおすすめしません。

シャンプーやすすぎもままならない状況で、油分のワックスを普通のシャンプーで落とそうなんて無理だと思っているからです。

なので私はいつもそんな時は、整髪量がどーしても使いたいのならジェルをおすすめします。

なぜジェルなのかと言うと、

ヘアジェルとは・・・

水と樹脂を練り合わせたゼリー状のもの。多く強い整髪力がある。ヘアジェルは粘性のあるゼリー状の水性整髪剤

引用 Wikipedia

ジェルは水溶性なので、お湯で溶けるので、そこがかなりポイントです。

グリースも水溶性なので、いいと思いますが、私はジェルのが好みで、使いやすいと思っているのでジェルをおすすめしています。

これは、完全に好みなので使ってみて使いずらければ違うものを探すのがいいと思います。

もちろん水溶性だからといって、頭皮からべったりつけるのはもちろん良くないです。

私は以前メキシコに住んでいましたが、メキシコ人は男性の8、9割はジェルを使用してるといっても過言ではないくらいです。

女性もオールバックでポニーテールにしたりすることが多いので、ジェル使用率はかなり高めです。

しかしメキシコ人男性は薄毛がかなり目立ちます。むしろ若くても薄い人がかなり多いです。

私の推論ではその理由は、メキシコ人は日本人と違い、お風呂タイム(シャワーしか浴びませんが)決まって朝に入る人が大多数です。

1日中ジェルや整髪量をつけているにも限らず、そのまま、夜寝ます。そして朝シャワーを浴びて洗います。

ジェルなどをべったりつけているのにそのまま寝られることに驚きますし、気持ち悪くないかなと思ってしまいますが。

それがメキシコ人にとっては当たり前なので普通です。そりゃ薄くなるわと皆さんも思うことでしょう。

しかも頭皮にもべったりつけています。

そして1日生活していれば、ほこりなどたくさんつきます。汗ももちろんかきます。それなのに、夜洗わず寝てしまうので、私のメキシコ人の男性の友達もだいたい薄いです。

もちろん薄くない人もいますが、出会った当初に比べて5年も経つと薄くなかった人でもよく観察すると地肌の状況は決していいとは言えません。

日本人は夜にお風呂も入って頭も洗うと思うのでいいのですが、ワックスやセット剤の大量使用、セット剤のつけ方の間違い、洗い方の間違え、すすぎの簡略によって薄毛を引き起こしていると思います。

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