【前回の記事】
医者いらずの療法その④筋トレ
「老化」と「若返り」の最大のポイントは、成長ホルモン!?
筋肉をつけると、成長ホルモンの分泌が活性化され、「老化予防」「アンチエイジング」につながる!
その理由とは・・・
下半身の筋肉から、マイオカインという若返りホルモンが分泌されていることが研究で分かったそうです。
このマイオカインは、“成長ホルモン”と似た働きがあるそうで、成長ホルモンと同じく、脂肪を分解してくれたり、糖の代謝を活発にしてくれたり脂肪燃焼能力もスゴイとのことです。
このマイオカインは、筋肉の中でも大筋群(比較的大きな筋肉)から分泌されるらしく、お腹、お尻、太股、ふくらはぎなど、下肢の筋力トレーニングが有効だと言われています。
※最初のマイオカインは2003年に発見され現在(2016年3月)までに50種類以上ものマイオカインが発見されたそうです。
マイオカインってなに?驚くべき効果、効能
マイオカインというのは、骨格筋が産生する数種類のホルモンの総称のこと。代謝や炎症などに働きをかける重要なホルモン。
①筋肉や骨の形成や再生
②抗炎症作用
③糖質や脂質の代謝への関与
④心筋細胞や血管内皮細胞の保護など。
さらに、筋肉、とくに下半身の筋肉を鍛えることで
⑤脂肪、血糖値が下がる
⑥動脈硬化の防止
⑦血圧を下げる(高血圧予防)
⑧肥満の予防、改善
⑨認知症、
⑩ガンにも効果がある
⑪免疫力を上げる
⑫活性酸素の除去
⑫骨粗しょう症の予防や改善
⑬もちろんダイエットにも!
効率的にマイオカインを大量分泌!
成長ホルモンは脳から分泌されるのに対して、“マイオカイン”は筋肉からのみ分泌されるホルモン。
しかも、下半身に”4か月以内”に、新しくできた筋肉を使うことでしか分泌できないと言われています。
なので下半身の筋トレを毎日少しずつでも継続することが大切です。
人間の血液は重力の影響で、70%が下半身に集まっていると言われるほど大事です。
それゆえ昔からふくらはぎは「第二の心臓」と言われているんですね。
いつまでも若くありたい、健康でいたければ、下半身の筋肉を鍛えることがポイントです。
よく効くトレーニング方法
基本中の基本と言われるのはやはり
①ウォーキング・・・毎日「8000歩/20分の速歩き」が一番効果的だと言われています。
これは東京都健康長寿医療センター研究所 老化制御研究チーム副部長・運動科学研究室長の青柳幸利さんの研究での結果です。
研究は東京都健康長寿医療センター研究所(東京都板橋区)が実施。群馬県中之条町に住む65歳以上の高齢者5000人(重篤な認知症や寝たきりの人を除く)を対象に、2000年から15年以上にわたり、運動量と病気の発症率の関係を調べた。
結果、1日の歩数や中強度活動(速歩き)時間が増すごとに有病率が低くなることが判明。身体活動計を装着した500人を対象にした調査では、「1日7000歩以上・速歩き15分以上」を満たした人で認知症の発症がゼロとなるなど、さまざまな実証データが得られた。
私の両親もそうですが、毎日2~3時間歩いてると自慢してきますが、ただたくさん歩けばいいということではないようです。
もちろん人それぞれ違いはあるので一概には言えませんが、逆に歩きすぎて引き起こす健康被害もあるそうです。
何でもTOO MUCHはよくないということです。量より質が大事です。
②スクワット
③ももあげ運動
④カーフレイズ
⑤下肢のアイソメトリクスなどなど
ちなみに私も下半身の筋肉、骨盤底筋や丹田は意識しています。
二の腕の脂肪など気になるところは沢山ありますが、 仰向けになっての骨盤引き締め体操とアイソメトリクス などはできれば毎日欠かさずやるようにしています。
疲れたときやサボりたいときはサボりますが。
他の筋トレメニューもプラスしてやるときもありますが基本は毎日少しずつ無理せずをテーマに続けれることだけ実践しています。
筋トレではないですが・・
足首の不調は「万病の元」 冷え症などにも効果ある「毛管運動」
骨盤矯正に最適、別名「安産の秘法」とも呼ばれてる運動「合掌合蹠運動」
↑この二つの体操はかなり私はオススメです。
妊娠中も大体やってました。 そのおかげか有難いことにつわりなども一切無く、むくみや腰痛などといったマイナートラブルは全くといっていいほどありませんでした。
※つわりがなかったのは、筋トレだけではなく、体操なり食事法が功を奏したと思います。
顔の筋肉(表情筋)も年を重ねるにつれて、今後更に重要だと感じてくると思うので、日々顔の筋トレもしています。
しわしわになったり、疲れた顔になったり、背筋が曲がったり、多少ぽっちゃりでも、おばさん体型は避けたいですからね。 引き締めるとこは引き締め無理なくキレイでいたいものです。
そのために、私自身もちょっとした筋トレは続けていきたいと思ってます。
皆さんも自分に合った方法で、下半身を鍛えるため無理せず毎日続けていきましょう。
こちらに続きます:東洋に古来から伝わる養生の秘伝は「長い息は、長生き」
【参考文献】
3日食べなきゃ、7割治る! 船瀬俊介(著)
高血圧の9割は「脚」で下がる! (青春新書インテリジェンス) 石原結實(著)
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養生ラボ(YOUJOーLabo)創設者。
愛知県生まれ。たまに美容師。断食でアレルギーも完治、脱ステロイド、断薬達成。
楽しく生きるをモットーに、断食や養生法も取り入れシンプルライフスタイルを目指す。