パーム油ってどんなものかご存知ですか?

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パーム油って気づいてないだけで実はものすごく身近な油なんですね・・・

パーム油は、ジャンクなものやファストフード、お菓子にはだいたい使われているようなので、気にされて摂取されていない人以外はほとんど毎日何らかの形で摂取してるのは間違いないですよね。

そんなパーム油の何がなぜ危険と言われているのか調べてみました

【危険といわれる理由】

①製造過程で繰り返し高温処理されていれば、トランス脂肪酸やヒドロキシノネナールが発生してしまってる可能性がある。

②原材料のアブラヤシは遺伝子組み換えの心配はないそうだが、農薬は例外とのこと。

③特にパーム油には有毒物質の酸化防止剤BHA(ブチルヒドロキシアニソール)を添加されている。

唯一、なぜかパーム油への添加は厚生労働省が認めている。この「BHA」という酸化防止剤は、非常に高い発がん性を持っていると言われています。

【参考サイト】

BHA」の発がん性について http://www.geocities.jp/m_kato_clinic/addi-bha-carcinogen-01.html

なのに加工食品やお菓子に広く使われているという現実。

ちなみに最近ではBHAではなく、没食子酸が使用されるようになってきているようです。

没食子酸(プロピル)とは、(wikipedia調べ

用途:食品の酸化防止剤として使用される食品添加物である。日本ではバターなどの油脂類に用いられることがある。

マウスの実験では成長阻害、染色体異常・変異原性の報告もあるようです。

パーム油が主に使われてる食品

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・ポテトチップス

・スナック菓子全般

・インスタントラーメン

・カップ麺

・チョコレート

・アイスクリーム

・植物性生クリーム

・冷凍食品

・お惣菜の揚げ油

・マーガリン、ショートニングの一部原料など

【食べ物以外】

石鹸・洗剤・シャンプー、界面活性剤、脂肪酸・グリセリンの原料、塩ビ安定剤、プラスチック、樹脂・塗料・インク、医薬品、化粧品、潤滑油、ディーゼル油、爆薬等。

本当に驚くくらいいろんなところに使われています。

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パーム油の主成分

主成分はパルミチン酸という酸化しにくい飽和脂肪酸を多く含んでるため、常温で固まる性質を持ち、抗酸化物質のビタミンEが含まれているため保存性を高めたい加工食品には最適な油なんだそうです。

パーム油はココナッツ油とは別物です。

そもそもパーム油は、石鹸にするための油であって食用としては使われていなかったようです。

生産国はインドネシアやマレーシアで大量生産ができるうえ、価格も安い。

しかしパーム油は非常に有害であるということがわかっています。

※農林水産省のサイトにも下記のように記載されていました。→トランス脂肪酸の低減

「米国農務省(USDA)は、食品事業者にとってパーム油はトランス脂肪酸の健康的な代替油脂にはならないとする研究報告を公表しています。」

出典:「Agricultural Research Magazine (2009年4月)」

研究論文: The American Journal of Clinical Nutrition, July 2006, vol.84 no.1 54-62

そしてラットによる実験では、

「菜種油のほかオリーブ油、コーン油、高オレイン酸型ベニバナ油、パーム油、水添大豆油、水添菜種油など数種の植物油脂が、大豆油に比べ脳卒中ラットの寿命を異常に短縮する。」という結果が出たという報告があります。

【参考報告文】

脂質性の栄養成分および原材料名の表示について

しかし、ラットによる実験なので、もちろん直接人でも同じ結果になるかどうかはわかりませんが、動物実験で有害という結果が出ているのであれば、

上記の報告文に書いてあるように、私たち消費者に分かりやすいように「食用油脂」、「植物油脂」、「食用植物油脂」と分類して原材料に表示するのではなく、何の油を使ってるか明記してもらいたいものです。

パーム油などが危険と言われていても実際には「植物油脂」などとお菓子でもパンでもだいたいのものに表示してあるから、それが何の油が使われているかなんて普通分からないですよね。

しかしパーム油などと原材料に書いてあったところでそれがイコール良くないと思う人はまだまだ少数なのかもしれません。

体に良くないと言われてても、毎日毎日多量に摂取するわけではないので「植物油脂」と書かれているお菓子は避けたいところですが、たまには買いますし、食べます。

外食やインスタント、ファストフードなども3食食べてプラスお菓子やケーキなど大量に食べてたとしたらパーム油やその他の油が危険というよりそれ以前に何かの病気になってしまうと思います。

こういった情報も知ることが大事です。

知った上で自分の中でバランスを摂ることが必要だと思います。

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