学習面だけでなく、食事や生活面からも提案、自然派学習塾講師の本土佳代さんによる連載コラムです。
先月のコラムでは、生で食する生姜、加熱して食する生姜の効能など書かせてもらい、私のお気にいりの「ジンジャエールのもと」のレシピをお伝えしました。
今回も引き続き、生姜を使ったレシピです。先月のコラムと是非あわせてお読みください♪
→ 身体の芯から温めてくれるスパイシージンジャエールの作り方
「ジンジャエールのもと」は加熱した生姜を使いましたが、「ジンジャーバグ」は生の生姜で作ります。
「ジンジャーバグ」とは、生姜を発酵させた酵母液です。バグから虫?!を連想する方も少なくないと思いますが(笑)大丈夫です。
虫は入っていません!酵母液が元気でシュワシュワする様子から海外ではそう呼ばれているそうです。
生姜はとても発酵させやすい食材ですので、酵母液を作ったことがない方でも挑戦しやすいと思いますので、是非作ってみてください。
また、一度ジンジャーバグを作ってしまえば、継つぎ足し継ぎ足しで繋いでいくことができます。そして、いろんなドリンクにアレンジできます。
お子様がいるご家庭では、一緒に作ることをオススメします!普通の100%ジュースが1~2日で美味しい炭酸ドリンクに変身するんですから!驚きや不思議、化学を体感できると思いますよ。
ではジンジャーバグの作り方
準備するもの
・1リットルほどの瓶(煮沸消毒したもの)
・無農薬のしょうが
・洗双糖やきび砂糖
・ミネラルウォーターや浄水器を通した水
作り方
1.瓶に700mlほどの水を入れる。
2.みじん切りにしたしょうが小さじ3、砂糖も同量の小さじ3を瓶の中に入れ混ぜてふたをする。
しょうがは、皮ごとみじん切りにしてくださいね。しょうがの持つ効能の大部分が皮のすぐそばにありますし、酵母菌は皮の部分に多く含まれるからです。
手で混ぜたりする必要はありません。
3.2を常温で1日おいて、2日目からはしょうがのみじん切り小さじ2、砂糖小さじ2を混ぜる。
4.3を5日~7日ほど繰り返す。その間、瓶は常温に置いておいてください。5日ほどすると、水の表面にプツプツとした小さな気泡が見えてきたり、ふたを開けたときに「プスッ」と小さなガスが抜ける音がしたりしてくると思います。
また、瓶をかるく振ってみると、下から小さな気泡が上がってきたり。そうなれば、酵母液の完成です。
このジンジャーバグは、もちろんそのまま飲んだり、スムージに混ぜたりして飲むことができますが、オススメの活用法は、これをスターターとしていろんな炭酸ドリンクを作ることです。
例えば・・・
100%のりんごジュースを使って「アップルサイダー」
作り方
1.100%のりんごジュースを開けて100mlほど瓶から抜く。
2.そこに、ジンジャーバクのスターター(液体のみ)70~80mlほどを入れて、ふたをして1日~2
日ほど常温に置く。
1日たったら一度ふたを開けて空気を入れ替えてください。しっかり炭酸を感じるアップルサイダーが出来上がります♪
3.出来上がったアップルサイダーは、冷蔵庫で保存して3日前後で飲みきるとおいしく飲めます。
冷蔵庫に保存しているとはいえ、発酵はゆっくり進みます。ずっとおいておくと、アルコール発生してきますので気をつけてください。
アップルサイダー出来上がり♪
音が入らなかった~�
シュワシュワ~ってめっちゃめちゃ言ってますσ(^_^;すごすぎて蓋を全開に出来ない(笑)本土 佳代さんの投稿 2017年4月29日
わたしは、何度かア○コールにしてしまったことがあります。グレープサイダーはワインみたいになってしまいました(笑)
日本では、酒税法違反になりますのでくれぐれも気をつけてくださいね。
このりんごジュースをぶどうジュースに変えれば、グレープサイダーになりますし、夏に作った梅シロップで梅サイダーも作れたりします。
普通のジュースは、どうも甘くて飲みにくいと私は感じるのですが、これなら炭酸でさわやかになり非常に飲みやすく、しかも酵母でジュース自体が発酵するので、腸内環境を整え免疫力アップにもつながりうれしいですよね。
炭酸ドリンクを作る時に注意することは、瓶の注ぎ口が小さいものでつくること。
幅広の口の瓶で作ると、炭酸ガスが抜けやすくうまく炭酸ドリンクを作れないことがあります。
また、注ぎ口ぎりぎりまで液をいれないようにすること。ぜひ、体にいい生姜を使って自家製炭酸ドリンクを作ってみてください。
ジンジャーバクは、減ったらまた、水と生姜と砂糖を足してやればずっと繋いでいけますよ。
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本土佳代
レッチワース本土教室(学習塾)講師 元ICU看護師。
現在は、夫の経営する学習塾の小中学生講師。
レッチワース本土教室は、講師が子どもに教え込むような塾ではありません。
子どもたちの個々の能力を引き出すために対話を大切にしています。子どもを引っ張るのではなく「ファシリテーター」役として子どもが主体的に学習できるように促進、導くのが講師の役割。
その中で、学習面だけでなく、食事や生活面からも親や子どもたちが健やかに成長できるような提案もしています。
子どもの妊娠・出産を機に、古民家に移住し、できるだけシンプルでナチュラルなライフスタイルを目指して、家庭で実践できる自然療法やアロマ、クレイテラピー、ヨガなどを楽しんでいます。
レッチワース・ブログ
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養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。