【「手相」と望診】変化を見て未病のうちに対応するということが望診法の最大の目的

『難病といわれてもあきらめない』をモットーに、ホリスティックな医療カウンセリングや断食指導などを取り入れられているみうらクリニック院長 三浦直樹さんにお話を伺っています。

「手相」と望診

簡単ではありますが手相の見方もお話しします。セミナーでこの手相の話は一番盛り上がります。

手相だけではなく、手の色、厚み、指の長さや形、爪の状態などもお話しします。

これは、私の個人的趣味と探求?も兼ねておりまして、手相が好きなんですよね。

毎日、30人近くの患者さんの手を観させていただいていますので、今まで手相を見させていただいた方の数は、数万人になると思います。

以前有名女性誌『女性自身』さんに、手相の特集で掲載されました。

手からも色んな健康情報が得られます。

また、手にはツボや経絡の起点・終点がたくさんありますので、細かい知識がなくても手のひらや指、爪の際、手首などをマッサージして柔らかくしておくといいですね。

例えば親指の付け根の魚際(ぎょさい)と言われる部分は、腸の状態がよくわかりやすいところです。

ここが青かったり、赤みがあったり、もしくは白いなど、色の変化で状態がわかります。

いずれにせよここが腸のツボなので、色が悪かったら揉んじゃいましょうねという話です。

手相にも、その人が生まれ持った体質や、現在の体の状態が現れます、その人の性格の傾向もわかります。

臓器のツボが集まっていますので、体質が変わったり、内臓が弱ったりしてしまうと、手相も変わることが多いです。

その他にも、手のひらに急にシミができたり、ホクロができたりもします。爪の状態も変わりやすいです。

「手相がほんとうにそんなに変わるもの?」とよく驚かれますが、本当に変わります。

マクロビオティックでも、食事を5年ほど変えたら手相は変わるので、昔の指導者はお相撲さんみたいに手形はとっておきなさいと言われてました。

左手がもともと持って生まれたものだとか、これも流派によっていろいろ見方は異なります。

僕は健康学なので両方の手を診ます。

1回の断食でも3日くらいすると、手相ではよくいい線と言われている縦線が、結構増えたりします。

しかしそのあと、暴飲暴食するとスッと消えてしまします。

例えば僕の手相は、細かい線がたくさん入っています、こういう人は細かいこといろいろ考えてる人が多いですね。

感情線が一直線の人は、感情一直線で曲がったことが嫌いなど。

他にも生命線は長いほどいいのですか?とよく聞かれますが、生まれつきの体質があります。

長くて太いと生まれつき消化器系は強いからいいのですが、だからといって暴飲暴食をしていれば、逆に倒れるときはバッタリいってしまうこともあります。

逆に生命線は薄いのだけど、普段から無茶しない人は暴飲暴食しないので、かえって長生きしますからね。ということもありますので、一概には言えないです。

「手相の三大線」

「手相の三大線」と呼ばれている代表的なものは下のものです。

これらの線が薄くなってきたりしたら気を付けましょうというチェックポイントですね。

①知能線(頭脳線)・・・まずは知能線は脳や神経機能とリンクしています。ここの線が薄くなってきたなど変化があると、ストレスを感じていたり、疲れすぎているということです。

②感情線・・・排せつ機能や循環器系など生殖機能系とリンクしています。血液やリンパ、尿などを表わしているので、ここの線が薄くなってきた人は適度な運動を心がけましょう。

③生命線・・・呼吸器系や消化器系とリンクしています。よく言われているように、生命力や寿命を表わしています。この線が薄くなってきている人は、疲れで消化機能が低下している可能性があるので暴飲暴食をます控えましょう。

血液の滞りを解消して健康的な相にする「手相もみ」も是非してください。

「体の中のフラクタル理論」

体の中のフラクタル理論というのは相似形のことです。

例えば耳ツボされる方は、耳に365個ツボがあると考えますし、リフレクソロジーをされる方は足の裏に全身のツボがあると考えます。手も同様です。

東洋医学では、おなかの中に全部のツボがあると考えたりします。

何が正しいとか何が間違っているとかではなくて、いろんな見方があってそれは流派によって違います。

ただ僕の場合は、それを全部ある程度知ってる中で応用しながら、使い分けています。

例えばツボでも、ここの流派だとここだけど、他の流派はここだからと押す場所に違いが出てきますが、違いがあるからこそ両方チェックしておくほうがいいと思いますので、そうしています。

流派がちがうと変わること以外に、もっと見落としてはいけないことは、人種別体質や食べているもの、環境、時代によって変わるということです。

昔は今ほど流通や保存食もありませんでした、この時代のこの地方の人はこういうものを食べてるから、こういう病気になりやすいというのがわかりやすかったのです。

しかし今は、1年通して世界中から取り寄せもできれば保存もできますので、食べてるものに季節感がなく、地域性もないので、何が原因かがわかりづらいため、今の日本人のアレルギー治療は一番難しいとうちのクリニックに来て下さっている中国人の先生も言われてい
ました。

その反面、ある程度望診法も取り入れれば、プラス血液検査など組み合わせて診察することにより割とわかりやすくなります。

診断学としては、この病気かなというのは、見たらわかりやすいものです。

そして心に対しても望診はとても有益です。

例えば「こういう性格ですよねー」と言うと、皆さん「なんでわかるんですか?」となります。

それでその後母親が自分の子どもを連れてきて、この子のことどう育てたらいいですか?、何を食べさせればいいですか?といったご相談もされることもよくあります。

時々、望診だけでクリニックに来られる方もいらっしゃいます。

まれに「手相見てください」って方もいました(笑)

「目、爪、舌など全体の色の変化の問題」

一言で文章にしてしまうのも誤解があるといけませんが、

だいたいの目安として、赤は熱、紫は瘀血(おけつ)、白は冷えといったイメージです。

もちろんこれも生まれつきの場合もあるので、日々自身で見ていただき、日々の変化を見ていくということが一番大切です。

突然色が変わった、突然どこかにシミができたなど、変化を見ていって予兆として未病のうちに対応するということが望診法の最大の目的です。

大きな病気になる前にというのが大切なことです。

小さな変化を日々感じて気が付けば、悪くなって倒れて入院する前に何か対処ができるようになると思います。


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みうらクリニック院長 三浦直樹

医師。1968年大阪生まれ。肉親のガンをきっかけに、西洋医学の限界と矛盾を強く認識。

以来約20年間、鍼灸や整体などの手技療法、マクロビオティックや漢方・薬膳などの食事療法、カウンセリングや催眠療法などの心理療法、

エネルギーヒーリングや気功法などの研究・実践を行い、必要に応じて西洋医学と組み合わせながら自然治癒力を引き出す治療(統合医療)を行っている。

2007年に臨済宗の僧・野口法蔵氏のもとで「坐禅断食」を学び、断食指導も行っている。

健康的生活習慣のアドバイスを行う一方で、『難病といわれてもあきらめない』をモットーに、ホリスティックな医療カウンセリングなども取り入れている。

著書「顔を見れば隠れた病気がわかる (内臓の不調を自分でチェック!)」(マキノ出版)「週1断食で万病が治る (週1日、2食抜くだけ!)」(マキノ出版)「Dr.三浦直樹 新次元の「ガンの学校」」(きれいねっと)がある。

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日々、数多くのガン患者を診察している医師の目線から、それらにまつわる多くの情報を整理し、ガンに対する考え方や病院との付き合い方など、より具体的な内容をお話させていただきます。

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