日に日にひどくなっていくアレルギー症状「ステロイドの即効性、メリットデメリット」

【私自身が感じた美容師の手荒れの原因】

「職業性皮膚障害」と呼ばれる皮膚病罹疾患

①お湯による乾燥

②シャンプーなどの洗剤

③カラーリングの際に使用される、ヘアカラー剤(パラフェニレンジアミン)、その他カラー剤

④パーマをかける時に使用される、コールドパーマ液(チオグリコール酸)、その他パーマ液

⑤ヘアセット剤等(ワックスなど)

⑥お客様の髪を触ったあと等さっと手を洗うだけでしっかり水洗いなどできない

⑦手に残っている薬剤同士が反応

⑧髪の毛は汚い

⑨ゴム手袋(ラテックス)

⑩接触によってさらに炎症

⑪薬剤残留している道具の洗浄  など。

※⑧なぜ髪の毛は汚いかというと・・

頭皮は皮脂腺と汗腺が多い場所なので、体の中でも特に細菌数が多い部位のため。汗や皮脂で毛穴がつまり、細菌や臭いも発生しやすく不潔な状態になりやすい。

肌と比べると皮脂腺の量はかなり多く、額・頬の2倍以上と言われています。

しかし間違えて欲しくないのが

・皮脂の役目

汗と混じり合い皮脂膜を作り、頭皮や毛髪を保護してくれる

・皮脂膜は角質中の水分が頭皮から逃げていくのを防いだり、皮膚表面を弱酸性に保ってくれる。
・有害な紫外線が直接当たるのを防いだり、雑菌から守る役割もしてくれる

あげればまだ他にもあるかもしれないけれど、これらを毎日毎日積み重なっていくので悪循環し、始めは軽い手荒れ程度だが、徐々にどんどんひどくなり、(特にカラー剤、パーマ剤も薬剤が強いため、私の体に反応してしまい、反応せず荒れない人もいます。)

最終的にはケロイドというかとにかく皮膚がドロドロになっていき指紋がなくなっちゃうのじゃないかと心配するくらい、普通の皮膚の部分はなくなってしまった私の手や腕。

肘のあたりまで広がってきました。この時ステロイド軟膏や飲み薬は手放せなくなりました。

ステロイド軟膏の凄いところ

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・ステロイドの凄いところは、何といっても即効性。

そして、

・薬特有の常用してる時に心にもたらす安心感。

私の場合、手や腕の表面の皮膚が破れ膿が流れていても塗って寝れば朝にはもう薄膜がはっていました。

その即効性のおかげでこの時の私は何とか毎日仕事が出来たので本当にステロイドには助けられたと思います。

私にとっては、お店が連休の前日に血が出るまで掻くのが解放される至福の時でした。

血が出てグチュグチュになっても、2日あれば膜はだいぶ回復してくれるのでステロイドさえあれば安心して掻きむしれました。

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美容師になりカラー剤やパーマ液を扱うようになってから、ひどい皮膚炎、アトピーやアレルギーなどで悩まされました。

そして飲んだり、塗ったりしてすぐ治るステロイドもずっと手放せませず、お守りのように常に大事に持ち歩いていました。

毎日毎日溢れ続ける膿を覆うように沢山塗り続け、1日でチューブのステロイド軟膏を使い切ってしまう時もあった。その時はステロイドが私の心の安定剤でもあったくらいです。

当時小さい頃からかかり付けだった皮膚科の医師にも、

「そんなに塗っちゃいかん。これは爆弾と思って使いなさい。美容師早くやめなさい。」

と毎週病院に行くたび言われ続け。

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治らない不安、恐怖との戦い

不安と恐怖と戦いながら親指と人差し指の指先でしかお客様の髪の毛を触れないくらいになってしまい、鏡越しに私のケロイド状の腕を見て「伝染らないだろうか?」といったギョッとさせてしまうのも限界にきたところで私はお店を一旦やめました。

お店を辞め薬剤を触らなくなったら1、2ヶ月でだいぶ皮膚の状態も戻ったので、そこからが断薬=薬抜きの戦いでした。

断薬しても、薬を断った反動の好転反応でまたどんどん出てくる「またあの時みたいにひどくなるんじゃないだろうか」という恐怖に負けて、またステロイドを使ってしまったり。

本当にその繰り返しでした。

色々な小手先のデトックス方法を試してみたりしましたが、やはり私が一番効果があったと思うのは、「足つぼ」でした。

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その分好転反応もすごかったですが、顕著に現れました。

この時食事の事はまったく意識はしていなかったので、むしろかなりジャンクな生活でした。

もしこの時に、食養や断食・少食も実践していたらもっと早く体質も変わってステロイド軟膏やら飲み薬などももっと早い段階で断てていたと今なら思います。

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※足つぼで好転反応としてでてきた途中の写真です。

今アトピーやアレルギーなどで悩んでいる方や、ステロイドや薬などを断とうと努力なさっている方、無理せず自分のペースで、でも断薬する意思を強く持ち、「時間はかかるかもしれないけど絶対に良くなる」と自分を信じ自分を励まして、家族やパートナーなどにも励ましてもらいましょう。

不安で負けてしまうこともあると思いますが、「絶対良くなる」大丈夫。そう思って。焦るけど焦らず乗り越えていきましょう。

気づいた時から始める

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子供のため、自分のため、パートーナーのため普段の食生活をまずは見直すことから始めることをオススメします。

もちろん 誰でも気軽に出来るプチ(半日)断食のやり方とは… もオススメです。

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