家庭でドイツ自然療法や手作りの暮らしを実践しながら、自然からの癒しを探求されている森 Wenzel 明華(さやか)さんによる連載コラムです。
ホメオパシー
次男の病気(川崎病)がきっかけで、わたしはホメオパシーというドイツ発祥の自然療法を学ぶことにな
その扉を開いた向こうには、大海原のように途方もなく広く、様々な生物が駆け巡り・・・
みたこともない銀河系を超えたところの、未知なる惑星がある宇宙へと続くような世界観が広がっていました。
わたしは、わたしだけではなくて。宇宙と繋がっているんだ・・・と体感できる世界でした。
いやぁ、ほんとうに面白いんですよね!!
しかし・・・・ホメオパシーは、まだ科学では解明できていません。
ですから「ホメオパシーを勉強するわ!」と宣言した時は・・・・わたしの愛しい(笑)ドイツ人であり、バリバリ理系の夫は最初は難色を示しました。
「はぁ?」てなもんです。笑
インターネットや巷には、もちろん「ホメオパシーなんて嘘だよ!」
みたいな記事や論文まで出ていますから、
しかしわたしがホメオパシーを勉強しようと思ったきっかけは、著書にも書いていますが、こどもにとても、なんでかしらないけど、
それまでは、自然療法なんてまったく・・・知らなかった。
あなたの知らない世界みたいなものでした。
どちらかというとスピリチュラルなものは(自然に対する信仰心みたいなものはあっても)ちょっとバカにしているという感じでした。
それであまり前知識なく学校に入学して、いきなり勉強をはじめましたが、やはり(????)なことばかり。
もうついていけないよ、この怪しい世界には。。。
体や心に変化がありました。
ずっと薬が手放せなかったのに、「あれ?」
こどもも、毎年冬はぜーぜーといっていたのが、「ん?」という感じで短くなっていっている。
そういう緩やかな気づき。変化。
現代医学というよりも、現代社会に生きているととってもスピード感に溢れていて「結果」は常に見えやすい形で求められます。
全ては数式で。全ては理論で。
それは現代社会や、今の教育も同じなのかなとも感じます。
すべてが点数で、結果は目に見えてわからないといけない・・・
(実際わたしも、じぶんのこどもたちには 早く!なんて言っているな〜と反省もしきりですが。)
でも本当の心の声は?
こどもたちの本当の意味での成長は?
精神の成長は???
そういったものは、数字には表せないし、
わたしが自分自身や、こどもに自然療法を人体実験?
「はぁ?まったく効かないし・・・なんかまた熱出してるし」
なんて当初は不安に思っていたのが世界観が変わると、観える世界も変わってきました。
熱がでていても・・・・これってお知らせなんだな、
見ていたと思っていたことが、
そんな体験を何度もしました。
そうするうちにわたしも「急いで」「病院!」なんて思わなくなり・・・・
「早く」「薬で」なおさなければ・・・・とも感じなくなり・・・
デトックスしてるのねなんて・・・
ど〜〜〜んと構えつつ、いろんなお手当てをしたりして・・・
そしてこどもは、ゆっくりと冬が終わり、春がきてじんわりと芽を出すように変化しだしたのでした。
とっても元気になりましたよ。ひまわりの花のように。
そして夫も(いまだに信じてはいませんが)素直にお手当ては受けてくれます。笑
○自然とともに生きている生命という認識○
人間のからだも心も、本来は、地球の鼓動とともにあり、そして地球だけでなく宇宙の動きとともに変化しているものなのだな・・・
ドイツに引っ越してきてからは、日本よりも寒さも厳しく(緯度が北海道と同じなので よく似た感じです)冬はどんより曇り空で本当に病気にでもなりそうな陰鬱さなのです
で、その反対に 春から夏にかけては この世の楽園が現れたのか?と思うほどに花や蝶が舞い歌っているような世界が広がります。
陰陽が日本よりも、はっきりしているんだな・・・と はっきり意見をいうドイツ人をみていても感じます(笑)
自然に近く暮らしていると、(といっても街にほど近い 小さな町なんですが)理論ではなく、
数式や理論は大切だと思います。
わたしたちが冬でも暖かい家に住み、寿命がのび、
しかし 人間の体は数式だけで表されるものではないのだな・・・ということは、こどもの成長をみていても感じます。
自然療法の勉強をしていると、時に「理系」
こどもを観察して、自分の心を顧みて、自然の流れの中にあり、
薬草をひとつとっても、どの成分が有効成分でだから、人間のこの部分に作用して、
○土に触る、風に吹かれる 地面に座って、草を食べてみたら○
土を触って、本物のハーブを摘んで、自分で味わってみる。
35億年の地球の歴史の中で、人類は最初は「感覚」や「直観」
今は?
感覚や直観というものは、なぜか おざなりにされて「証明する」
ドイツは湿気が少ないせいか、暗いからか、夜になると、星のきらめきが本当に美しいです。
家路につくとき・・・
見上げてみると・・・
眠りにつくとき・・・
(冬はとにかく暗いから)
窓から木々の向こうに空が見えて星々が夜空に広がっています。
その星をふとんの中から、、、ときに、歩きながら・・・
まだまだなんだなって思えるのです。
自然の偉大さには、人間はまだまだ追いついていない。
だからこそ、科学者たちは追求し・・・
そして理解していくのでしょう。
でも自然への敬意は絶対に忘れてはいけない。
そこを理解していないのでは?
忘れている人。。。。多すぎじゃないか?
意識していない人。。。。ほとんどじゃない?
目に見えるものだけを信じるというのは悲しく虚しいですよね。
なぜなら、科学は目に見えないものを証明し、
まだ・・・・ 人間が追いついていないだけの話なんですよね。
わたしたちは、
恐れがあるから、形のあるものにこだわるんでしょうね。
草原の中で、ゆれている草花は、たおやかに・・・
やさしく風に吹かれても ゆらゆら。
こだわることもなく、裁くこともしない。
そこにすべての癒しと、赦しと、愛があるんだなぁと感じます。
深く息を吸ったならば・・・
それは「酸素」といわれるものだけでなく、
自然の中の風、香り、ざわめき、空の動き、足元の大地、光・・・
みえないものすべてが、
自然の叡智は(花の香り、大地のにおい、感覚、風、光、もろもろ)人間の常識を軽く超えている・・・
(酸素は酸素分子(英: dioxygen、化学式:O2)は、常温常圧では無色無臭で助燃性をもつ気体として存在する(
人間の知恵は、大自然や宇宙には・・・まだまだかなわないのだなと。目に見えない世界・・・・そのほうが果てしなく広いのです。
自然療法というのは、そんな世界、宇宙への扉です。(
だから、生活の中に「小さな宇宙」をとりいれてみませんか?
なんだか、そう考えるとワクワクしてきませんか?
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森 Wenzel 明華(もり ウェンツェル さやか)
著書「ハーブ療法の母ヒルデガルトの家庭でできるドイツ自然療法」(BABジャパン)「ホメオパシーってなぁに?」(ホメオパシー出版 )
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