うみと大地代表 みんなの布ナプキン会議メンバーの石川ともえさんによる連載コラムです。
妊娠適齢期って?
6組に1組の夫婦が不妊といわれ、2014年に生まれた子どもの21人に1人は体外受精によって生まれたそうです。
1クラスの内に、1人は体外受精によって生まれた子がいる計算になりますね。
生理と布ナプキンのお話会や講座をする時に、いつもお話しようと心掛けているのが、「妊娠適齢期のはなし」と「流産のはなし」です。
特に、お子さんや学生さん、独身の方には、必ず伝えておきたい!と思っています。
妊活相談に来られる方で、こんなに妊娠するのが大変だと思っていなかったという声を、よく聞くからです。
身体の機能的に、医学的に見て、女性が最も妊娠に適している妊娠適齢期は20代です。30歳を超えると妊娠する為の生殖機能が低下し始め、35歳を超えると急速に妊娠力が低下していきます。
また、流産率も年齢とともに上がっていきます。20代では13%なのが、35歳以上では20%を超えます。
あまり知られていませんが、男性でも35~40歳で精子の能力(妊娠力)が下がってくる事がわかっています。
仕事を楽しんで、結婚して、2人の生活を楽しんで~と、している間に妊娠力が下がっていくんですよ。だから、この事実を知っておいてほしいと思います。
流産や死産もありうること
女性の3~4人に1人は経験するという流産。決して珍しいことでは、ありません。かくいう私も流産経験者。私の母は、2回の流産経験のあとに私を産んだようです。
流産の原因は様々ですが、最も多いのは赤ちゃんの染色体や遺伝子の異常によるものです。
卵子や精子の老化によって染色体異常になったり、できた受精卵が細胞分裂する時に異常がおきたり。
妊娠してからの生活のあり方ではなくて、それより前の身体づくりにかかってきます。死産も、語られることは多くないですが、あります。
いのちのメッセージを受け取る
流産も、死産も、芽生えた小さないのち。
大切な事を、夫婦に命がけで伝えに来てくれるメッセンジャーだと思います。
私の長女の次に来てくれた子は、妊娠9週でなくなりましたが、大きなメッセージを伝えに来てくれました「おかあさん、じかんがないよ。いまをいきて!」でした。
家族の生活を大切にしたいと本心では思っていたものの、仕事やらなくちゃ!家事も頑張らなくちゃ!と現実と格闘する毎日でした。
本当はできたら仕事をやめたかったんですね。でも辞められなかった。もし、流産して彼のメッセージを受け取っていなかったら、まだ自分に嘘をついて仕事し続けたでしょうね。
でも、彼の命がけのメッセージに気が付いて、仕事を辞めることができました。自分の使命に気が付き動き出せたのです。動き出せたら、すぐに長男を妊娠しました。
彼が、私のお腹に来てくれたことで、本当に私の人生は変わりました。その前の私と比べると、本当に別人です(笑)感謝しています。今でも、私の大切なわが子ですよ。
流産や死産したら、悲しいです。悲しさも十分味わって、そして、来てくれた子のメッセージを聞こうと耳と心を傾けてくださいね。
短い命だからこそ、強い意志を持ってこの世に来ているはずです。命がけで何かを伝えに来ているかもしれません。
現在赤ちゃん待ちの方へ
まず、今のあなたとパートナーの身体を整えることから考えてください。身体や心としっかり向き合ってください。
生理痛があったり、疲れやすい、便秘、肩こりや腰痛があるなど、なんとなく薬を使ったり、やり過ごしたりしていませんか?
今の状況は、今までの生活から出来ています。今までの生活に目を向けて、この状況を作ってきた原因を取り除いてくださいね。
ケミカルナプキンを布ナプキンに変える(毎回の生理を楽しんでください)
月経血コントロールを心掛ける(ふわふわ子宮をつくり、子宮の機能性アップ!)
身体をゆるめる下着をつける(ふんどしや、ふんどしパンツが◎)
身体を温める(下半身が冷えていると、子宮や卵巣も冷えています。)
食事を改める(いいお塩と、いい水をたっぷり取ってくださいね)
妊娠の為の身体を整えることは、妊娠中の経過や出産後の子育てを必ず楽にします。
こんなことで、身体は変わらんでしょ!と軽視する方もいらっしゃいますが、すごくシンプルで重要なことです。
実際の年齢は変えられないけれど、身体年齢は若返えることはできます!
不妊治療だけに頼るのではなく、真の健康情報を得て、行動に移してくださいね。(ここ養生ラボさんで、たくさん勉強してくださいね)
私は病院で不妊治療するより、こちらで確実に生活を変える方が早道だと思っています。
あと、心理的ブロックも外してくださいね~。それから、あなたのお腹に入ろうとしている魂とコンタクトを取ってくださいね!(分からなくても、やってみるべし!)
いつか妊娠したいと思っている人へ
ここまで読んでくださって、お分かりだと思います。妊娠出産は、20代に入ったら、早いに越したことない!でも、相手が・・・、仕事が・・・、ってありますよね。
それなら、妊娠出産の機能をいつでも発揮できるように、若い身体で元気でいることを心掛けてくださいね。
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石川ともえ
うみと大地代表 みんなの布ナプキン会議メンバー
20代の頃は、便秘、冷え症、肩こり、花粉症、アトピー性皮膚炎、うつ病と不調が多かった。
いろんな人と情報との出会いにより、ぐんぐん元気になった。
40歳となった今は、その20代より体調もよく、体力もある!
なんと現役水泳選手時代のタイムと、ほとんど練習していない今のタイムが変わらない。
高校生と肩を並べて泳ぐスイマーで、3児の母。
ブログはこちらから⇒健康院 うみと大地

養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。