医学博士、池川クリニック院長。胎内記憶でも有名な池川明さんにお話を伺っています。
ーーー池川先生はお産に立ち会っていたりなどして目に見えない何かを感じたりすると本に書かれていましたが、本当ですか?
赤ちゃんと話ができるというチャネラーさんなどともよく一緒に講演会させていただいたりするんですが、鈍い私でも感じることはありますよ。
以前うちのクリニックで流産した子がいるんですが、その子がクリニックにお産のお手伝いに来てくれていたことがありました。
いつもお手伝いしてくれて、それを強烈に感じることはありました。
ある日そのお母さんが、突然訪ねてきてね、その子かずき君って言うんですが。
「うちのかずき来てませんか?」って。
「ああ、お産手伝ってくれてますよ」と。
そうしたらお母さんが「やっぱり」って言うんですよ。
「どうしてですか?」と聞いたらずっと流産したあとお母さんの所にいたそうなんですが、ある時に「これから池川クリニックで働くから、忙しくて来れないから」って言って来なくなったそうなんです。
それでしばらく来ないから、こっちに来てるかと思って訪ねて来た、と言うんです。
鈍い私でもかずき君が来ているの分かりましたから「あっ、来てますよ。いろいろお手伝いしてくれてますよ」なんて返事しちゃって(笑)
ずっと私の上の辺りにいる感じなんですよ。お産を見守ってくれたり、これから生まれる赤ちゃんを励ましてくれたりしてるんでしょうね多分。頑張れみたいなね。
すごく有難い経験でしたね。
ある日突然いなくなっちゃて、お母さんのところに戻っていったようですけど。
科学では証明できないこと
こういう話って結構珍しい話ではなくて、以前看取りをされる女医さんと講演したときに親しい人や飼ってたペットが亡くなった後で、何となくメッセージお受け取った方っていますか?と聞いたところ3割の人が手を挙げてましたからね。
自分の思い過ごしかもというのもあり、あまり人には言わないですが実は結構感じてる方もいらっしゃいますね。
でも科学の世界ではありえませんけどね。
科学で否定されているから自分の思い込みだ、と考えるのか、他の人もたくさん同じような経験をしているからもしかすると本当に私の感じたことは正しいことかもしれない、と考えるのと、どちらがご自分の人生を豊かにしてくれるのでしょうね。
どっちでもいいんですけど。自分の子の人生は一回きり。自分の好きなように生きればいいのですから。
3500人の胎内記憶の調査してきてわかったこと
子どもはあなたに大切なことを伝えるために生まれてきた。 (青春文庫)
お産は「ゴール」ではなく、子育ての貴重な「通過点」。
親子は、不思議な絆で結ばれています。子どもたちの「生まれる前の記憶」は、親子のたましいのふれあいを思い出させてくれます。
お子さんとの尊い縁により深く気づいたら、お子さんをいっそう愛おしく感じられるようになるでしょう。
「生きる喜び、いのちの尊さ。」
子どもたちが雲の上から運んできた愛がみなさんの心に届き、子育ての日々をさらに輝かせてくれることを祈っています。
そして、たくさんの人たちが、生きることの喜びを、より深く感じられるようになることを。
子どもたちの「生まれる前の記憶」は、そんな「何か」を思い出させてくれる、宝物が詰まっているように思います。
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池川明プロフィール
1954年、東京都生まれ。帝京大学医学部卒・同大大学院修了。医学博士。
上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、89年、神奈川県横浜市に池川クリニックを開設。
サイトはこちらから⇒池川明ドットコム
主な著書に「子どもはあなたに大切なことを伝えるために生まれてきた。 (青春文庫)」「ママのおなかをえらんできたよ。」「ママ、さよなら。ありがとう」などがある。
養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。