【ナシの効能・効果】
①のどの痛みの緩和
②気管支炎
③むくみの改善
④疲労回復
⑤食欲増進
夏バテする時期には、もってこいですね。あと肉料理の消化なども促進してくれる消化酵素も含まれています。
伊サレルノの医学校で使われた教科書には、「ナシを食べれば小便、リンゴを食べれば大便」と書かれていたそうです。
中国の古書にも「ナシは大小便を利し、熱を去り、渇を止め、痰を開き、酒毒を解す」と言われ、「百果の宗」と呼ばれていました。
のどが痛い時、風邪の時に梨を食べると痛みが和らぎ、痰も出やすくなるとのことです。
梨には体を冷やす働きがあるので、解熱を促してくれるにはいいですが、食べ過ぎて冷え性の方や妊婦さんなども少し気をつけたほうがいいかもしれませんね。
もちろん効果の効きなども人それぞれですのでご自身の体調に合わせて召し上がってください。何でも食べすぎはよくないですからね。
ちなみにナシはバラ科なんだそうです、意外な感じがしてびっくりしました。
ナシの栄養素
ナシの成分の約90%は水分です。
・糖分の主体はショ糖と果糖
・リンゴ酸
・クエン酸などの有機酸
・ビタミン
・ミネラル類
・精油(リナロール)などが微量だけどバランスよく含まれています
・酒石酸
また食物繊維も豊富に含まれています。疲労回復に効果があるアスパラギン酸も含まれている。
※アスパラギン酸は有害なアンモニアを体外に排出する効能もあり、疲労に対する抵抗力を高め、スタミナを増強するといわれている成分です。
そして便秘解消に役立ってくれるソルビトールや食物繊維が豊富なのも便秘で悩む人には有難いですね。
ナシの自然療法
①二日酔い・・・レンコンとナシの同量をジューサーにかける。ゆっくり、噛みながら飲む。
②発熱性の病気・・・ナシ一個を薄切りにし、それをコップ2杯の冷水に半日ほど漬け込み飲む。
③辛い咳や痰・・・ナシ二個をジューサーにかけ、ショウガのしぼり汁を10~20滴とプラスハチミツを少量加えて、とろとろするまで弱火で煮詰めたものを飲む。
④声が枯れてしまったとき・・・ナシ一個をジューサーにかけ、そのジュースでうがいをする。
【参考文献】「医者いらず」の食べ物事典 (PHP文庫) 石原 結實 (著)
【家庭で出来る農薬などを落とす方法】
ナシの場合・・・流水でこすり洗いしたあと、皮を厚めにむく。
ナシは、殺虫剤をかなり使う果物なんだそうです。
殺虫剤は脂肪に溶けるため、クチクラ層に残留しているそうです。なのでやはり皮を厚めにむくことがいいですね。
昔は「ナシは大名にむかせろ」ということわざもあり、これは果皮と果肉の間に酸があり、厚めにむくと甘味が失われないことから言われていたそうです。
クチクラ層の不安も解消でき、甘味も損なわないダブル効果です。皮をむく前にはもちろん水洗いをしてください。
流水で30秒程、手でゴシゴシこすり洗いをすれば、表皮の残留農薬を落とせると言われています。
【参考文献】
そのほかには・・
他にも、農薬などの除去目的で、ほたての貝殻を高温で焼いて パウダーにした「ほたて貝殻パウダー」というのもありますので、そちらを使ってもいいと思います。
※私は使ったことがないので詳細はわかりません。
①ホタテの力 野菜・くだもの洗い
ホタテの力 野菜・くだもの洗い
②ほたて貝殻焼成パウダー02 詰め替え用 1kg
ほたて貝殻焼成パウダー02 詰め替え用 1kg
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養生ラボ(YOUJOーLabo)創設者。
愛知県生まれ。たまに美容師。断食でアレルギーも完治、脱ステロイド、断薬達成。
楽しく生きるをモットーに、断食や養生法も取り入れシンプルライフスタイルを目指す。