生命組織塩(ミネラルのレメディ)は体に気づきを与えてくれる「自然療法のお手当」

家庭でドイツ自然療法や手作りの暮らしを実践しながら、自然からの癒しを探求されている森 Wenzel 明華(さやか)さんによる連載コラムです。

ドイツの自然療法 生命組織塩とは

「家庭でできるドイツの自然療法」をテーマに、わたしは様々な自然療法のお手当てをご紹介しています。

ホメオパシーはだいぶ・・・認知されてきたと思いますが、まだ日本ではあまり馴染みがないのが「生命組織塩(せいめいそしきえん)」です。

シュスラーザルツ、ティッシュソルトという呼び名もある「ミネラルのレメディ」のことです。

ドイツ人医師 シュスラー博士が開発した療法で別名「ホメオパシー版サプリメント」ともいわれています。

これはいったいなんなんだ?ということですが、シンプルに表現すると、生命組織塩とは「体の中」のバランスをとるための信号機のようなもの。

生命組織塩は体に気づきを与えてくれる

生命組織塩は体に気づきを与えてくれて、体の臓器などの機能にも働きかけます。

体を元素に分解してみると、炭素(C)・水素(H)・酸素(O)・窒素(N)の 4つで全体の約96%ができています。

「ミネラル」は、のこり4%にあたる元素を表します。

そして体の中ではミクロの分野、細胞間で元素の交換、行き来がなされています。

これらの必須ミネラルが働きかけることで、体の機能を作り上げていき、生命維持がされています。

ごく微量ですが、これらのミネラルはカラダの重要な構成成分であり生命維持に不可欠な存在なのです。

しかし自分の体の中では作り出すことができないため、外から吸収する必要があります。

そうなんです、わたしたちの毎日の食事がキーポイントになります。

「食べ物」からミネラルは体のなかに吸収されます。

毎日の健康的な食事が基本で大切ですが、その前に大切なのは、「ミネラルを吸収できる「体」なのか、どうか」ということ。

これを大地に例えて考えてみると分かりやすいでしょう。

土壌がしっかりしていないと、いいお花が咲かせられない、いい作物が育たないということと同じです。

生命組織塩の役割

わたしたち現代人は、とかく・・・ミネラルが不足しがちです。

現代人の暮らしをみていると、ドイツから日本の都会の暮らしを考えると、やはり自然が少なすぎます。あと休みも少ない。

都会で働いておられる方々は、あればほんとうに不毛の地で暮らしている・・・そのような環境にあるのだなと思います。

でもそんな中で、自然療法というのは大地や緑のエネルギーを人間に与えてくれるものなんですよね。

自然療法って、あらためて どこでも、だれでも、できるのが素晴らしいのです。

さて、食べ物の話に戻りますが・・・・

そういった環境で暮らしていると、きちんと食べ物をとっていても吸収できていない場合もあります。

もしくはいままで放置していたり、薬をとりすぎていたり。。。。慢性病があったりすると「体」という肉体部分に問題があって、吸収しきれないんですよね。

土壌がしっかりしていないと、栄養素を土壌は吸収できない状態にあるのです。

そんなときには、生命組織塩の登場です。

交通整理してくれる信号のように、ミネラルの情報を送るのがこの生命組織塩の役割です。

自分のもつ力で、栄養吸収できる体を作り上げていくのです。

ですからサプリメントとは違って、「足りないものを足す」という方法ではありません。

サプリメントのすべてを否定するわけではありませんが、疾患やどうしようもなく大変なときは、さておき。。。

サプリメントをずっと摂っていること自体も、「不自然」といえるでしょう。

レモン100個分のビタミン・・・鉄棒をかじるくらいの鉄(笑)などは・・・不自然だからです。それが自然由来のものであってもです。

「家庭でできるドイツ自然療法」の目的

いつかは自分の体ですべてを完結できる。なにもなくても元気。

ほんとうに辛いときだけ自然療法のお手当てを使うという体作りをすることが「家庭でできるドイツ自然療法」の目的です。

足りない部分に「気がついて」毎日の食事からミネラルを取り入れられるように体の機能が働く身体作りをする・・・・のが生命組織塩なのです。

言わば、自然農のようなもの。

自分の体をよい土壌につくりかえる。。。のが生命組織塩の働きなのです。

わたしたちの体のは、分解していくと、ひとつひとつの細胞でできています。

すこし説明しましたが、その小さな細胞間ではミネラルでの情報伝達がなされています。

この情報伝達がうまくいかないと、病気になり、それがスムーズにいっていて、バランスが整っていると健康でいられるのです。

細胞間のミネラル伝達に働きかけるのが、生命組織塩です。

常にミネラルのバランスがとれて、健康であるように肉体に働きかける「信号」を送るのが生命組織塩の役割です。

また自然療法をとりいれていくと、体は自己治癒力のスイッチが入ると、そして余計なものを体から出すため「排出」に向けて動き出します。

そのとき一生懸命排出するために働くのが体の中の臓器、肝臓や腎臓などです。

臓器がきちんと働くことができるのか?

機能するのか?というのも健康になるためのポイントです。

排出しようとしているのに、臓器が機能しなくては意味がありません。

基礎的な「体作り」のために、生命組織塩が活躍するのです。

実際にわたしのクライアントさんでも慢性病や持病を抱えているかたは、マッチしているレメディをとっていても、その効果をイマイチ感じられなかった方もいました。

ある程度の期間(1〜半年ほど)生命組織塩をとることで、体質改善され、レメディの効果が体で感じられるようになって、健康になられたかたもおられます。

そういった土壌を作り上げていくお手伝いをするのが(健康になるのは、あくまでも自分の力です)生命組織塩の役割です。

生命組織塩は、12種類が基本のミネラルです。

生命組織塩は、ドイツでは「シュズラーズ塩」とよばれ薬局で必ず棚に並んでいるくらいに市民権を得ています。

こちらを組み合わせて、様々な症状などに対応して、体の調子を整えるためのレッスンです。

こちらはドイツからの「生命組織塩のキット」(個人輸入のお手伝いとして)とともに、使いこなせるようになるレッスンです。

わたしの体験では、とにかく使いやすい!というのがポイント。

知識さえあれば、誰でも使えますし、ホメオパシーよりも結果が出やすいです。

ターゲットは「肉体」「身体」なので、そこも実際的で主に身体的症状から選べるのもわかりやすい点です。

ちょっと喉が痛いなぁとか、こどもの成長痛、お腹いたなど、いろんな成長のシーンにあわせて。

ささっと、肉体面の問題に、幅広く使えて、シンプルで選びやすいというのが感想です。

一例をあげますと、Ferr-phos. ファーランフォスというミネラルのレメディ。

これは炎症をおこしているときにお役立ちの生命組織塩です。

燐と鉄の二つの要素から成り立ちます。

鉄は人類の歴史においても、戦いや耕すことにつかわれてきましたよね。
鉄棒とか、武器、くわ、固くて強いイメージです。

燐は境界線がなくて、交流するというテーマがあります。

鉄は、ヘモグロビンの成分、赤い色のもとで、血液と関連しています。
鉄がないと貧血になりますよね。戦えないってことなんです。

燐は循環ということで、また血流と関係しています。面白いですよね。

炎症というのは、体の「危険事態」であり、そこに血液が集中してサインを出しているということ、修復の必要があるっていうことなんです。

「痛み」として体はサインをおくるわけです。

そして体自身が治癒しようとしている状態です。

だから、ゆっくり体を休める必要があるんです。

(そういう仕組みがわかると、抗炎症剤を飲んだり、痛み止めを飲むのが どうしてよくないのかがわかりますよね。)

ですから、喉の炎症(たとえば今の時期なら、花粉症で目が充血しているとか、喉が赤くて晴れているとか)風邪ひきのとき、また皮膚の炎症などなど、そういった症状に幅広く使えます。

生命組織塩は赤ちゃんから、ペット、妊婦さんまでつかえる「自然療法」

そういう内容をもっと、みっちり、わかりやすく、学んでいきます。

ですから、楽しいですよ!(笑)

ドイツではスポーツドクターやトレーナーなどが、選手の健康管理にとりいれたり、サッカー選手なども、毎日の肉体のケアなどにとりいれています。

一部の医師をはじめ、助産師、サラピストなども処方しています。

わたしはホームステイにきてくださったスポーツトレーナーや鍼灸師のかたなどに、この生命組織塩をおすすめしています。わかりやすくケアできるからです。

ホメオパシーよりも種類も少ないので、簡単なんですよね!

さてドイツでは薬局にいっても、ずらっと生命組織塩が並んでいて、ホメオパシーのレメディよりも購入しやすく、また一般の認知度も高いものです。

ドイツ人は実際的な民族なので、わかりやすいのだと感じます。

体に直接きく、感じる、効果が出やすい、というのもドイツの気質にあってるんだなと。

日本人は、そのてん「めにみえないもの」を感じたり、察知することができる民族です。

ですからいろんなものを使いこなせる「才能」がある・・・んですよね。

ホメオパシー、ハーブ、フラワーエッセンス、生命組織塩、オステオパシー、レイキ。。。などなど。なんでもね。

自分にあったものを選んで、居心地よく健康になる。。これって一番素敵なことだと思います。

生命組織塩は赤ちゃんから、ペット、妊婦さんまでつかえる「自然療法」です。

日本でももっと広がればいいのになぁと・・・心から思います。

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森 Wenzel 明華(もり ウェンツェル さやか)

著書「ハーブ療法の母ヒルデガルトの家庭でできるドイツ自然療法」(BABジャパン)「ホメオパシーってなぁに?」(ホメオパシー出版 )

「誰でも家庭でできる自然療法」がテーマです。持ち前の好奇心と行動力でドイツでは、自然と共に生きています。家庭で自然療法や手作りの暮らしを実践しながら、自然からの癒しを探求しています。

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