「体の不調」の原因は「腸の不調」腸内環境改善

断食博士の甲田先生は「宿便」が原因で色々な病気が起きていると言います。

宿便がたまると、異常発酵(腐敗)して、毒素やガスは腸壁から吸収されて、全身を回り、頭痛・肩コリ・めまい・疲れなどさまざまな症状が起こる。

自分の経験で言うと「宿便」の定義は難しいですし、まだわからないところです。

宿便について詳しくはこちらから⇒【検証】宿便なんて本当は存在しない?

ただ断食や半日断食をすることによって体の調子が良くなっているのは、自分の体験であるので「宿便」にとらわれずとも、内臓を休めて体の中を綺麗にしていくなど他にもありますので良いと思います。


汚れた腸が病気をつくる―腸をクリーンにする究極的方法

最近読んだこの本も腸の話でして、この本に載っていた写真を見ると腸の浄化プログラムで実際に出てきた便がありますが、かなりショッキングな写真です。

柔らかなゼリー状のものから、タイヤのゴムのようなもの、透明なものからコールタールのように真っ黒なもの、破片のように短いものから1メートル以上のロープのように長いものまで実に多様多種で、猛烈な腐敗臭がするみたいです。

排泄物が腸の形まんまのものもあるらしいです。

こんなのが腸の中に溜まっていれば、そりゃ病気になりますよね。

232325

「体の不調」の原因は「腸の不調」

この本の中に排便が10日から18日ごとに一度という女性の方がおり、その方は生理不順、慢性頭痛、肩こりなどに悩まされていて、そこで腸の手入れをしたところ1日に1回排便がでるようになり、3ヶ月後には悩んでいた症状も無くなっていたのです。

テレビは家になくて普段は見ないのですが、実家に帰った時などは見たりします。その時に『たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学』で松本明子さんがでていて38年来の便秘で悩んでいたそうで、やはり体の調子はかなり悪かったそうです。

松本明子さんを順天堂医院で教授の小林先生が指導して、便秘も治り体の不調もなくなったと語られていました。

その時の指導法は発酵食品を食べる、ウォーキング、腸マッサージなどでした。

ただ、僕なんかは昔から便秘になった事が無くて排便は毎日2~3回はきっちり出るくらいに出ていて、多い時には4、5回くらい出ていました。

それでも、今と比べれば体の調子は悪かったです。

先ほどの本でおもしろいことが書いてあったので引用していきます。

私がシカゴの州立医科大学に通っていた期間に、三00体もの病理解剖が行われました。

その人たちの生前の病歴を見ると二八五人が「便通は正常で便秘はしていない」と称しており、「便秘している」と認めていたのは一五人だけでした。

ところが解剖の結果、事実はその逆だと判明したのです。便秘でなかったのはわずか一七人、便秘だったのは二八三人。

その二八三人の病歴には「日に排便が五、六回もある」と書かれているのもありましたが、それでも解剖では六人の腸が直径二0センチ以上にもふくらみ、非常に長い間の宿便が腸壁にびっしりこびりついていたのです(一人の場合はなんとピーナッツが混ざっていた)。

つまり、医師のところへやってくる大多数の患者は自分が便秘しているかどうかもわかっていないということになるのです。

これを見るとやっぱり宿便はあるんだ!と思ってしまいます。

ただ腸の壁は新陳代謝によってはがれ落ちていますし、腸管の粘膜は3日に1度くらいの割合で生まれ変わるので、腸管や腸壁に便が長年こびりつくことはないと甲田先生も言っています。(それでも宿便はあると言っています)

344336

この本に書いてある腸壁にこびりついていたのはまだ新陳代謝がおこなわれる前に残っていたものだと思います。

そう考えるとやはり宿便というのはないのかなと、、ではなぜ少食や断食で体の調子が良くなるのでしょうか。

先ほどの小林先生によると何日出ないかということよりも体からきちんと全部出て行ったかどうかの方が重要だとも言っていました。

それを踏まえて考えると、自分は毎日排便が多いくらいに出ていたのだけど、それでも全部は出てなくて便が溜まっていき、もしかしたら便秘だったのかもしれません。

その溜まっていた便が断食・少食あるいは食の改善によってちゃんとでていくようになったので体の調子も良くなったのかな?と思います。

これはわかんないところなので、甲田先生が定義している様な宿便は本当にあるのかもしれません。

断食指導もやられている三浦直樹先生に宿便について聞いたところ「宿便という考え方もなかなか難しくて、医者が内視鏡を入れても写らないないんですよね。小腸のどこにあるかっていうのが微妙なところなんですが。小腸のことは最近でこそ飲むカプセルの内視鏡がでてきたりしていますが、洞察はまだこれからなのかなと思います。」とおっしゃっていましたので。

まだわからないところもあるという事ですね。

ただ宿便にとらわれすぎてもどうかなとも思いますし、断食・少食などを実行し、まずはやはり腸内環境を良くしていくのが良いですね、腸内環境を良くするには、まずは食の改善、特に発酵食品が良いと思います。味噌を筆頭に日本ならではの発酵食品がベストかなと。

それに加えて運動も必要だと思います。

【保存版】ファスティング、断食の効能、効果のまとめ①
そもそも何で断食をするのか?断食の最大の目的とは・・・。 ※「断食」=「拒食」とは違います。 まずはじめに食を断つという...

腸の働きが健全な人は、少食にすると便通はよくなります。しかし、腸に問題がある人は、
少食にするとかえって便秘になる場合があります。

それでも、少食を続けていくことで腸の問題も改善されるのですが、そうなるまでの期間、下剤や便秘薬を使うのは注意が必要です。

なぜなら排泄のメカニズムは非常にデリケートで狂いやすく、いったんおかしくなると元に戻るまで数週間~何ヶ月かかったりすることもあるみたいです。

使うなら前に書いた⇒ 便秘の方は超必見。スイマグとは?効果&飲み方 を使うのがいいですね。(僕は使ったことはないです)

※【LINE公式限定】情報盛りだくさん!友達追加よろしくです。

友だち追加数

「体の不調」の原因は「腸の不調」腸内環境改善
この記事をお届けした
養生ラボの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
トップへ戻る