家庭でドイツ自然療法や手作りの暮らしを実践しながら、自然からの癒しを探求されている森 Wenzel 明華(さやか)さんによる連載コラムです。
中世の宝石療法 ヒルデガルトの教え
みなさんおひさしぶりです。
ストーンセラピーという言葉はみなさんもお聞きになったことがあると思います。
石の持つ癒しの力について、現代では、石がもつ特定の電磁場があることで解明できます。
鉱物が火山などから形成されるさいに結晶化し、その鉱物のもつ特定の振動波が他の物体に伝わるということはすでに証明されています。
量子力学的に、観察すると地球上に存在するものは、常に振動しています。
植物、人間をふくむ動物、そして鉱物も、ありとあらゆる存在は「振動」しているのです。
わたしたち地球上の存在すべてをミクロにまで分解していくと、最終的には分子になります。
目でみることはできませんが、その微分子は常に動いていて、振動しているので、それらの振動が肉体に影響を与えることは量子力学的にもこれは科学的に判明していることなのです。
ですから、すごく敏感な人・・・高圧線や電磁波の害にしてもざまざまな症状 (頭痛やめまいなどなど)もそうです。
自然の大いなる癒しの力
わたしたちの目にはみえませんが、確実に身体には影響を受けています。
それももう科学的に「エビデンス」がある。・・・ということですよね。
ドイツの自然療法士の先生と話す機会があったのですが、先に「経験」がきてその後、「エビデンス」が来ます。
いままでわたしたちが漠然と思っていたこと、知っていたこと、それが科学的に証明されている。そういう視点を常にもっておくことは大切だと思います。
そして自然の大いなる癒しの力を信じること、自分のもつ癒しの力も信じること、それが一番大切なのではないかなとわたしは感じます。
さて水晶の結晶が放つ動きや周波数というのは、実は、現代のレーザーおよび情報技術において今日広く使用されています。
「水晶」「働き」などでネット検索してみると、スピ系のホームページではなく数多くの工業用の会社がヒットするはずです。
それらの会社の説明を読んでも、石のもつ働きって、やっぱりすごいと納得されるでしょう。
水晶はラジオやテレビ技術の周波数を保持します。
わたしたちが毎日、携帯で話ができるのも、テレビやネットをみれるのも。このコラムを読んでいただけるのも、実は、石のおかげだったりするのです。
そう考えると、石のパワーって・・・実はそばにあるんだ!と思いませんか?
さて、ある種類の鉱物の放射している振動派は、「身体の細胞」と同じ周波数領域にあります。
ですから、その石によって癒しが働く部分、使い方が異なるのです。
石の歴史を見ても、どの文化でも「聖なる」儀式などで使われてきました。
それはそのパワーを理解していたからでしょう。
さて、わたしがテーマにしている中世の修道女・聖ヒルデガルトは、「石」についての癒しにものべていまいした。中世の修道女だったヒルデガルトは、類い稀な活躍をした女性です。
そのスピリチュラルな能力が開花したのは42歳と3ヶ月の時。
神からの啓示をうけて・・・自然の癒しについての本を書きました。
これは教会史上、ドイツでははじめて女性が文章を書くことが正式に認められました。
女性の精神性は40代から高まっていくのだということを、そして多くの人にヒルデガルトのエネルギーが降り注いでいるのだと感じます。
この石の働きが、実は現代の鉱物学とリンクすることもあり、そういった面でもヒルデガルトというひとは「観る」力のあったひとなんだなぁと感じます。
ヒルデガルトが石に癒しの力が宿るのは、その石が生まれた環境にあるといっています。
たとえば、状況 火山のなか、海、川、時間 早朝、緑が香るお昼、月食の月が世界に飽き飽きしたときに・・・などと独特の表現で書かれています。
天気、太陽がかがやいている、霧がかかっているなどなど。
そして、それらの地球の大気のエネルギーを石は宿しているという考えなのです。
これらはヒルデガルトの残した書籍「自然学;Physicsa]の「石の章」に書かれています。
日本語にも訳されていますので、本を手にとって、読んでみてくださいね。
さて、ヒルデガルトがのべた石の力についてはおもに23種類の石についての説明がなされています。
お家で石の癒しを体験
その中でも生活に使いやすいのが、また比較的手に入りやすいのが、アメジスト、水晶ではないでしょうか?
どちらもケイ素のグループなんです。同じ仲間です。
アメジストは女性の味方!ヒルデガルトはとくに、アメジストの力については、美肌、虫刺され、しみをとる、など記載しています。
では、どうやって?
たとえば・・・
肌・皮膚の腫れや傷みを助ける → 唾液で湿らせてマッサージします。石をお湯にいれて洗顔します。
虫刺され → 石を唾液を湿らせてこすります。
シラミ・マダニ → 石を持ちあるくことで予防します。
などがあります。
アメジストウォーターやオイルなどは、わたしもハーブレッスンの時などに作ったりしますが、まずは気軽に、お水に一晩浸けておいて、それで洗顔したり、マッサージしたり。。。と試してみてください。
また今月発売のveggy (ベジィ) vol.62 にも宝石療法が詳しく載っています!
そして3月に、あたらしいヒルデガルトのレシピ本を出版することになりました。
ヒルデガルトのレシピ本
本の内容は、ヨーロッパ自然療法の根幹を築いたといわれるドイツ修道女 ヒルデガルトの療法をベースに、ヒルデガルト的なスパイスの使い方や、4体液質別にみる食養生などについて、ドイツと自然療法について、またヒルデガルトの薬草や宝石のこともわかる辞典付きです。
ヒルデガルトの自然学は読むのがけっこう難しく、実践するのも簡単。。。とはいえないのですが、この本では、生活の中で、ヒルデガルトの教えを理解し、4体液質から、体質や食べ物の影響などをひもとき、薬草をどのように使うのかをわかりやすく説明しています。
ほとんどがカラーの本なので、多くの写真をみながら、実際に作ることができ、ドイツを旅しているような気持ちで、またヒルデガルトという女性の生き方や視点を理解出来ます。
ドイツでの自然との暮らしにも触れていただるように、祈りをこめて(今、)作っている最中です。
わがやのホームステイがご縁となったベジタリアン料理家のMaiさんにも協力していただきました。(彼女はレシピなど)
ドイツ薬草療法の知恵 聖ヒルデガルトのヒーリングレシピ (veggy Books)
※自然療法のお手当て:ヒルデガルト「緑の薬箱」セットはいかがで
https://www.hildegardfamilie.com/beauty-healthy-kit
ヒルデガルトファミリエというサイトができました。家庭で実践できるヒルデガルトの自然療法キットなどを紹介しています。
→ https://www.hildegardfamilie.com/
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森 Wenzel 明華(もり ウェンツェル さやか)
著書「ハーブ療法の母ヒルデガルトの家庭でできるドイツ自然療法」(BABジャパン)「ホメオパシーってなぁに?」(ホメオパシー出版 )
「誰でも家庭でできる自然療法」がテーマです。持ち前の好奇心と行動力でドイツでは、自然と共に生きています。家庭で自然療法や手作りの暮らしを実践しながら、自然からの癒しを探求しています。
毎日の暮らしのブログ⇒ ドイツの森 自然療法でハッピーに!
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日本帰国時には、「笑いがいっぱい」な自然療法や自然と共に生きるセミナーを各地で開催しています。
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養生ラボ編集部です。インタビュー取材、連載コラム編集など。