学習面だけでなく、食事や生活面からも提案、自然派学習塾講師の本土佳代さんによる連載コラムです。
家庭でも作れる玄米もち
年末になると、もちつきをされるご家庭は多いのではないでしょうか?
我が家はもちつき機がなく、毎年実家からおすそ分けしてもらっていたのですが、今年は小さなもちつき機を購入したので自分たちでおもちをつきます。
ごはんの代わりにもおやつにもなり,、手軽に栄養をとりいれることができるおもち。お正月だけでなく、年間通して我が家は食べることが多いです。
白米より玄米のほうが栄養価が優れているように、もち米も精米したもち米よりもち玄米のほうが断然に栄養価が高く完全食といえます。
たくさんの栄養が精米したときにでるぬかに含まれています。マグネシウムやビタミンB1は精白米の5倍も含まれているそうです。
ごはんはもちろん、おもちもこの栄養素を取り入れて食したいですよね。
玄米もちは、自然食品店などに売っています。買ったことがある方はご存知だと思いますが、玄米もちは茶色く、硬い外皮も一緒に搗くのでつぶつぶ感が残っています。
白もちよりお米らしさが残り、お米の風味がしっかして香ばしく、私は好きです。
この玄米もちを自宅で搗くと外皮が硬く、なかなか上手くつくことができません。
わたしが学んでいる「自然に学ぶ会」では、この玄米もちをそのまま搗くのではなく、もち玄米を精米して、「ぬか」と「もち米」分けてから搗きます。
ぬかは炒るので、通常の玄米もちよりも香ばしく白もちのようななめらかな食感でとても食べやすくおいしいですよ。
「自然に学ぶ会」とは、東城百合子先生の「あなたと健康」を参考にして、自身や家族、みんなの健康を考え、知識を共有する場です。
各地で活動されており、すぐに実践できる身体が喜ぶ自然料理と自然療法のお手当を、赤ちゃんからおばあちゃんまで一緒に勉強しています。
この玄米もちは、私が学んでいる会に指導に来てくださっている先生が何度も失敗を繰り返し出来上がったレシピです。
子供がアトピーで白いおもちだと食べると痒くなる。
でも、おもちが好きな子供のためにいつでも食べさせてあげたい。本当に「愛」ですよね。
栄養があって、おいしく食べれて、家庭でも手軽につくれる。三拍子そろった玄米もち。是非、挑戦してみてほしいと思います。
作り方
材料
・精米したもち米+ぬか(無農薬) あわせて1.5㎏
・お湯 1/2カップ弱
・片栗粉
1、精米したもち米を洗い、一晩水に浸す。それをザルにとりしっかり水切りする。
2、ぬかは、厚めのフライパンか鍋で焦げないように弱火で炒る(15~20分ほど)。手を止めず炒り続けてください。
香ばしいかおりがしていきます。火を止めても余熱ですぐ焦げますので炒ったら別の容器に入れておきます。
3、2と同時進行で通常通りに餅つき機でもち米を蒸します。
4、もち米が蒸しあがったら、炒ったぬかをもち米の上にのせてしゃもじでもち米を切りながらぬかをすきこんでいきます。
そのときに、準備していたお湯1/2カップのうちの半量ほどを混ぜます。
そして、「つき」ボタンを押して通常どおり搗きます。途中混ざりきらないぬかがあったら、しゃもじでもち米に混ぜ込みます。
このとき、硬さをみて必要であれば残りのお湯も足してください。
5、搗きあがったら、片栗粉(もちとり粉)を薄くふった板にもちをとりだし、手早く形成します。
片栗粉が多いほど後でカビが生えやすくなるので、必要以上に片栗粉はまぶさないようにしましょう。
また、その日に食べないおもちは、すぐに冷凍保存すると食べたい時に解凍すれば、つきたてのおいしさを味わうことができます。
出来たてのおもちは、本当においしいですよね♪しかも、この玄米もちは、炒ったぬかの香ばしさとほんのり感じる甘さがたまりません。
忙しい時でも、ごはんの代わりに栄養のある玄米もちがあれば便利ですよね。常時、冷凍室にストックしておきたいものです。
ぜひ、みなさまも一度挑戦してみてください。
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本土佳代
レッチワース本土教室(学習塾)講師 元ICU看護師。
現在は、夫の経営する学習塾の小中学生講師。
レッチワース本土教室は、講師が子どもに教え込むような塾ではありません。
子どもたちの個々の能力を引き出すために対話を大切にしています。子どもを引っ張るのではなく「ファシリテーター」役として子どもが主体的に学習できるように促進、導くのが講師の役割。
その中で、学習面だけでなく、食事や生活面からも親や子どもたちが健やかに成長できるような提案もしています。
子どもの妊娠・出産を機に、古民家に移住し、できるだけシンプルでナチュラルなライフスタイルを目指して、家庭で実践できる自然療法やアロマ、クレイテラピー、ヨガなどを楽しんでいます。
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養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。