ホメオパシーの海外事情【フランス、イギリス、インド、キューバなど】

日本のホメオパシーの草分けであり、第一人者であるハーネマンアカデミー学長の永松昌泰さんにお話を伺っています。

前回の記事はこちらから→ 磨き抜かれたプラシーボ【すべての鍵は自分の治癒力】

ーーーホメオパシーの海外事情についてはどうでしょうか?

国によって多少の温度差がありますが、基本的にヨーロッパでの認知度は極めて高いですね。

特にフランスは薬剤の3割がレメディーという国ですので、薬局と書いてあるところには必ず置いています。

特にホメオパシーと書いてある薬局の場合は、基本的に全部がホメオパシーなんです。

全薬剤の3分の1ですので国民もごく普通に使っています。

また英国は170年前に英国に入って以来、ずっと英国王室の御用達になっています。エリザベス女王は極めて多忙なスケジュールの毎日ですが、非常に健康を保っています。

女王の主治医は12人いらっしゃるのですが、その筆頭主治医は常にホメオパシー医です。

そして、1958年に英国で国民保険制度National Health Service が発足した時に現代医学とホメオパシーの2つが組み入れられました。今はたくさん入っていますが。

でもおそらく世界で一番ホメオパシーが普及しているのはインドでしょう。インドには数年前からホメオパシーの担当省ができた。つまりホメオパシーの大臣がいるんです。

インドが戦後独立した時、ガンジーはできるだけ過去の遺産、特にイギリスからの影響を払拭して、インド独自のものを中心に再構築しようとしましたが、ホメオパシーは例外であるとして大いに奨励しました。

ホメオパシーはあらゆる面で理想的な医療、つまり効果が高く低コストで環境に極めて優しいので、これはどうしても残さないといけないとなりました。

インドではホメオパシーの専門教育の学校が200校近くあります。

それから南米も非常に盛んです。ブラジル、アルゼンチン、メキシコなど。

キューバのホメオパシーによる感染症予防

それに実はキューバもすごいです。キューバのホメオパシーによる感染症予防という国家的プロジェクトの話は聞かれたことありますか?

ーーー聞いたことないです。

キューバはカストロによる革命以来アメリカと敵対して西側から経済封鎖を受けていましたから、お金がありません。

通常の予防接種の価格はけっこう高いんです。製薬会社の売値は数千円から1~2万円します。私達はその一部しか支払っていないので分かりにくいですけれど。

あとは国が払っています。もちろん国と言っても我々の税金なので、結局私達が払っているのですが、あまり実感がないですね。

ともかくキューバは予防接種はやろうとしてもお金がないからできない、ではどうしたか?

ホメオパシーのレメディーで予防をしたのです。

ホメオパシーによる予防にもさまざまなレベルがあるのですが、病原菌から作ったレメディーを予防接種の代わりに使いました。

そうすると非常に大きな効果がありました。

ーーー今でもやっているのですか?

やっています、その論文もちゃんとあります。

http://hpathy.com/homeopathy-papers/homoeopathic-immunisation-against-leptospirosis-in-cuba/

http://www.thehealthyhomeeconomist.com/homeopathy-halts-cuban-epidemic-better-than-vaccines/

キューバでは最も重要度が高い感染症がレプトスピラ症(ワイル氏病)です。

従来のワクチンと抗生物質による予防では、毎年数千人の感染者と死者も出ていました。

しかし、250万人に対してホメオパシーによる予防(病原菌から作ったレメディーを7日から9日の間隔で2回投与)をしたところ、

わずか10人の感染者と死者はゼロという凄まじい結果になりました。

またコストは従来の2000万ドルに対して僅か200万ドルと10分の1しかかかりませんでした。

(永松抄訳)

予防にも、治癒にも効果が非常にありました。

子どもも大人も関係なくレメディーで予防するのです。

ーーー先ほどエリザベス女王もホメオパシーをやっているとおっしゃっていましたが。

エリザベス女王が実際に使ったレメディーボックスもあります。

H.M. The Queen つまり、Her Majesty The Queen と書いてあり、エンズワースという英国王室御用達の薬局のものです。

エリザベス女王は、女王として自分自身の健康管理に非常に意識が高く、定期的にホメオパシーの主治医がレメディーを処方していますし、ご自身でもホメオパシーでメンテナンスをされています。

女王は分刻みのものすごい激務で、女王はご自分の責務をこころえていらっしゃって、自分の義務として体調を崩すことにならないよう、細心の注意を払われていらっしゃいます。

ーーーエリザベス女王はホメオパシーだけではなくて、西洋医学の薬も使ってはいるのですか?

基本は使いません。女王専属の医師団がいますが、序列があって、そのトップがホメオパシーの主治医です。だから基本はホメオパシーでやります。

もちろん医師の資格を持っているホメオパシー医師です。

ホメオパシーだけでは難しいときは他の医師と相談をしてやることになっています。

女王の健康状態は極めて良好なので、今まで他の医師が必要だったことは一度もなかったと聞いています。

即位されてもうすぐ65年になろうとしていますが、ほとんど病気はなく、ホメオパシーだけでずっと健康でいらっしゃいます。

ベッカムも日韓ワールドカップの直前に大けがをして、出場は絶望視されていたのですが、ホメオパシーで奇跡的な治癒を果たし、無事にワールドカップに出場しました。

ウサイン・ボルトの話はご存知ですか?

ーーーいや、わからないです。

ウサイン・ボルトは16歳の時からホメオパシー中心のメンテナンスをやって、あれだけのパフォーマンスを続けているんです。

ホメオパシーを中心的に使うドイツの有名なスポーツドクターがいてその人のところにずっと通っています。

ボルトについても、英国の一流紙 The Telegraph にも記事が出ています。

http://www.telegraph.co.uk/sport/olympics/9382589/London-2012-Olympics-Usain-Bolt-races-to-Germany-for-treatment-with-Healing-Hans.html

ロンドンオリンピックの前にボルトがミュンヘンの著名なスポーツドクターに診てもらうためにレースを欠場した、という記事です。

その医師はミュラー・ヴォールファールト医師で、ホメオパシーをメインに使っていることが書いてあります。(最後に)

またボルトが16歳の無名の時からミュラー医師が面倒をみていること、最初の出会いはボルトのコーチから、果たしてボルトがものになるかどうかも診て欲しい、と依頼されて以来だということも語っています。

2009年の世界選手権での100メートル決勝進出者8人のうち5人がミュラー医師のクライアントである、という驚異的な事実もあります。

彼こそは世界のトップ中のトップのスポーツドクターで、クライアントの中にはサッカーの有名選手、

クリスティアーノ・ロナウド、スティーブン・ゲラード、マイケル・オーウェン、また2004年のアテネオリンピックの800メートルと1500メートルの金メダリストのケリー・ホームズなども含まれます。

(永松抄訳)

ドイツと言えば、プロサッカーのリーグ、ブンデスリーガの1部、2部がありますが、そのチームドクターの92%はホメオパシーを中心に使っています。

スポーツの世界、特にプロリーグの世界は結果が全てじゃないですか?

それも何億円、何十億円とかかかっている選手達なので怪我をしたらいかに早く、効果的にちゃんと治るか、が求められます。

とにかく結果が全てです。

だからその92%が使っているということが全てを物語っています。圧倒的に効果的だと言うことです。

では現代医学はどうなの?と思うでしょうが、実は0なんです! 実は、現代医学には怪我を積極的、効果的に治すというものはないんですね。

例えば骨折したら、骨を接いでギブスをして後は放置するだけです。

これも面白いですね。放置する、ということは、現代医学は完全に自然治癒力に頼り切っています。

けれども自然治癒力という概念がないので、それをどうするという発想が初めからありません。

自然治癒力を認めなければ、それを高めるということにはもちろんなりません。

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永松昌泰

1958年生まれ。山口県出身。ハーネマンアカデミー学長。

慶應義塾大学工学部卒業後、コロンビア大学、パリ大学で哲学、文学、物理学専攻。家業の鉄鋼業を経営するうち、金属の変容・変態と人間の変容との類似に気づく。

英国にわたり、 ホメオパシーと出会う。1997年、ハーネマンアカデミー設立。日本ホメオパシー振興会主宰。

ハーネマンアカデミーのサイトはこちらから→ハーネマンアカデミー・オブ・ホメオパシー

著書に「ホメオパシー入門」(春秋社)、『花粉症とホメオパシー』 訳書に「ホメオパシー医学哲学講義」(タイラー・ケント)、「ホメオパシーの哲学 病の声を聴く(ジュリアン・カーライオン)他などがある。

youjo-labo編集部
養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。
 

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