冷え症、疲労回復や美肌にも効果的の健康法「温冷浴」

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「温冷浴」

冬の冷え性は特に辛いですが、一年中夏は冷房などで 外気に振り回され自分で体温調節をするのが難しくなっています。冷えすぎると痛いし、体はだるくなるし、

本当しんどいんですよね…

寒い冬でも薄着で風邪もひかず、冷えに悩まされることなく健康に暮らすことができたら、どんなに素晴らしいでしょうか。

そこで そんな辛い冷え性の解決策があります。それを実現すための方法が今回紹介する西式甲田健康法の温冷浴」と言う入浴法です。

これをやると皮膚を鍛えられるため、体温調節を素早く行い、外気温に即応できる体が作れます。根本的な冷え症も治る。

では早速やり方の説明をしていきます。

水浴と温浴を交互に繰り返す入浴法です。

*温浴は浴槽で、水浴はシャワーでもOK。

①水浴(シャワー)で1分、

②温浴で1分

×4セット
(①水②温③水④温⑤水⑥温⑦水⑧温⑨水)

最後に水浴を1分やる。

*注意点

①水浴をシャワーでやる場合は

足先に3秒間、膝下に3秒、ヘソに3秒、左肩に3秒、右肩に3秒、さらにこの左肩・右肩へ3秒ずつを2回繰り返す。 

↑これを1セットとし、合計2セット

②首から上はやりません。

③9回以上やってもいいが、必ず水で始めて水で終わるようにする。

④基本 温浴は41~43度程度、水浴は14度~15度程度が適温。

⑤虚弱な体質の人がいきなり温冷浴を行うと、震えが止まらないことがあります。そういう場合、水、湯、水とやった最後の湯を2~3分に延ばし、最後の水を10秒に短くするなど自分の体調などに合わせてやってください。

⑥血圧が高いなど、健康に不安がある人の場合、水の温度を25~30度くらいから始めた方がいいそうです。


私たちは、はじめの頃はお湯も冷水もシャワーでやっていましたが、今はお湯はお風呂に溜めて、冷水のみシャワーでやっています。

その方が効率はいいですね。冷水の方もちょうどいい温度にセットしてやると楽です。

あと、お風呂に入る前に水を少し飲んでおいた方がいいと思っている方も多いと思いますが。

温冷浴でも普通の入浴でも、入る直前に水を飲むのは危険だといいます。理由は風呂場で脳卒中や脳出血が起こりやすくなったりするからだそうです。

なので、温冷浴をやる40分くらい前から、水分は摂らない方がいいみたいですね。

とはいっても、口が渇いてしまってるときなど私はがぶ飲みは控えますが、少しは飲んでいます。

もちろん人やその時の体調にもよると思うので、飲む飲まないはご自身の判断でお願いします。

これは私たちがオリジナルで温冷浴に組み合わせてやっているのですが、顔の体操に「あいうべ体操」と言うものがあります。

この「あいうべ体操」は色々な効果があると言われ・・

アトピー、花粉症、リウマチ、高血圧、免疫力が上がる、顔のしわがなくなるなど。

そして「あいうべ体操」をどのように組み合わせているかと言うと、基本的には水浴の方はシャワーなのですが、その時に2セットで計14回、一回が3秒あるのですがその秒数を計る意味で「あいうべ体操」を一セットやります。

例えば、最初に足先に3秒間ですがその間にあいうべをやります、そうすると大体3~5秒くらいになります。

温冷浴と「あいうべ体操」で一石二鳥なわけなんです。

「あいうべ体操」のやりかた

次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。

①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に広げる
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
①~④を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続ける

この体操は、真剣に行うとかなり疲れます。慣れるまでは、2~3度に分けたほうが続けやすいでしょう。入浴時にやるのがおすすめです。

また、「あいうべ体操」は、しゃべるときより口をしっかり、大きく動かす必要がありますが、無理は禁物です。

引用 あいうべ体操

入浴(温冷浴)をする直前に水を飲まない方がいい理由

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水を入り、ついでに湯に入ると体内の血管は膨張していきます。しかし、脳の血管だけはそれが遅れるのです。

そこへ、体内の膨張した血管へ直前に飲んだ水が加わり、それが脳の血管にドッと入ってくるわけです。

しかし脳の血管はまだ充分に膨張していない。その結果、脳の血管が破れてしまう。

つまり脳出血です。 ほんの小さな脳出血で済むのがほとんどですが、それでも、頭が少しフラフラするというような症状が出てきます。

引用 健康養生法のコツがわかる本 甲田光雄(著)

その症状も脳の血管が少し破れたと言うことらしいです。のぼせとはまた別だと思います。

なので、入浴(温冷浴)をする40分前くらいから、水は飲まない方がいいというのはそういう理由からだそうです。

入浴後は真っ先に水分補給のため、充分飲んでくださいね。

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(注意事項)

※重症の慢性疾患がある人、重い高血圧、心臓病、肝臓病、慢性腎不全、酔っているとき、熱があるとき、薬を服用してるときも同様で温冷浴はやらないほうがいいとのことです。

なお、不整脈がある人、血圧が高めの人、貧血気味の人、体力が低下している人(とき)、65歳以上の人は全身をやらずにひざから下だけ行うくらいにしておくのがいいようです。

あとはご自身の体調に合わせて「今日はやめておこう」と思った日はやめたらいいと思います。

私もあまりにも寒い日やちょっと今日は何だかゆっくりしたいなと思った日には、温冷浴はやめ半身浴に切り替えています。

お風呂は疲れを取り、リラックス目的やコミュニケーションを取るのにも最適な空間だと思うので、是非お風呂タイム楽しんでください。

温冷浴は

①疲労回復

②肌が綺麗になるためアトピー等にも効果抜群

③風邪をひかなくなる

④更年期障害、自律神経の失調からくる症状などなどにも効果あり。

そして さらには高血圧、 神経痛、リウマチ、頭痛、糖尿病、肝臓病、貧血、循環器系疾患などにも効果があるそうです。

特に疲労回復や美肌に抜群の効果があります。すぐにご自身で実感できるので、ぜひ一度お試しあれ。

筋肉痛など、体が本当にだるいなと思ったときに温冷浴をすると、びっくりするくらい嘘のように疲れがなくなってくれます。

肌もキメが細かくなります。毛穴が前よりだいぶ気にならなくなりました。風邪もほとんどひかなくなりましたね、ひいたとしても寝込むことは一切ないです。

ちょっとのどが痛いなとか、ちょっとだるいなとか、咳が少し出る程度は風邪シーズンになると極まれになることもありますが、寝込んだり熱が出て動けないなど重症になることはまず無くなりました。

さらに疲れと肌にも悩みがある人にはかなりおすすめです。

なぜそんなに効果があるのか?

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温浴によって体液をアルカリ性にし、冷浴によって酸性にします。

同時に温浴は副交感神経を、冷浴は交感神経を刺激します。

これを交互に行うことで体液は中性に、自律神経は拮抗状態を維持できるのです。

これは東京大学の吉利内科で行われた実験ですが、四度の冷たい水の中に片方の腕を入れると、その手の温度はみるみる下がってきます。

これは、冷たい水に体温を奪われないように皮膚表面の血管が収縮し、血液が流れないようになったからです。皮膚表面の温度はその下を流れる

血液の温かみで保たれているのです。ところで、腕を氷水の中に入れていると、体温が下がったままでずっと続くかと思われたのが、15分くらい経つと、不思議なことに手の温度が上昇してくるのです。

毛細血管は収縮してそこは血液が流れない、だから手の温度が下がった。ところが、毛細血管が収縮したままで血液が流れてないのに手の温度が上昇してきた。

だから、どこかに血液の流れているところがある。それが副血行路、つまりグローミューであるということがわかったのであります。

出典 健康養生法のコツがわかる本 甲田光雄(著)

分かりやすく言えば、温冷浴でこの自律神経のバランスを整え、グローミューを活性化してやって健全になれば手や足が冷えることもないって事です。

ちなみに…このグローミューをダメにするのは、

・甘いもの
・アルコール
・過食   だそうです。

冷え性で切実に悩んでる方、さまざまな不調を感じてる方はかなり多いと思います。それが治るなら本当うれしいですよね。

冬は修行のように感じてしまうところもありますが、温度を調節してそんなに冷たくならないようにやった方が無難です。

実体験記も合わせて参考にどうぞ。

→ スポーツ選手もやっている疲労回復には【温冷浴】

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