即効性がある虫さされのお薬「カレンデュラオイル」の作り方【自然療法】

学習面だけでなく、食事や生活面からも提案、自然派学習塾講師の本土佳代さんによる連載コラムです。

虫さされのお薬の作り方

新緑の季節。若葉やたくさん色とりどりの花があちこちで楽しめる季節になりましたね。

そして、花のまわりには、ちょうちょやミツバチなど虫たちも活発に飛び回っています。

そして、そして、まだ早いと思われるかもですが、そろそろ蚊も活動開始です。

蚊というと、夏のイメージが強いですが、夏だけでなく4月中旬から11月中旬ぐらいまでは蚊が活発に活動します。

蚊の活動温度は22度~31度くらいが適温なんだそうです。

蚊に刺されたことがない人はいないと思います。

刺されて何が嫌って、あの痒さですよね。

子どものころは、刺されたところを爪で×(ばってん)マークをつけたり、市販の虫さされのお薬を塗ったりしていました。

市販薬って塗ったときは「スースー」して気持ちよくて効いてる気がするけど、しばらくしたらまた痒くて何度も重ね塗りしていたような記憶があります。

結婚・妊娠・出産などを機にライフスタイルが、すこしずつ自然にシンプルにという方へシフトしてきて、できるだけお薬に頼らない、家庭にあるもので手作りできるものでという考えになってからは、虫さされのお薬もおうちで作るように。

なんでも口に入れて舐めてしまう赤ちゃんなんかに、市販薬を使うことにも抵抗があったので。

でも、手作りって市販薬に比べて効果があまりないような・・・。と感じる方、多いのでは?

今回、私が紹介する虫さされのお薬は、いろんな方に試してもらいましたが、「即効性」があり「効いた!」って方がたくさん!おすすめレシピです。

即効性がある虫さされのお薬「カレンデュラオイル」のレシピ

それは、「カレンデュラオイル」とっても簡単ですので是非年間通しておうちに常備されることをおすすめします。

では、作り方

用意する材料は、「キャリアオイル」と「カレンデュラのドライハーブ」のふたつだけ。

キャリアオイルとはベースとなる植物油のことをいいます。

代表的なものとして

・ホホバオイル

・アルガンオイル

・オリーブオイル

・アーモンドオイル

・マカダミアナッツオイルなど

ハーブをキャリアオイルにつけて油溶性の成分を抽出したものをインフューズドオイルといいますが、これをつくるには酸化しにくいオイルがおすすめです。

上記のキャリアオイルはどれも酸化しにくいですが特におすすめなのは、マカダミアナッツオイル。酸化しにくい上に、お肌の構成成分と近い成分を多く含んでおり、美容効果が高いのも特徴です。

ドライハーブは、ハーブティーに使うもので大丈夫ですが、お肌につけるものなので、できればオーガニックのものの方がより安心です。

では、作っていきましょう。

作り方というほどのものではありませんが(笑)

清潔な瓶(煮沸消毒した瓶)に、ドライハーブとキャリアオイルを入れて密閉しておくだけです。

出来上がるまでに、約2週間くらいかかります。

キャリアオイルとドライハーブの分量は、下記を目安にしてください。

・キャリアオイル 100ml

・ドライハーブ  10~20g

きっちり計量する必要はありません。

瓶の7~8分目くらいまでドライハーブを入れて、そこにキャリアオイルをひたひたに入れればオッケーです。

オイルは空気に触れると酸化が進みますので、できるだけ瓶の上まで入れるといいです。

もしくは、上からラップをして、オイルが直接空気に触れないようにします。

常温で保存して、1日に1回、ビンを振って混ぜます。

2週間経ったら、ガーゼなどで漉してハーブを取り除けば、カレンデュラのインフューズドオイルの出来上がりです。

ドライハーブを取り除いたガーゼには、オイルがしみ込んでいてもったいないので、ハーブごとまるめて、お肌のケアに使ってください。

出来上がったカレンデュラオイルは、小さな容器に入れ携帯しておくととっても便利です。

そして、蚊に刺されたときオイルを患部にやさしくすりこんであげてください。

かゆみがすーっとひいていきます。

万能カレンデュラオイルの効能

このカレンデュラオイル。

今回は、虫さされで紹介しましたが、万能オイルなんです!皮膚トラブルに万能で保湿効果がとても高いです。

効能として

・皮膚の保護作用

・殺菌・抗炎症作用

・血液循環の促進作用

・解熱。鎮痛作用 などがあります。

例えば、

・切り傷

・湿疹

・肌あれ

・紫外線による日焼け

・軽いやけど

・痔など

そして、妊娠中~産後、また赤ちゃんにまで使えてうれしい効果もたくさんあります。

妊娠中は、会陰マッサージをカレンデュラオイルでおこなうことで会陰がよく伸び、裂傷になりにくくすることができます。

また、妊娠線予防にも使えますし、乳頭マッサージの際にオイルを使うことで、伸びがよくなり裂傷しにくくなります。赤ちゃんにとっても、吸いやすいおっぱいになります。

そして、赤ちゃんのおむつかぶれにオイルを塗ると、皮膚を保護、治癒促進効果があります。

鎮痛作用もあるので、かぶれによるヒリヒリ感もやわらげてくれます。

このように、カレンデュラオイルは、ただ皮膚を保湿するだけでなく、殺菌、消炎作用、鎮痛作用、血流促進作用もあるので、回復を助け、元の状態に戻してくれる効果がとっても高いです。

ですので、化粧ポーチなどに常に忍ばせておくと、外出先などのちょっとしたトラブルに大活躍してくれます。

今回、カレンデュラオイルは作りましたが、もちろん購入もできます。

私は、できるだけまわりあるものに目をむけて、手づくりできる力を身につけていきたい。

「買う」から「つくる暮らし」へ。。。を目指して、つくることも楽しんでいます。

今度は、家の庭でカレンデュラを育てたいな♪と思っています。

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本土佳代

レッチワース本土教室(学習塾)講師 元ICU看護師。

現在は、夫の経営する学習塾の小中学生講師。

レッチワース本土教室は、講師が子どもに教え込むような塾ではありません。

子どもたちの個々の能力を引き出すために対話を大切にしています。子どもを引っ張るのではなく「ファシリテーター」役として子どもが主体的に学習できるように促進、導くのが講師の役割。

その中で、学習面だけでなく、食事や生活面からも親や子どもたちが健やかに成長できるような提案もしています。

子どもの妊娠・出産を機に、古民家に移住し、できるだけシンプルでナチュラルなライフスタイルを目指して、家庭で実践できる自然療法やアロマ、クレイテラピー、ヨガなどを楽しんでいます。

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