うみと大地代表 みんなの布ナプキン会議メンバーの石川ともえさんによる連載コラムです。
あなたは、いつパンツを脱いでいますか?
トイレの時、お風呂の時、だけですか?一日24時間のうちで1時間も脱いでない?
もったいない!実は、パンツがストレスの元になっていて、身体の素晴らしい仕組みを堰止めているのです。
パンツをはくことで、何が起きているか
締め付けにより起こること
パンツのウエストのゴムだけでなく、そけい部の締め付けや、パンツ全体の生地での締め付けがあります。
リンパの流れや血流、氣の流れをも堰止めて、自律神経がアンバランスな状態になります。
その結果、下半身の冷え、異常な消化管運動、末梢循環器障害、うつ状態や手足のしびれ、めまい等がおこってきます。
気をつけなくてはならないのは、きついと自覚するきついゴムより、気が付かないほどゆるいゴムの締め付けが、全身に多くの影響を与えるという事です。
ゴムの入った下着は、注意してくださいね。
覆うことにより起こること
パンツと体が密着することにより、換気不良、高湿度環境になり、細菌が繁殖しやすく、汚れが拡散しやすくなります。
結果として、膣炎や膀胱炎、カンジダなどの感染症、前立腺炎や痔のリスクも高まります。皮膚呼吸を妨げられ、皮膚温の低下や発汗の抑制もおきます。
脱パンツの体験談
25年前に脱パンツ健康法がブームになりました。
北海道放送のラジオ番組から、パンツを脱いで寝たらすごく調子がいいという話題が、どんどん広がり、「パンツを脱いで寝ましょう」との呼び掛けに、口コミで全国に広がっていきました。
全国から4000件以上の体験談が寄せられたそうで、本も出版されています。
「脱パンツ」健康法―ゴム紐以前、人はもっと元気だった (ノン・ブック)
体験談の中から改善されたものをあげてみると、生理痛、おりもの、更年期障害、アトピー、夜尿症、肩こり、腰痛、風邪、二日酔い、胃潰瘍、慢性疲労、うつ、頭痛、ぜんそく、いびき、花粉症、鼻炎、胃潰瘍、糖尿病、高血圧、低血圧、便秘、痔、水虫など。ありとあらゆる体験談が寄せられています。
ラジオ番組でコメンテーターとしてお話されていた丸山淳士医師は「婦人病の8割、他の病気も6割治る」と言っています。
パンツって、何のために履くんだっけ?
子どものころから、当然のようにはいてきたパンツ。保健衛生的に、履くのでしょうか?
でも、覆われることによって、汚れが拡散したり、病原菌の宝庫になったりしてしまっている現状として、健康面としては効用ゼロむしろマイナス。
実は、審美の目的や習慣、エチケットとして履いているだけなのです。
昔から日本では、男性はふんどし、女性は腰巻でした。
日本の女性がパンツをはくようになってから、まだ100年も経ってないのです。
しかも、はき始めた理由は、腰巻だけでは非常時に恥ずかしくて大胆な行動が出来ないから、はいた方がいいよということ。
1923年の関東大震災の時に和服姿の女性の焼死体をみて、政府は「外出時にはズロースを!」と呼びかけましたが、女らしさを損ねるもの、つつましさ、しとやかさを失うものとして普及に至らなかったと記録があります。
1932年のデパート火災事故で和服姿の女性がたくさん亡くなったことを教訓として、ズロースをはくような機運になったとのこと。
一般的にズロースをはくようになったのは戦後のことだそうです。ズロースといっても、今のようなパンツの形ではなく、締め付けのないデカパンですからね。
脱パンツ、その効果のほどを感じてみましょう!
方法 ①常時パンツを脱ぐ
②眠るときだけ、パンツを脱ぐ
③ふんどしや空気パンツなど、締め付けない下着を着る
①常時パンツを脱ぐ
誰でも簡単に、今から、すぐ出来ます!道具も不要、しかも無料ですし、誰にも迷惑をかけません。
ズバリ、ただ、脱ぐだけ。心身をストレスから解放して、血流とリンパの流れ、氣の流れを滞りがなくなっていきます。
脱いでいるってことでストレスになる人は、②をお試しください。
②眠るときだけ、パンツを脱ぐ
ぐっすり深い眠りに就くことができます。いびきや歯ぎしりがなくなったり、朝方に身体が冷えて目が覚めたり、トイレに行きたくなる人も気が付いたら朝ということも。
睡眠の時間は、身体のメンテナンスの時間でもあり、内臓や脳がその機能を発揮して修復や成長をします。パンツで、リンパや血流、氣の流れを分断しない事はとても大切なことです。
ゆるいゴムの入ったふんどし型パンツも脱いでくださいね!
一番のおススメは、全裸で眠る。
寒くなってきましたが、まだ真冬ではない今、ぜひ試してもらいたいのが、全裸で眠ること。驚くほど、あたたかくて、気持ちがいいんですよ。
服を着ないと寒いと思い込んでいる方が多いのですが、裸でいることによって、シーツとの優しい摩擦があって、身体が動くたびにやわらかなマッサージ効果もあり、体内産熱が促進され、新陳代謝が活発になります。
自身の身体と布団との間があたたかい空気の層が出来るので、保温効果があります。家族の手前上、全裸での睡眠に抵抗がある方は、パンツだけを脱いで、ゆるーいパジャマをつけるのもいいですよ(ウエストのゴムは、ゆるく。ひもにするとベター)
③ふんどしや空気パンツ等、身体を締め付けない下着を着る
現在持っている人以外は、今すぐできませんが、是非このような下着に出会ってはいてみてください。
インターネットや地域のマルシェなどで購入することが出来ると思います。
空気パンツHPはこちらから→ http://ku-kipants.com/
身体の力をぐっと出したい人には特におススメしたいです。
高パフォーマンスを目指すミュージシャンや、力を一気に入れたい木こりの方は、普通のパンツでは仕事出来ないとおっしゃっていました。
どの方法も、3日~1週間で身体が変わってきます。
まずは1週間試して、元のようにパンツをはいてみてください。身体がどう変化したか、パンツによってどうなっていたか分かると思いますよ。
あなたの身体に必要なことから、必要な順番に起きてきますからお楽しみに!
身体に不要なものがある場合、元気になってくると出せるようになることもありますので、その場合はあたたかく見守ってあげてくださいね(咳とか、皮膚炎とか)
最後に
パンツをはいていること自体が、もったいないと思えてきませんか?
私は5年半前に空気パンツに出会い、半信半疑で脱パンツしました。もう、絶対戻れません(笑)
生理中も、二回の妊娠出産も、空気パンツでした。身体はもちろん、心のあり方もどんどん変わり、ますます自分らしく生きられるようになりました。
あの時、パンツを脱いでいなかったらどんな人生だっただろうと考えると、ぞっとします。もったいなくて。
夫や私の周りの友人も、私のクライアントさんも、どんどん健康になって、自分らしく輝いていかれるのを見ると、とてもうれしくて仕方ありません。
身体と心が簡単に変わる「脱パンツ」やってみない手はないですよ。
さあ、次はあなたの番です!
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石川ともえ
うみと大地代表 みんなの布ナプキン会議メンバー
20代の頃は、便秘、冷え症、肩こり、花粉症、アトピー性皮膚炎、うつ病と不調が多かった。
いろんな人と情報との出会いにより、ぐんぐん元気になった。
40歳となった今は、その20代より体調もよく、体力もある!
なんと現役水泳選手時代のタイムと、ほとんど練習していない今のタイムが変わらない。
高校生と肩を並べて泳ぐスイマーで、3児の母。
ブログはこちらから⇒健康院 うみと大地
養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。