珍しく便秘になってしまい、体もだるかった時に、「大麦若葉」を偶然スーパーで見つけたので、これはいいタイミングだと思い「青汁」を手作りすることにしました。
今回西式甲田療法の「青汁断食」を手本に実践してみました。
まずは、西式甲田療法では「青泥」(あおどろ)とそれを濾した「青汁」の2種類があります。
私は今回まずは「青泥」から飲んでみて、そのあと濾して「青汁」にしてみることにしました。
【材料】
5種類以上の葉野菜を合計250gということで。私がチョイスした「スペシャル野菜」はこちらです!
①大麦若葉
②青ジソ
③パセリ
④モロヘイヤ
⑤小松菜
⑥水菜
(野菜合計約250g)
・焼き塩 少々
・水
(お好みでレモンやリンゴや酵素ドリンクなど混ぜてもOK)
【青汁ポイント】
・野菜は5種類ほど混ぜてください。
・塩は忘れず入れます。焼き塩を使った方が、水に溶けやすく、消化を助けてくれます。
・氷を入れた方が断然飲みやすいですが、やはり常温の方が消化にいいということで今回は常温で飲みました。
でもやはり完全に青野菜だけで作った青泥は常温で飲むのは正直、私はきつかったです。
青泥で全部飲むというか食べるのは難しかったので、その後濾して青汁にして飲みました。やはり青汁のが繊維などがない分飲みやすいです。
しかし常温で飲むのは体にはいいかもしれませんが、私は冷たく飲みたいと思ったので、次回は氷を入れるかリンゴもしくはレモンを入れるかなど、おいしく飲めるように工夫、改善が必要だと思いました。美味しくなければ続けることは無理ですからね。
【青汁に向いている野菜とは・・・】
西式甲田療法の甲田光雄先生の書籍や養生ラボでもインタビューさせて頂いたことのある森美智代さんの書籍にも書かれているように、西式甲田療法で紹介している青汁は原則として、「実」になっているのものは使いません。
例えば、トマト、豆類、オクラ、アスパラガス、きゅうり、ネギなどはいれないように注意してください。
●青汁にしやすいオススメ野菜
基本的に旬の野菜を使うのが、栄養価も高く、値段も安いですし、フレッシュなのでお勧めです。
旬の野菜を選ぶといい理由→ 【完全保存版】解毒作用を持つと言われている食べもの特集!
そして特に野菜の中でも、ケール、キャベツ、パセリ、白菜、にんじんの葉、水菜、ルッコラ、小松菜、モロヘイヤ、つるむらさき、セロリ、レタス、春菊、シソなどがオススメです。
もちろん他の種類の野菜も書籍には書かれていますのでぜひ参考にしてください。
この中でも私がピックアップした野菜は上記のように
大麦若葉→ ビタミン、ミネラルもバランスよく補給できる青汁で有名な「大麦若葉」
青シソ→ βカロテンはトップクラス(ヨモギや明日葉の約2倍以上)、ビタミンB群、ビタミンE、Kなども豊富、鉄分をはじめ、カルシウムなどミネラルのバランスもよく、豊富に含んでいます。
さらに生薬(漢方)として、シソ科シソの葉を乾燥したものを用いられています。発汗、解熱、鎮咳(ちんがい)、鎮静、利尿などに効果があります。
体を温め、停滞しているものを動かし、発散させる作用を持っている蘇葉(シソの生薬名)は身近にあるものなのでぜひ取り入れていきたい逸材ですね。
パセリ→βカロテンが豊富で、ビタミンKやビタミンE、ビタミンC、そして鉄分、カリウムも豊富、アピオールなどの口臭予防のある精油成分も含んでいます。
モロヘイヤ→ほうれん草や小松菜などの葉物野菜よりも、モロヘイヤの葉は栄養価が高いと言われています。
カルシウム、カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンK、食物繊維がそれぞれ豊富に含まれています。
※「家庭菜園等のモロヘイヤには注意が必要」との研究報告があります。
通常の食生活に使われるモロヘイヤなどに危険性があるわけではなく、完熟したモロヘイヤ種子や茎中にかなり危険な高濃度のSP配糖体が存在しているようで注意勧告が出されています。
詳しくはこちらから↓
・内閣府 食品安全委員会
・【モロヘイヤの安全性に関する研究(食品衛生学雑誌)】http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/
2010572605.pdf
小松菜→小松菜は全体的にはホウレン草より若干すくないようですが、ビタミン類、ミネラルなど栄養価は高い緑黄色野菜です。カルシウムや鉄分はホウレン草よりも小松菜の方が豊富です。
水菜→ミズナは、ビタミンCが多く、β-カロテンも豊富、カリウムやカルシウムも多く、マグネシウムや鉄、リンなどのミネラルも小松菜と同じくらい豊富です。
青汁が凄いと言われる所以は、様々な野菜を同時に摂取できますし、何といっても野菜の葉緑素の分子構造は赤血球の血色素と似ていると言われているんです。
そのため、青汁は「みどりの血液」と呼ばれることもあるほどパワーがあるということです。
野菜はデトックスには持ってこいな食材です。メリット、デメリットありますので、それぞれの野菜の特徴を知り、自身の体調や状態に合わせチョイスすることをおすすめします。
※ちなみに断食の時に青汁を飲む場合【青汁断食】はそのままでは強いので、水の量を倍にして薄めて飲むほうがいいようです。
おかげさまで便秘は即効性があったみたいで次の日に解消されました。効果抜群ですね!
【参考文献】
マンガでわかる「西式甲田療法」―一番わかりやすい実践入門書 (ビタミン文庫) 甲田光雄(著)
[新装版] 断食の教科書 森 美智代(著)
【関連記事】
養生ラボ(YOUJOーLabo)創設者。
愛知県生まれ。たまに美容師。断食でアレルギーも完治、脱ステロイド、断薬達成。
楽しく生きるをモットーに、断食や養生法も取り入れシンプルライフスタイルを目指す。