予防医学の重要性を説き続ける医学博士・脳神経外科専門医「田中佳先生」にお話を伺っています。
前回の記事はこちらから⇒がんを倒すっていう考えが根本的に間違っている
ーーー言霊について
例えば「ありがとうございます」という言葉は、本当に有り難いぞというエネルギーが言葉にのって時空を超えて飛んでいくわけです。
有名なありがとう、バカヤローで氷の結晶の形が変わる水の実験もそうですね。2つのご飯にそれぞれ言葉を貼っておくと、一方は発酵して他方は腐敗する実験とか、色々ありますね。
農作物の育ち方が変わるとか。それを「言霊(ことだま)」と呼んでいますが、文字として書いても思いが入っていますからね。
ですからね、「ありがとうございます」を言うときの言い方が大事だと思うんです。
「(心の底から)ありがとうこざいます」と「あざーす」は同じではないですよね? 笑ってバカヤロ〜と、真剣に怒ってバカヤロー!!も全然違うんです。
手紙も想いを込めて書くと伝わり方が違うと思うのです。
ーーー言葉に思いがのっているということですよね?
そうです、これはエネルギーなんです。エネルギーを何にのせていくのか、なんです。だって、結果が変わるわけでしょ?目に見えない何かが働いていることになります。
非科学的であろうと、結果が出ているものは科学が検出できないだけのことです。
面白いし、気にする必要もないかなーと。
だから、大切な言葉を発するときには心の底から想いを込めて喋らないといけないなと想うわけです。
講演会も、常に熱い想いを乗せてお話ししているので、ライブで聴いて欲しいです。
話は飛びますが、漢字の「気」は中を米にしないといけないんですよ。 生体エネルギーを四方八方に放射するという意味合いが込められていて360℃放射するということで米なんですね。
だから〆てはだめなんです。
「気」ではなく、「氣」じゃないと。 靈という字も今は霊みたいな字になっていますね。下が並みになっちゃってる。
この「靈」という文字は、天の恵みの雨を口三つで器ですので、恵みを受け取る器である存在である巫女。ですから「霊」ではなくて「靈」なんですよね。
だから並になってしまってはダメなんです。受け取るものが受け取れなくなってしまう。
本来の言葉を失っている
ーーーそういうのは結構あるんですね。
あるみたいです。簡略化されているということは本来の言葉を失っている。医学の医ももっとややこしい字だったんです。
「醫」こんな字。まあ、こどもの頃の〇〇醫院は「醫」でしたね。酒を使っていたから下に「酉」が付いているらしい。
学ぶも學でしたね。書くのは大変ですけど、昔の文字を使った方がいいんじゃないかなって思います。
私という字も和多志だったらしくて、「私」は「締める」という意味らしいですね。ではなくて、多くの志を和する存在が和多志なのだと、昔はそうだったんですと。
日本らしくて、いいですね ♪ 人々の心を調和する存在として私がいる、これを全員がやったら? 調和になりますよねえ。
早くならんかな。この略字に変わったのはGHQとかだと言われていますけど、どうなんでしょう。だとしたらすごいですね。
ともかく知ってしまいますとね、三文字の和多志という字を使った方がいいんじゃないかと思うわけです。
ちょっとキラキラネームみたいなので、和多志と書いても誤変換してるよって思われちゃうので「和多志(わたし)」と書いておかないとわからない人が多いだろうなあって。
なのでまだ使いあぐねているのです。
あと、文字ついでに「ご縁」には「御(ご)」がつくんですね。ご縁という言葉を見ても縁の大切さを日本語は表しているでしょ?すごいよな~
お母さん、お百姓さん、お米、お味噌、お醤油などそのように見ると日本の精神性がわかってきます。
究極は「御陰様」ですかねえ。目に見えない「陰」なる無限の存在に「御」と「様」を付けるんですからね。
日本人としての意識を辿っていくと、そんなところまで思いが派生してくんです。 皆さんも意識してみて如何でしょうか。
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田中佳(たなか よしみ)医学博士・脳神経外科専門医
東海大学医学部を卒業後、同大学付属病院脳神経外科助手を経て市中病院にて急性期医療に長年携わる。
大学在任中に悪性脳腫瘍に関する研究にと医学博士を取得。
日本脳神経外科学会認定専門医・日本抗加齢医学会認定専門医。
現在は脳神経外科診療(保健医療)を行いつつ、予防医学の教育講演活動に取り組んでいる。
田中先生のサイトはこちらからどうぞ→ 田中佳先生のホームページ
主な著書に「あなたが信じてきた医療は本当ですか?」「発想の転換で元気に長生き 健康自立力」「続・健康自立力 ‐後悔しない治療の受け方‐」「健康の原点は食と腸にある!」などがある。
養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。