【子どもの病気】安心な熱と危険な熱の見分け方

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最近は子どもの低体温化も心配されていますが、基本的に、赤ちゃんや子どもの正常体温は37度前後です。

赤ちゃんは、生まれてくるときにお母さんから免疫を受け継いできますが、その効力が切れてくるのが生後6ヶ月を過ぎた頃だからだとも言われています。

特に2歳以下の子どもは夏の暑い時期の場合(6月の終わりくらいから9月の初めくらいまで)正常体温が最高39度前後になることもあるようですが、食欲もあり、元気であればそこまで心配はいらないそうです。

子どもの体温は特にちょっとした外界の気温に左右されやすいものですからね。ちょっとタオルでくるんでいたら熱が上がったりするのは当たり前ですからね。

2歳以下の子は、熱がこもってしまいやすいため、昼間暑かった時は特に、夜中から朝方にかけて発熱するケースが多いと言われています。

そこで分かりやすい目安として小児科医で医学博士の真弓定夫先生の提唱する安心な熱とそうでない熱の見分け方を説明していきます

安心な熱とそうでない熱の見分け方とは・・

【安心な熱とは】

安心な熱は、顔や体がほてって真っ赤になって熱い状態の時の場合。

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理由は、体温を下げるためには毛細血管を拡げて体温を放散されるため、その放散させる状態がうまくできている時は体は赤くなり、熱くなるそうです。

なのでそういう時は、医者に慌てて連れて行かなくても、家で静かに寝かせたり、自然療法を施してあげたりなど、水を十分に飲ませてあげたり、ミネラル補給をしてあげる方がいいとのことです。

ただし心疾患や腎疾患など水代謝に関係のある病気を持ってる子どもの場合は、水を与えすぎることはダメなようなので、その場合はすぐに医師に相談してください。

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【心配、危険な熱とは】

心配な熱は、熱が高いにもかかわらず手足や体が冷たいなど、顔が青白かったり、体が青ざめてしまっている場合。

この状態の時は自然治癒力も落ちてしまい、体が完全に弱っている状態なんだそうです。

または、病気自体が非常に重い場合もあるとのことなので、急いで病院に行ってくださいとのことです。

※パッと見た目は前者の真っ赤っかになり、熱が高い方が「大変、病院に行かなきゃ!」と思いがちですが、後者の同じ39度くらいの熱だとしても、顔色も熱って感じはなく、おとなしくしていたりなどしていたら見逃してしまう可能性もあるかもしれませんので、万が一手遅れにならないためにもよく観察することが大事ですね。

とはいっても自分であれば大丈夫だなと何日か様子をみることに抵抗はありませんが、こと子どもや赤ちゃんとなると話は別です。

冷静にそのとき判断できるか?その判断が本当にそれでいいのか?ということは素人目では正直わかりません。

少し様子をみて不安や心配があればすぐ病院に行くのが懸命だと思います。もし何かあってからでは遅いので。

42℃を越すとなぜ危険?

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【境界線と言われる42℃の熱】

医学的な研究では、42℃の熱が境界線とされ、42℃を越さない限り、脳に障害は起こらないと言われています。

ただ熱が高いから危険というわけではなく、間脳という部分に体温調節中枢というのがあり、子どもの場合も調節機能は弱いながらも41℃を越えると防禦のために下げようと脳から指令が出るようですが、

42℃を越えてしまう状態ということは体温調節機構がすでに働かなくなってるということになるそうです。

なので、脳になにか異常がある、脳腫瘍や打撲後の頭血腫、脳炎などなどそういった問題を疑ったほうがいいとのことです。

そのほかに大事なチェックポイント【熱の続く日数】

3日以上続くような熱の時は、42℃を越えてなくても、元気があったり機嫌がよかったとしても病院に行ったほうがいいとのことです。

私自身は、まだ経験がないのでわかりませんし自分が42℃の熱がでたことも無いのでどれくらいしんどい状況なのか計り知れませんが、客観的に考えて42℃とか普通ではありえない体温なのでおかしいですし、42℃でなくとも38、39℃と熱が2,3日下がらなければやはりおかしいと思うのが普通だと思います。

どんなことでもそうですが、過信しすぎず、正しいと思う意見、そして反対と言われる意見どちらの情報も知り、偏らず色んな情報の中から自分で考えることが大事だなとつくづく思います。

どんな情報でも参考程度にして、少し様子を見て、いろいろ自分で調べてみて、不安や心配であれば迷わず専門家に相談するなど選択肢を増やし家族で話し合って決めることが大事ですね。

【参考文献】

自然流育児のすすめ―小児科医からのアドバイス 真弓 定夫  (著)

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